第三十六話 破瓜
スキュラ率いる海賊のスタンピートを、頭目であるスキュラ自身をサキュが支配したことで収めた一行。スキュラの船に乗り誰にも邪魔されない海底へと移動した。巻き込まれたシャナには悪いが、秘密の保持を確約するため、少女の希望に沿って彼女を従属化するのだった。
覚悟はしている様だがこれから起こる事を想像しているのだろう、緊張で震えるシャナの気持ちを和らげようと生まれたままの姿の彼女を抱きしめた。
温かい体温が2人の間で熱を持つ。僕はシャナの耳元に顔を埋め、首筋から徐々に顔のラインに沿って唇を這わす。正面に彼女を捉えると、キュッと閉じた唇に優しく触れる。柔らかくハリのある小さな唇に口づけ、啄むように唇を重ねた。
んっ…
可愛らしい声が溢れ口が弛緩すると、強めに口を重ね合わせ、開いた口唇を舌で解きほぐす。甘い小さな舌を愛撫しながら唾液を交わし合う。
男性とのキスや絡め合う激しいキスも初めてだろう。それでも懸命に舌を絡ませ唾液を貪るシャナ。口から溢れそうな唾液を嚥下させると、何とも言えない背徳感に襲われた。
「シャナ、本当に良いんだな?」
「んぁ、ハイ…♡」
幼い体に体を擦り合わせ、お互いの興奮を高め合う。熱い吐息が洩れ、口づけが激しくなると、拘束具が僕の性欲を魔力へと変換し始めた。
ゆっくりと溜まった魔力をシャナ腹に表れた誓約に注ぎ込む。熱い波がシャナの下腹部を刺激したのか、初めての刺激に驚いたのか、足を伝う液体が床を濡らしていた。
一方で、シャナは多幸感を体いっぱいに感じていた。
…これがセシリアさんの教えてくれた愛なのかな…凄く幸せな気分だな…
シャナは幸福感に満たされながら、その場で意識を手放した。




