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魔力ゼロの勇者 〜最弱勇者の最強育成に必要なのは僕との繋がり〜  作者: アオネコ


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第三十一話 潮の味 

 息抜きにに南の海を訪れたフィズ達は、宿屋のプライベートビーチを堪能していた。フィズとセシリアは早速日焼けを楽しみながら愛を深め合った。


 一方、先に海へと駆け込んでいたサキュとライオ君は、初めての海に興奮していた。磯の匂いもしょっぱい味も新鮮だった。初めて着た水着姿もエッチ過ぎた。


 俺の水着はフィズさんのと同じような競泳タイプだったが、白い小さな生地で前がもっこりとして傍から見ても形がくっきり分かってしまう程だ。窮屈な水着に慣れずに歩いていると、


「もう、もっと速く歩いてよ!」

「いや、そんな事言われてもさ///」


 そう言って俺の前を歩くサキュちゃんは、丸く切り抜かれた水着からはみ出るお尻の割れ目が丸見えなのだ。それに、こっちを振り向いた彼女の大きな胸も、殆ど隠れておらず、肩から首に掛かった紐の様な水着では、大きな揺れを抑えられず、動きに合わせ上下左右に揺れている。


 二人とも、誰も居ない開放的な海で、エロい恰好をしているので、普段よりも大胆になり、お互いの体を引き寄せ合い体を重ね合った。


 海の中で、サキュちゃんにこってりと搾り取られた後は、暫く海に浮かび二人でぼんやりと空を見上げていた。青い空が何処までも高く気持ちが良かった。


「おーい!サキュ、ライオ君ー!」

「はい。何です?」

「スイカ割りしないか?」


 そう言ってまん丸のスイカと棒を手に、ニコリと笑うのだった。


「へえー準備が良いわね♪」

「ああ、シャナちゃんに用意して貰ったんだ。今日は、シャナちゃんも参加するからな」

「へ?あの子も?こんな水着姿を見せるのはどうなのかしら…」

「ん?気にするなよ?それに、さっきから僕たちの様子を岩陰から見てた見たいだし…」

「え?見てたの?しかも分かっててそのままにしたって訳?」

「駄目だったか?そういうお年頃なんだろ?見るくらいお駄賃替わりに良いじゃないか?」

「はあ…貴方って人は…まあ、強制した訳じゃ無いしね…」

「そうそう、お、準備出来た見たい。行くぞ?」


 砂浜には麦わら帽子を被ったワンピースのシャナちゃんが、顔を赤くして待っていた。熱い日差しの所為だけでは無いほど、赤い顔を前髪で隠しながら、


「きょ、今日はお誘いありがとうございます…」

「ええ…大丈夫?」

「ひゃ、ひゃい///大丈夫です///」

「よし!じゃあ目隠しして、この棒を持ったら3回くらい回ってから叩き割ってな」

「ハイハーイ!私一番にやりたいです!」

「お、じゃあサキュ、行ってみろ」

「ハイ!」


 一番乗りのサキュは、ぐるぐる回ると、ふらふらと千鳥足で歩き、スイカの横を掠めて叩いた。続くライオ君は漁って方向に進み、棒を振る前に倒れて退場した。3番目はシャナちゃんだ。よたよたとスイカまで歩くとポスッとスイカに命中したが、傷がつくだけだった。


「じゃあセシリアどうぞ!」

「任せなさい!粉々にして見せるわ!」

 

 粉々は不味いのだがやる気満々な彼女は、くるくると素早い足さばきで3回廻ると、体幹を活かして真っ直ぐに歩いた。砂に足を取られる事も無く、スイカまで辿り着くと、


「ここよ!はあッ!!!」


 バヂンッと大きな音を立ててスイカが四散した。流石はセシリア、目隠しでのお散歩が良い修練になったようで、スイカの中心を棒がしっかりと捉えていた。流石に手加減したようで、程よく割れたスイカをみんなで食べながら、


「シャナちゃん、よく当てたね♪」

「あ、うん///」


 恥ずかしそうに顔を逸らしているが、髪の毛で隠れた目はどうやら僕たちの体を見ている様だ。流石に女将さんの子供に手は出さないが、


「シャナちゃんは、よくお手伝いするのか?」

「うん…」

「へえ、偉いわね。遊びに行ったりしたいんじゃないの?」

「あ…うーん…私、暗いってみんなから馬鹿にされるから…」

「え?そんな…あ、前髪を上げたらどうですか?」

「え?」


 サキュの提案に驚くシャナちゃんだったが、


「そうね、印象が変わるんじゃないかしら、ほら?」

「ひゃッ?!は、恥ずかしいです///」


 ピンで髪を止めると、大きな目と可愛い顔が覗いていた。


「そんな事無いわよ?可愛い目をしてるじゃない♪ねえ?」

「おう、そうだな。顔をよく見える様にすると、随分と可愛いと思うぞ?」

「そうですね♪隠しちゃうのは勿体ないですよ」


 僕やライオ君にも言われたシャナちゃんは、もじもじと恥ずかし様だが満更でも無い様だ。しかも、髪越しでは無く、しっかりと僕やライオ君の水着姿を見ているようで、耳まで赤くなっていた。


「み、皆さんは恥ずかしくないんですか?そ、そんな水着、エッチ過ぎます///」

「ま、まあ、こんな格好で人前に出るのはダメよ?でも、私達は仲間だし、恋人同士みたいなものだから///ね?」

「そうなんですね///勉強になります///」

「女将さんには内緒ね?」

「はい///でも、ここに来る人達って結構大胆な人が多いですから、お母さんも分かってて離れを用意したんだと思いますよ?」

「そうだったのね///貴方、これまでもそういう人達を覗いたことが?」

「あ///その、はい///」

「おませさんなんですね?」

「えへへへ///」


 スイカを食べ終えると、浅瀬でシャナを交えてみんなで遊んだ。その後も日が沈むまで海に入ってはシャナちゃんにバレない様に、岩陰や海中で悪戯をしてはドキドキを楽しんだのだった。


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