58 捕獲隊をぶっコロすぜ!
「ヴォアアアア……!」
「ウサウサ~!」
「な、なんだお前らっ!?」
「魔物に変身したぞ!?」
メタモルフォルムに変身したベニーを珍しい魔物と勘違いして捕獲しようとした男たち。
それを見たチャウンシーが怒って自分自身も再びメタモルフォルムに変身し、捕獲隊の男2人をぶち殺した。
「せっかく元の姿に戻れたのに、また変身しちゃったね」
「ブォン、ギュインギュイン!(でもまあ、仲間を守るためなら仕方ないぜ!)」
相手は捕獲隊の男が6人……いや、さっきチャウンシーが2人ぶち殺したからあと4人か。
そんでもって、こっちはメタモルフォルムに変身したベニーとチャウンシー、そしてオレを装備したアナベル……まあ、実質4人。
これで五分五分だぜ!
「ち、ちくしょう……一気に2人もやられちまった……っ!」
「もしかして、そっちの剣みてーな武器を持った女も魔物の仲間か!?」
「そう。わたしはベニーとチャウンシーの仲間」
「ブォオン!(オレも仲間だぜ!)」
まあ、オレの姿を見て『1人』にはカウントしないと思うけどな。
「よくも俺たちの仲間を……っ」
「地下オークションの為に生け捕りにしようと思ったが、こうなっちまったらもう関係ねえ!」
「そっちの女もろともやっちまえ!」
「ブォン、ブォオオオン(やられるのは、お前らの方かもな)」
こうして、仲間を2人失った捕獲隊とオレたちの戦いが始まった。
「まずは捕獲ネットで身動きを止める! これで」
「そうはさせない」
ギュイイイイイイイイイイインッ!! ブチブチブチィッ!!
「なっ!? 大型魔物用の捕獲ネットが……!」
捕獲ネットを放とうとしてきた男に向かってアナベルがオレの鎖刃を振りかざす。
そのままブチブチとネットのロープを切っていき、捕獲ネットを構えて唖然とする男もそのまま切り刻む。
ブチブチブチブチィッ!! ジャキジャキジャキジャキィッ!! ズチャチャチャグッチャァァァァッ!!!!
「ぎゃあああああああっ!!」
ザシュザシュザシュッ!! ブッシャアアアアアアアアッ!!!!
「ァ゜ッ……ッ……」
……ドチャッ。
【捕獲隊の男討伐! BP+15】
「(ポイントゲットだぜ!)」
「あと、3人」
「クソがっ……クソがああああああっ!!」
「ウサウサッ」
ドシュッ!!
「……は?」
ツツー……バシャバシャッ!!
「なん、この……ウサギ、やろう……」
「ウサウサ~!」
……ズシャッ。
メタモルフォルムに変身したベニーが背後からサーベルのような爪で男を貫き、そのまま爪を思い切り振り切る。
胸と臓物を引き裂かれた男は、背後を振り向きながら絶命した。
「あと、2人」
「ヴォアアアアア……」
「ひ、ひぃっ!?」
「た、たすけっ」
グチャッ!!!!!!!!!!
「「ァビャァ゛」」
……ドチャドチャッ。
「殲滅、完了」
「ギュロロロロロロン!(最後はチャウンシーがまとめてフィニッシュだぜ!)」
最後に残った2人は戦意を喪失し、逃げることもできないままチャウンシーに挟み潰されて生涯を終えた。
これで沼地にやってきた捕縛隊は全滅。
チャウンシーとベニーのメタモルフォルムを見た人はいなくなったぜ。
パアアアアアアアアア……
「こ、怖かった~! いきなり襲い掛かってくるんだもん!」
「……ぜんぶ、たおした」
「この死んじゃったのどうする~?」
「放っておけば、魔物の餌になる」
「ブォンブォン!(自然の力に任せようぜ!)」
こうしてオレたちは、ベニーを捕えようとした捕縛隊の遺体を放置して旅を再開するのだった。
「……おうまさん、うろうろ」
「解放してあげよう」
「「「ヒヒィ~ン!」」」
「お馬さん、達者でな~」
「ギュイン! ブォン、ブォンブォン!(今日からお前らは自由だ! お互い、このクソみたいな世界を楽しもうぜ!)」




