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さあ、実験だ!

良ければ評価をお願いします!

「さて、じゃあ早速実験しようか!」


私は気持ちを切り替えてナンムに言うと、ナンムはアイテムボックスから依然見せてくれた試作品を出してくれた。リースは初めて見るものなので、不思議そうに眺めていた。


「じゃあ、海水汲んでくるっす!」


ナンムは試作品を砂浜の上に置くと、ジョッキグラスぐらいの大きさのバケツを持って、海に走って海水を汲んで来た。


「じゃあ、この海に見立てたところに海水を流し込むっす」


ナンムは慎重に海水を注いだ。


「次は風っすね。今日は風がないっすから、自分が風魔法でするっす」


ナンムはそう言うと、右手の手のひらを上に向け、ぶつぶつ何かを呟くと、丸い球体ができた。その丸い球体からそよ風より少し強めの風が流れてきた。


「へぇ、すごいね!初めて見た!」


「そうっすか?坊ちゃんも適正とか分かれば、これぐらいできるっすよ」


ナンムはそう言いながら、その風を風車に近づけ、回し始めた。

すると、防波堤になっていた壁が少しずつ沈んでいき、海水がろ過装置に入っていった。

2・3分経ったぐらいで、ろ過装置に海水が満杯になったのか、防波堤が自動に戻ったのを確認し、次はろ過された海水が6枚の膜が縦に設置された部屋に入ってきた。膜はよく見ると半透明な繊維(よく見ると糸みたいなのが螺旋状に絡み合っている)になっていた。膜を通った海水が今度は、蒸発させる部屋に流れていく。その中を見ることはできないが、近くに手を持って行くと、かなりの熱さを感じ、すぐに手を引っ込めた。


しばらくすると、洗浄部屋には泥で汚れたようなグレーの物質が運ばれてきた。そこにお母様に買ってもらったセレを1g程溶かした洗浄用の海水を流し込み、洗濯機の洗いを連想させるような動きを約10分ぐらいしたあと、2つの部屋に流れ込んだ。1つは次に洗浄するように使う濃いセレが入っている部屋と、もう1つは水とセレを分離させる部屋だ。この部屋は、縦に長い筒状の物体の中に入り込むと、筒状のものがものすごい遠心力でぐわんぐわん回り、筒状の外に水が飛び出した。その水は下にある配管のようなものに流れていき、水が出なくなったら、筒状のものが横になり、中にあるセレを押し出すような(心太を押し出すような)もので、次の乾燥させる部屋に押し出された。その部屋はベルトコンベヤーのようになっており、セレ工場で見たようなものだが、違うのは魔法石ではなく、薄い鉄板のようなものに、付与術を施し、温度を均一にさせるものだった。


「ここでどれぐらいの時間乾燥させるの?」


「そうっすね、今回は3分起きに確認した方がいいっすね」


もう風魔法を使わないのか、いつの間にかナンムは風魔法を消していた。


2回ほど確認したら、セレがサラサラになったので最後の貯蔵用の部屋に運ばれた。


「すごい!できた!」


私は早速、右人差し指にできたばかりのセレを押し付け、口に入れた。それを見た2人も同じようにしていた。


「ん、しょっぱい!……けど、ちょっと苦い?」


「あー、乾燥させる時間が長かったっすかね?」


「確かに、苦みがありますが、問題はないかと思います」


その後も、3人で意見を言い合い、最終的に乾燥させる時間を短くすることにした。


実験に失敗はつきもの!

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