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私たちの子供が生まれてから1週間。
名前が決まっていないという問題はありつつも、まずはこの子が無事に生まれてきたことを屋敷のもの全員で喜び祝った。
要するにパーティーである。
なんと言うか、あれだ。
私たちの1回目の結婚式と雰囲気が似ているのだ。
私たちの両親と使用人以外誰一人招待客を呼んでいないところなんて、まさにあの時と同じだ。
さすがにドレスは白くないし、コルセットなしで着れるゆったりとしたデザインだけれど。
生まれたばかりのこの子に無理をさせたくないから招待客はいないという理由の違いもある。
あの時は旦那様のわがままだったらしいから。
今回に関しては決して私たちがたくさんの招待客の相手をするのを面倒くさがったとかそんなくだらない理由では断じてない。
そうそう、招待客がいないと分かったお父様は自制するのをやめて赤ちゃんを抱いた私のもとにすごい勢いで走ってきた。
強い既視感。
やっぱりあの結婚式そっくりだわ。
お父様は赤ちゃんを抱きたいと言ったけれど、少し預けただけで盛大に泣かれたので仕方なく諦めていた。
お父様も半泣き状態でどちらが子供か分かったものではない。
あの時お母様がお父様を回収してくれたが、今はお母様も初めての孫に夢中でそれどころではないようだ。
お母様はやはりお父様とは何かが違うのか、抱っこしても泣かれないどころか頬をすり寄せられていた。
それを見たお父様は羨ましがっていたが、相手をするのが面倒くさいので気づかなかったふりをした。
大丈夫、後でお母様が何とかしてくれるから。
2人がやっと離れてくれたと一息ついたタイミングで旦那様に呼ばれた。
今度は旦那様のご両親との対面だ。
この子の髪の色は旦那様譲り。
もっと言えば前公爵譲りだ。
幼いながらも容姿が整っていて、私よりも旦那様に似て美しい顔立ちのこの子は夫妻ともよく似ていると思う。
もう少し大きくなったら旦那様に似た素敵な紳士になって、さらに年を重ねたら前公爵に似たイケオジになるのだろう。
旦那様はこの子のこと私に似たとても可愛らしい子供だと言っていたが、それはこの子が気の毒なので言わないであげてほしい。
私は普通の顔立ちなのだ。
可もなく不可もなくとも言える。
凛々しく男らしく精悍な顔つきの、ついでに言うとスタイルが良くて細マッチョで均整の取れた体つきの旦那様とは大違いなのだ。
お願いです、神様。
どうかこの子は旦那様にのイケメンに成長させてやってください。
ラナちゃんは全く自覚がないけれど、結構な美人です。
どっちかって言うと可愛い系。
多分、一生自覚することはないけれど。




