第五十四話 ダンジョン捜索
急遽ギルドから呼び出しを食らったフィズとセシリアは、夜だと言うのに騒がしいギルドのカウンターでいつものお姉さんから事情を説明されていた。
「ダンジョンで行方不明ですか?」
「ええ…初心者から中級者のパーティなんですが、数名が帰還していません。あまり深く潜っていないと思うんのですが…」
「このダンジョンって、前にスタンピートが起こった場所の近くですよね?」
「そうなんです。先のダンジョンは現在封鎖中で、今回のダンジョンへ冒険者が集中しているんです。ちょっと特殊なダンジョンなんですが、その分、リターンが良いんですよね…」
「へえ…どんなダンジョンなの?」
「それが…」
・・・
・・
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「ここがそのダンジョンね…もう朝なのに、かなり不気味な感じがするわね…フィズ、ちょっと離れないでね」
「大丈夫か?ちょっと震えてないか?」
「そ、そんな事無いわ!?ね、ライオ!」
「うえッ?!そうですね!武者震いって奴じゃ無いですか?」
「あー、ライオ君にまで抱き着いて…セシリアさんは怖がりなんですね?」
「ん、確かに空き家でも怖がってたもん」
シャナとルルをお留守番させて、残りのメンバーでダンジョンへとやって来た。仕事終わりのライオ君、サキュに、スーに状況を説明しに家に帰った僕は、皆に仮眠を取らせると朝焼けの眩しいダンジョンの前に立っていた。
「朝なのに嫌な雰囲気だな…」
「うう…本当に入るの?他のパーティにお願いしましょうよ?」
「まだそんな事言ってる…、さあ行くよ。みんなを助けに行かないと」
「うう、、、だって幽霊ダンジョン何でしょ!?なんでそんな所に行かないといけない訳!?ライオもイヤよね?!」
「う…お、俺はダイジョウブデスヨ…」
「はいはい。二人とも置いて行くぞ~」
お化けの出るダンジョンに怖がる二人を置いて、僕らはダンジョンへと入って行った。あとでセシリアにポカポカ殴られながら怒られたが、致し方あるまい。
「で、幽霊ってどんな魔物なのよ!サキュ!索敵して頂戴!」
「は~い♪…えーっとですね…サーチに引っ掛かるのはミイラ男、ゾンビ犬くらいですね」
「そ、そうなの?!幽霊って言うからお化けみたいな魔物が多いのかと思ったけど、それなら大丈夫そうね」
一気に元気を取り戻したセシリアは、大剣を握りしめると、先程までの鬱憤を晴らすかの如く、魔物を薙ぎ倒していく。次々に遭遇する魔物をみんなで協力して倒すと、下の階層へ続く道を見つけた。
「で、なんでこんな事になっているのよ」
「さ、さあ…ダンジョンがおかしくなったのかな?」
道を進んだ先に見えてきたのは、ドロドロとしたスライムが、溶けたように辺り一面を覆っている光景だった。
ダンジョンの通路は滴り落ちる粘液で汚れ、壁や地面が殆ど見えない。
「特にこれに害は無いようですが…ブょブよしてて気持ち悪いですね…」
「あれ?あの辺りに何か有りますよ!」
「ん?人間?」
スライム状の液体を踏みしめながら、奥へと進んだ先に、ライオ君が見つけたのは、スライムに包まれた冒険者達であった。息はあるものの、酷く衰弱していた為、ライオ君はすぐに彼らを癒した。
「この人達が行方不明になった冒険者ですかね?」
「ああ、多分な。しかし、スライムに囚われているって事はやっぱり魔物の仕業か」
「そうですね。このネバネバのスライムから魔力を感じますし、囚われていた人達は全員魔力切れを起こしているみたいですよ?」
ライオ君が癒した人達をサキュが順に調べていく。目立った外傷は無いがみなぐったりとしており、ライオ君の回復では余り効果が無いようだ。
「魔力不足ならフィズの魔力液で回復するんじゃないかしら!」
「いや。そうかもしれないけど流石にね?!魔力が回復して助かったと思ったら、目の前にちんちん丸出しの変態が居るなんてトラウマだろ?!」
「ん、絶対誤解を生む…」
「だろ?!そういう訳だからサキュ、出番だぞ!」
「え?私?」
「そう。ほら、さっさと魔力ポーションを作ってよ。レベルアップで出来るようになってるだろ?」
「あ!」
~サキュ レベルアップ~
種族:サキュバスLv4(低級)New!
名前:サキュ
年齢:不明
状態:健康、従属(セシリア > フィズ)
装備:猫耳、バトルメイド服、猫の尻尾
スキル:魅了、性奴隷化、ポーション作成(媚薬、魔力)New!、変化
エナジードレイン、サーチ、支配者
サーチ:周囲の人間や魔物を索敵する。範囲小、精液貯蓄量表示
支配者:それは新たな生の始まり。支配下に置き、完全に命令に従わせる。魔力を全てを使用する
「でも、材料が…」
「材料ならそこに居るだろ?ムードもへったくれも無くて悪いけど、頑張ってくれるよな、ライオ君!」
「へ?!頑張る?俺ですか?」
魔力ポーション:サキュの淫汁と男性の新鮮な精液が必要(魔力液でも代用可能)
「ええ!?新鮮な精液が必要って…どんな回復役ですか!?」
「まあ、サキュバスのスキルだからな。じゃあ、サキュさくっとやっちゃってくれ♪」
「ハーイ♡ライオ君、人助けだと思ってさ♡一杯搾り取ってあげるね♡」
「はうッ♡」
そうして、サキュの手ほどきによって無事に?合体を果たした2人は、肉欲のままに体を重ねあった。
その結果、ポーションの材料は難なく確保されたが、隣で周囲を警戒しているセシリアやスーも、気持ち良さそうな2人の姿に足をすり合わせたり、モジモジとして切ない様子だ。
「サキュ。悪いが早速魔力ポーションを作っくれるかな」
「は、ハァぃ…ん、えぃっ!」
「おお!」
気だるそうな体で両手を腹部に当てるサキュは、スキルを発動して射精された精液と自分の淫汁を素にポーションを作成した。
抽出されたポーションを受け取ると、僕達はそれを倒れた冒険者達に飲ませた。




