第201話 神
**********
おまけ
××××××××××
"神"
こいつは何者なのか。
神の使いが天球を指すとき、"太陽"という表現を使っている。
我々の知る太陽のことである。
生活している種族名からしてもドワーフやエルフ、コボルトなど地球では有名な存在である。
実在しないけど。
地球では想像上の生物であるこれらの種族を使ってあの世界を造ったということ。
そう、神は元地球人であった。
神の力を得るに至った経緯はこうだ。
彼は地球で日常生活をする、ごく普通の人間だった。
どの程度を普通と言うかは置いておくとして、そんな人間だった。
あるとき、異世界に夢を通じて転移する経験をした。
この異世界には地球人が何人も来ていて、異世界人と認識されていた。特徴は現地人より魔力が強大だが、身体能力は低めなこと。
彼は何度か異世界を行き来するうちに、異世界での生活に馴染み、その強大な魔力が元で生涯を共にしようと誓う相手が出来た。
剣と魔法の支配する世界で、彼の伴侶予定者は軍人の中でも、強大な魔力を持つ特殊部隊のメンバーで、更にはその隊長でもあった。
"電撃の魔女"
それが彼女の渾名だった。
しかし、そこは異世界。
他国との戦いの中で、彼女は死亡したのである。
剣と魔法の世界とはいえ、蘇生魔法の存在しない世界だった。
彼は絶望のどん底に落とされた。
不幸だったのは、彼が決して心の強い人物ではなかったということ。
この異世界において、地球人は現地人と比較して強大な魔力を有する事。
この事がこの世界に災いをもたらすことになった。
しばらく彼は大人しかった。
絶望し、人との接触をなるべく避ける生活をしていたからだ。
しかしある時、悲しみが怒りに変わり、彼を変えてしまった。
「そんなに破壊を好むなら壊してやろう」
彼は魔法使いとして覚醒した力を開放することにした。
そして現地の魔王となった。
それでも彼の心は満たされることがなかった。
そこで思いついたのが"箱庭"だった。
「そんなに戦いたいなら用意してやろう。争いの絶えない世界をな」
そしてあの世界が出来たのだった・・・
当初はこの話が最終話の後半になっていましたが、関係ないやろということで、本編から切り離しました。
変な人が力を持つとロクなことになりません。
結果は、バッドエンドから始まったバッドエンドストーリーになりました。
次回は、この泥沼な世界から抜け出す方法を書いてハッピーエンドを投稿します。




