第十三話 淫魔の調教
サキュバスを探して居たフィズ達は、隣町での行方不明事件の調査を開始した。その結果、怪しい赤髪の女性と接触する事となり、その正体がサキュバスであることが判明した。
床に転がり白目を向いてアヘ顔を晒す赤髪のサキュバス。土下座スタイルで尻だけ持ち上げているが、雷撃で打ち抜かれぷすぷすと煙を上げている。
失神したサキュバスをどうしたものかと考えていると、屋敷の扉が勢いよく開き、少女が鬼神の如く迫って来た。
「フィズ!大丈夫!?今サキュバスをぶっ飛ばすわね。さあ、あの女は何処!?」
目を血走りながら、殺気ムンムンで大剣を構えるセシリアに、僕は手でちょんちょん↓↓と合図する。セシリアの視界にも哀れな姿でイキ果てたサキュバスが見えたのだろう、
「はえ?!だってあなた、ふらふらと従順に着いて行ったじゃない…てっきり魅了されたのかと…」
「まさか一発で釣れるとは思ってなかったけど、用心して『クリーン』を全身に発動しておいたからね。魅了も何も効かないよ。心配してくれてありがとう♪」
「はあ~、最初に教えてよね。まったく心臓に悪いわよ…で、いったいどういう経緯でこうなった訳?」
セシリアは失神しているサキュバスを指差しながら、ジト目で説明を求めて来た。
「いや~、流石に魅了に掛からないとは言え、そういう芝居をしないと正体を現さないかと思ってさ。でも急に全裸になって僕を誘惑してきてさ…でも、セシリアの事を考えてぐっと我慢したんだ///頑張っただろ?」
「ぐッ…最後のが無ければ、フィズの尻にこの大剣を突き刺していた気がするわ…」
「は、ははは…命大事にでお願いします…」
「貴方の頑張り次第ね…それで?このサキュバスをこれからどうするのかしら?」
「ん?ああ、それはね…」
もっと、もっと魔力を頂戴♡
そんなに焦らなくてもたっぷりあるよ♡
ん…?何だか凄く幸せそうな声がする…気持ちよさそう…こっちまで疼いちゃうよ…あれ?そう言えば私って何をしてたんだっけ…可愛い男の子を捕まえて…
「…はッ!?…」
「ん?ああ、起きた?体調はどう?」
「体調って?はうん♡何この魔道具はっ♡あん♡」
「ああ、それ?気持ち良さそうに伸びてたからさ。もっと気持ちよくしてあげようかと思ってね」
「誰がッ、んんッ♡気持ちよくなんかぁあぁッ♡♡♡」
「そう?体がビクビクして腰までヘコヘコシちゃってさ」
壁に貼り付けにされたサキュバスは身悶えし絶頂を繰り返していた。
なんで?人間ごときにサキュバスである私が簡単にイカせられるなんて?!?!?
彼女の体は大の字に固定され、ロープで天井から吊るされていた。辛うじてつま先が地面に着くか着かないかの高さで、踏ん張りも効かないし、背中の羽も力が出ない。両の手首足首には枷が嵌められ、僅かな痛みを感じる程度に拘束されていた。
加えて、体には至る所に振動する棒が括りつけられており、激しく振動する刺激にサキュバスは軽く絶頂した。
「はは、気に入ったみたいだね。不思議だろ?そんなに簡単に絶頂しちゃうなんて…コレ、見覚えあるよね?」
目の前で、ベッドに座り、エルフの女を背面座位で犯している男は、小さな小瓶を私に見せて来た。知らないはずが無い。その小瓶も、中の液体も、その強力な効果も…
「い、淫欲の香水?」
「正解ッ!っと、せ、セシリア?今説明を…」
火が付いたようにセシリアは僕を興奮させようとあの手、この手で攻めて来る。変換された魔力を勇者紋に注ぎながら、セシリアを愛でていると、
「良いな…ハッ!?そうじゃないッ、くっ、こ、この拘束を解けっ、それにこの魔道具も外せ!」
「まぁ、まぁ、もう少しそこで見学しててよ。セシリアも君に見られてるせいか、興奮してるんだ。その証拠に…」
セシリアを抱きしめキスをすると、たったそれだけで彼女も身を悶えさせた。セクシーな姿に僕の中の魔力ゲージがぐんぐんと上昇していく。愛を確かめ合うような僕らの行為に、
「凄くエッチだ…はっ!」
「なっ?凄いだろ。さぞサキュバスには辛いんじゃないか?」
「くっ……!!」
どうして知っているの?!私達サキュバスが男女の愛に弱い事に!
「弱点なんだろ?サキュバスはこうやって深まり合う愛情が欲しいんだろ?」
「くっ、そ、それを知ったとしてどうだって言うの。そんなの魅了さえ使えば簡単にあつまるもん!」
口ではそう言うが、実はこれが一番難しい。何せ最高ランクの感情(サキュバス内のランキングでは)とは、愛の結晶なのだ。
魅了して男女を強制的にラブラブしたとしても出来上がるのは低級のゴミ。うっすぃ質の悪い愛情を幾ら集めても、今目の前で空気中に溢れ出ている愛情には到底及ばないのだ。
そんな貴重な愛情を放つ2人の行為は、喉から手が出てるくらい手に入れたい物なのだ。そんな私に男は、
「もし…」
「…」
「もし僕達の仲間になるなら…」
「なるなら…?」
「僕らの愛情をたっぷりあげるよ?」
「…ゴクっ…ふ、ふん!そんな、お前達の愛なんて欲しくも…」
私は虚勢は張って断ろうとしたのだが、目の前でイチャイチャする二人の行為に目を奪われてしまう。手を伸ばせば届く位で放出され続ける愛情。
あとちょっとで愛を取り込めるといった所で、ガシッと体を押さえつけられお預けをくらう。私を抑えた悪魔が囁く声に耳を傾ければ、
「で?どうする?僕達と契約する気になった?」
「は、はやく…」
「んん?」
「早く契約をしろ!はやぐっ♡♡♡」
「ああ、立場が分かってないのかな?お・願・いしてごらん♪」
「あ、、ああ、、、お、お願いしましゅ…わたしを、わだじをげぼぐにしてください゛。ご主人様ぁあぁあ♡♡♡」
「良く出来たね」
そう言うと、いつの間にか自分の足で立っていたエルフが私の目の前に仁王立ちになると、
「契約成立ね♡♡♡」
「おぐっ?!んぐっ!?」
エルフが私の頭の角を握り、へたり込んだ私を軽々と持ち上げると、唇を奪われた。それも、二人によって、愛情の間に挟まれて私の体はとても満たされ、幸せだった。
~従属契約 サキュバス~
状態:成立。従属状態
条件:定期的な勇者の愛情の摂取。及び、従属状態を希望する事
「上手くいったか?」
「ええ。この子は私の使い魔になった様よ。ほら…」
~サキュバス ステータス~
種族:サキュバス(低級)
名前:不明
年齢:不明
状態:健康、従属(セシリア > フィズ)
スキル:魅了、性奴隷化、ポーション作成(媚薬)、変化
「完璧だね。でもまさかレベルアップの効果が従属化って、勇者の風上にも置けない所業だよね」
「べ、別に私が望んでそうなった訳じゃないのよ?!ほんと、女神様には困っちゃうわ…」
サキュバスを拘束した後、彼女が目覚めるまでの間に、溜まりまくった魔力をセシリアに注ぎ込んだ。そのお陰でレベルアップしたのだが、
~セシリア レベルアップ~
性別:女性 (年齢:113歳)
職業:勇者 (称号:最弱)
Lv4 → Lv5
体力 30 → 35
魔力 12/12 → 15/15
力 27 → 32
硬さ 16 → 21
素早さ 16 → 19
器用さ 10 → 11
スキル
『ソニックブレイド』魔力1
『アンガーストライク』魔力3
『ガードカウンター』魔力2
勇者スキル
マジックバック
従属化 New!
「まあ、時には人や魔物を使役して戦わせたり、戦力を強化したり…勇者って結構後ろ暗い職業だしね」
「もう、人聞きの悪い言い方してるでしょ?そういうフィズはどうなのよ?レベルアップしてたでしょ?」
「え、僕?僕は普通だよ…ほら」
~フィズ レベルアップ~
性別:男性 (年齢:0歳※見た目は既に15歳程度)
職業:導くモノLv4 (称号:女たらし、女神の眷属)
魔法使いLv3
特殊装備:魔法の杖(精液バンク:貯蓄量に応じてステータスアップ『+1』)
Lv1
体力 31
魔力 無制限
力 12
硬さ 16
素早さ 8
器用さ 19
スキル
基礎魔法:フレイムLv3、アクアLv3、サンダーLv3、
セイントLv2、クエイクLv2
クリーン
パッシブスキル
棒術Lv2 (杖など棒状のモノの扱いに長ける)
魔力放出量アップ
弱点看破 New!
「ね?鑑定の強化版にたいな弱点看破は強いけどね。普通でしょ?」
「普通は相手の弱点なんて分からないのよ?分かる?」
「でもお陰で、彼女を痛めつけて情報を吐き出させたら殺す、なんて最低な事をしなくても済んだんじゃないか」
「それは、そうね…」
自分の知らない所で、生殺与奪の権を握られていた事を知って、サキュバスは新しい快感を覚えてしまった。




