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貴族の子息ははかりかねる  作者: 月照建速
第2章 学園編

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番外編 男子会

「じゃあ、第2回男子会始めまーす。司会は僕でーす」

 イエーイ


 今日は男子会だ。A組とD組の一部が参加している。D組とはかの遠足で仲を深めた。BとⅭは今のところクラス間でのつながりがない。会場は前回と同じ広間だ。皆各々お菓子や飲み物を持って来ている。Aは前回のノリをわかっているので質より量的な物でDは親が持たせるような高級っぽい感じの物が多かった。特に貴族層のやつ。実家で見たことあるやつもある


「えー、お題がありません」

「はい! 恋バナ」

「マリーの話だな任せろ」

「はーい、ミリバーブは出禁でーす」


 は? 許せない。俺とマリーの涙あり笑いありの恋バナが聞けねえのか? 確かに以前クラスで聞かれたときに2,3時間ぶっとうしで話したけどそれだけで出禁扱いは納得がいかない


「お、俺スヴォーフちゃんが気になってんだよね......」

「戦争か?」


 いや、俺は別にアイツらの恋路を否定しない。むしろちゃんとした奴なら応援する。そのためには面接や身辺調査、強さ、財力等を俺が審査する。下手な奴のとこに行かせない……!


「お前、やっぱスヴォーフちゃんたちにも甘いよな」

「そりゃあ4歳からの仲だしな。信用もしてるし」

「けどあんま語らないよな」

「マリーが嫉妬するしな」

「ああ......」

「......前貴方がリシュリーノさんたちとデートしてるところを見たマリーさんの機嫌が悪くてクラス地獄でしたよ。担任もすぐ逃げてましたし」


 あの時は俺もやばかった。まさかお部屋デートに誘われたら監禁されるとは思わなかった。次の日が休みだったからよかったがあの時の目はマジで恐怖を感じた。どうしてか目が真っ黒に染まっていた。深淵だった。まあそんなマリーも綺麗でより引き込まれてしまった。冗談抜きに見惚れててずっと見つめ合ってた。目が痛くなって瞬きするといつの間にか普段の目に戻っていた。そのギャップでまた見惚れた。やっぱマリーは世界一可愛い


「てか、リシュリーノたちとどんなことやってたんだ?」

「えー、それこそ一緒に勉強だろ? 遊ぶ、マリーの家に行く、説教されるくらいか?」

「説教って何やったんだよ......」

「廊下に油撒いて滑ってた」

「バカか?」

「あーやるよね」

「バカがもう1人いたわ」


 クライスは解ってくれるか。あの時はマジで大変だった。両親に怒られたのは初だ。木に飛び乗った時は母親だけだったし。因みに発案は俺、計画はリシュリーノ、油確保はスヴォーフ。リシュリーノは俺が提案したら基本的に乗ってくれる。そして俺の発案を現実的な路線にしてくれるのもリシュリーノだ。こう聞くとリシュリーノが一番怒られそうだけど、俺が最終的にOKを出すから俺が一番怒られるんだけどな。スヴォーフはストッパー的な役目を持つこともあるけど決まったら楽しむタイプ。偶に助言で楽しくする


「無茶しちゃうよな」

「あーわかる。俺も村で屋根に飛び乗って鬼ごっこしてたもん」

「屋根はねえや。基本的に近くに家はなかったし」

「そう言う問題か?」

「木登り対決でも今からするかい?」

「王子様に木登りは解釈違いだわー」

「川で水切りしようぜ」

「ソンラク村の水切り坊やと言われた私の実力......見せてあげますよ」

「俺のインパクト投げの実力を見せる時が来たようだな」

「筋肉制圧投法......腕が鳴るぜ!」

「貴方方っていっつもこうなんですか?」

「え、うん」


 D組の面々がノリについていけてない。まあ君たちそこまで交流とかしてなさそうだしね。習うより慣れよの精神で行くしかないよ。大丈夫安心してくれ、うちにはコミュ強のボローネがいる


「ボローネは......見なかったことにしよう」


 俺は見ていない。彼女のことについて根掘り葉掘り聞かれた結果逆さに吊るされているボローネの姿なんて。そしてそれを先導しているクライスの姿なんて見ていない。アレはきっと気のせいだ。うんそうだ


「なんで俺だけ!?」

「いっつも幸せそうだったら」

「なんか吊るしたくなった」

「幸せオーラが強すぎて俺の心が痛い。だから吊られろ」

「ミリバーブ! 助けてくれ!」

「ごめん、今『理想の自分の名乗りを考える選手権』してるから無理」

「え、俺もしたい」


 すまんな、今はこっちが大切なんだ。水切りのときの他のやつらの異名やら投法やらを見て俺も欲しくなった。尚この選手権は理想のなので妄想全開だ。……数年後にもだえ苦しむことになりそうだけどヨシッ!


「やっぱドラゴンはほしいよな」

「えー、太陽でしょ」

「神域の名前とかもいいよね~」

「シンプルなものが最高よ」

「武器を見せつけて相手に『き、貴様は......!』って名乗らせるのも乙よな」

「ミリバーブさんはどう?」

「ミリバーブ=アーベル・ニナーナル。全てを燃やして御覧入れましょう。......とかどうよ」

「えーもっと捻ろうよ~」

「なんかすかした感じがするわ~」

「自分解ってます感が出てる」


 酷い言われよう。いいやん。周りに炎をまとわらせながら礼儀正しくいうとかカッコいいやん……


「私は好きだよ?」

「やめろ、クライス。追撃するな」

「誰でもいいから助けてくれーッ!」


 こうして一折り騒いだ後解散となった。残ったお菓子等は持ってきた人が持って帰るということで決着した


こんにちは、月照です。お久しぶりです。圧倒的スランプ......! 今回みたいな番外編ってどうなんでしょうか。書いていて楽しかったのは確かなんですが物語が進まないので......意見を頂けたら嬉しいです

誤字脱字、誤記等ある場合は報告してくださると幸いです。

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