表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/30

『機体解説・その①』

「型式・名称」【TMA-01 イナギュラル】

「開発元」NA・E

「運用組織」コロニー連合軍

「全高」2m

「装甲材」複合チタン合金

「武装」

 〇専用ライフル

 〇両腕下部格納折り畳み式小型高周波ブレード

 〇背部ウェポンラック専用折り畳み式小型滑空砲

  (選択取り付け・2門まで)

 〇複合合金シールド

「説明」

 コロニー連合政府からの要望を受け、NA・Eが設計、製造した史上初となる【TMA】。

 専用スーツの上に纏うような形で装着する。少々大き目な強化外骨格パワードスーツといった姿となる。

 水中、火中、真空といった極限状況下でも運用が可能で、重火器の直撃も数発は耐えられる頑強さを備えている。

 装甲下部に内蔵された人工筋繊維によって、筋力の大幅な増大だけでなく、見た目からは考えられない柔軟性も有している。

 体各部と背面バックパックのスラスターを駆使した姿勢制御と高速移動が可能。

 背面バックパック側面にはウェポンラックが取り付けられている。装備の収納ができ、可動させることで各装備を収納したまま使用可能となっている。

 試作・運用を兼ねて2機が製造され兵器として十分な評価が得られたが、コロニー連合政府より「単騎でも戦艦を相手にできる兵器にしてほしい」と要望を受け、本機の量産は見送られた。

 量産は叶わなかったものの、本機における技術は後の機体開発の基礎にも活用されている。





「型式・名称」【TMA-02 センター】

「開発元」NA・E

「使用組織」コロニー連合軍

「全高」20m

「装甲材」複合チタン合金

「武装」

 〇試作専用120mmライフル

 〇試作高周波ブレード

 〇試作対艦用高周波ブレード

 〇試作型背面可動式アーム専用折り畳み式滑空砲

  (選択取り付け・2門まで)

 〇試作TMA用複合合金シールド

「説明」

 コロニー連合政府の要望に応える形で設計、製造された【TMA】。

 単騎で戦艦を相手にする⇒単騎で戦艦を墜とすことができる機体を目指した結果、大型化せざるを得なくなった。

 強化外骨格のように纏うのではなく、コクピットを設けて乗り込む形となり、機体の操作及び制御が【イナギュラル】と比べ大幅に複雑化した。

 頭部のメインカメラには単眼モノアイ式が採用され、背面バックパック側面に設けられたウェポンラックは大型化に伴いさらに可動域が広がった可動式アームへと変更された。

 2機が製造され、コロニー連合政府によって提供された偽装工業コロニーとその周辺宙域にて試験的な稼働が実施されたが、結果は散々なものとなった。

 下記に運用試験時の問題を数点記載。

 ・移動だけでも操縦者が手一杯となり、装備した武器使用時には機体を停止させなければ使用ができなかった。

 ・回避行動のためにスタスターを吹かせた高速移動を実施したのち、調整の複雑さから勢いを殺しきれず近隣建造物に激突。

 ・模擬戦艦バルーンへの急接近及び近接攻撃時、背面可動式アームの対艦高周波ブレードを抜き放つ前にバルーンに衝突。

 ・近接武装使用時にも停止の必要があり、宇宙空間であれば慣性移動を駆使してすれ違いざまに切りつける(衝突の可能性有)ことができたが、コロニー内においては目標物接近前に立ち止まって範囲外にて素振りする場面が何度もあった。

 上記内容を含め問題が多々見つかり、正式採用は疎か兵器としての運用も難しいとの結論に至った。

 その後もNA・Eの改善・改良が施されたが、機体駆動と制御の面の問題が解決できなかった。

 挑戦的な試みが盛り込まれた本機は、残念ながら失敗作の烙印を押された不遇の機体として【TMA】開発史に名を残すこととなった。

 




「型式・名称」【TMA-03 コア】

「開発元」NA・E

「使用組織」コロニー連合軍

「全高」20m

「装甲材」強化複合合金

「武装」

 〇120mmライフル

 〇対近接戦闘用高周波ブレード

 〇対近接戦闘用高周波ブレード付き120mmライフル

 〇対艦用高周波ブレード

 〇TMA用複合合金シールド

「説明」

 エウメニデスより提供された『思考投影機構(МPS)』を搭載し、【センター】の欠点の改善した【TMA】。

 思考を機体駆動・制御に直接繋げることで大幅な簡略化を実現。既存兵器を大きく上回る機動性を有する革新的な機体となった。

 周囲一帯の情報をより正確に把握するべく、メインカメラを単眼モノアイ式から高性能複眼式に変更。視覚情報補正システムも作動させ、鮮明な映像をモニターに投影することを可能にした。

 西暦において中世の騎士が着用した兜を模した頭部の隙間からは複眼式カメラの光が漏れ、異様な威圧感を周囲に与える。

 機体の直感的な駆動が出来ることで格闘戦が実施されると想定し、機体装甲材は複合チタン合金からより頑強な強化複合合金が採用された。

 しかし、試験運用時の衝撃データから複合チタン合金でも問題ないことが判明し、後の【コアⅡ】ではコストダウンのために戻されることとなった。

 2機が試験的運用のために製造されたのち、十分な結果を出したことで【TMA】を兵器として正式採用する決定が下された。

 パイロットの育成用に追加で10機が製造され、その後は本格的な量産のためのコウストダウン・各部見直し・効率化が為された【コアⅡ】に主役の花を持たせた。


 

 


「型式・名称」【M・TMA-04 コアⅡ】

「開発元」NA・E

「使用組織」コロニー連合軍

「全高」20m

「装甲材」複合チタン合金

「武装」

 〇120mmライフル

 〇対近接戦闘用高周波ブレード

 〇対近接戦闘用高周波ブレード付き120mmライフル

 〇対艦用高周波ブレード

 〇TMA用複合合金シールド

「説明」

 コロニー連合軍によって正式採用され、量産が実施された【TMA】。

 基礎構造は【コア】を基にしつつ生産性、整備性の向上が図られた。武装に関しても同一のものを使用する。

 無重力空間での人型兵器の運用という点に多くの者が懐疑的であったが、開戦後は各戦線の中核を担う重要戦力として機能し始めた。

 コロニー連合軍の願望に応えるように、本機を駆る優秀な操縦者は単騎で戦艦を容易く撃破するといった輝かしい戦果を次々と挙げる。

 整備性の簡略化が機体そのものの拡張性の高さにも繋がり、本機をベースとして【ケルベロス】や【ストライカー】といった特化機体が製造された。

 治安維持軍、及び地球連盟政府を恐怖させ、コロニー連合政府にとっては栄光の象徴と称せる機体となった。





「型式・名称」【M・TMA-04C ケルベロス】

「開発元」NA・E

「使用組織」コロニー連合軍

「全高」22m

「装甲材」複合チタン合金+強化複合合金

「武装」

 〇両腕下部長距離砲撃用大型カノン

 〇背面バックパック長距離砲撃用大型カノン

 ⇒搭載可能砲弾

  ・徹甲弾

  ・拡散榴弾

  ・徹甲榴弾

 〇胸部左右搭載6砲身ガトリング砲

 〇背面中央上部6砲身ガトリング砲

「説明」

 【コアⅡ】の後方からの支援及び制圧射撃を目的として開発された【TMA】

 ベースは【コアⅡ】であるが、原型が垣間見えないほどの強化合金製の追加重装甲を纏い、その重量を支えるためのスラスターも増設された。

 本機最大の特徴となるのが両腕下部と背面に備え付けられた大型カノン。従来戦艦の主砲と同等か使用砲弾によってはそれ以上の射程を誇る。

 弾薬積載数の都合、各砲門における弾薬の種類は2種までが限界となっている。2種ではなく1種に絞れば弾薬切り替えの隙が減らせるなどのメリットがあるが、常に情勢が変化する戦場に合わせて2種の砲弾を各砲門に積載するのが主流となっている。

 増設されたスラスターを駆使した見た目以上の機動力を有してはいるが、推進剤の消費量が【コアⅡ】の2倍或いは状況によって3倍に匹敵する。

 重装甲と優秀な火力を有してはいるが生産コストと運用コスト共々【コアⅡ】と比べて圧倒的に高く、各部隊に1機が配備されるか否か程度の生産数で落ち着いている。

 砲撃を主体とした運用を前提としたため近接武装は有しておらず、接近を許した場合の迎撃は胸部と背面のガトリング砲で実施することとなる。

 機体重量の肥大化に伴い、コロニー内での運用は最低限レベルで可能となっているが、大気圏内での運用は絶望的とされている。





「型式・名称」【M・TMA-04S ストライカー】

「開発元」NA・E

「使用組織」コロニー連合軍

「全高」20m

「装甲材」複合チタン合金

「武装」

 〇両腕下部武装固定用アタッチメント

 〇120mmライフル

 〇対近接戦闘用高周波ブレード

 〇対近接戦闘用高周波ブレード付き120mmライフル

 〇対艦用高周波ブレード

 〇TMA用複合合金シールド

「説明」

 【コアⅡ】の高確率被弾箇所の装甲を強化し、それ以外の装甲を排除してスラスターを増設した高機動機。

 基本武装は【コアⅡ】と同じではあるが、増加スラスターを駆使した圧倒的速度から叩き込まれる近接攻撃の威力が増している。

 試験運用時から上がっていた操縦者からの要望に応える形で製造されたが、相当な練度が必要となる曲者であると評判が立つ。

 着々と戦果を挙げる者とは別に、高い機動力を制御しきれずに戦闘の最中で操縦者が失神する事例や、装甲撤廃箇所への被弾が大破に繋がるといった事例があり、明暗がはっきりと分かれたのである。

 月面制圧作戦時までに20機が製造されたが、作戦終了時には半数以下の7機まで数を減らした。しかし残る7機の戦績は他と比べて著しく高く、本機は”エースパイロット専用機”と称されるようになった。

 本機を駆る二つ名を持つエースパイロットとして『踊る死神』と称される『ハリー・トンプソン』や、『トリガーハッピー』と称される『マイケル・ロドリゲス』が存在する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ