第二十一話 コンサルリス
そして、もうひとつわからないのは、あのキショいリスがアドバイザーなのだということ。
おれにとっては、まずそれがありえなかった。
「コンサルでシゅね」
察したのか口を入れてくる。ウザい奴だった。
「おめーが、おれの召喚を画策したのか?」
「半分は」
あっさり認めやがったのだ。
つまりおれは、意図的に招き寄せられたってことか?
その辺がどうもいまいちよくわからない。
「おめえは、神なのか?」
思わず口にしていた。神の安売りだ。
そしたら、、
思いもかけなかった言葉が返ってきた。
「悪魔でシ」
とリス野郎は言ったのだ。
自分は悪魔ですと、名乗った。
悪魔?
悪魔って、おめーが?
あの悪魔?
笑わせんな。
「笑ってましぇーん」
お・ま・え・が、、、、、
悪魔??????
こんなちっこくて素焼きナッツばかりカリカリしてるやつが、
悪魔なの?????
「……いろいろあるのよ」
アンジュまでいきなり参戦してきた。
寝てないから、やたら機嫌がよくない。
(いろいろって、何さ?)
「いろいろは、いろいろよ」
超不機嫌になってきた。
リスと姉貴のタッグ。
何この組み合わせ。
(なんで、おれが悪いみたいになるわけ?)
口籠もりながら訊いてみた。
「悪いなんて、言ってない」
(言ってる)
「言ってない。ズシくんにもそのうちわかると思うけど、悪いとか悪とか、こちらの世界ではその概念が違うのよ」
(何それ? 悪は悪じゃん)
「たぶん、違うと思う」
あっさり否定されてしまった。
(……じゃあ、姉さんも、悪人なのか?)
この際だから訊きにくいことも訊いてしまった。
否定されると思ったら、そうではなかった。
「ある意味では」
(え? 自分が悪人だと認めるの?)
———わけわかんねえ。




