朝ごはんだ!
よければ、評価をお願いいたします!
食事を取った後は、自分の部屋で久々のベットでぐっすり寝ることができた。
ーー次の日ーー
朝、起きてシリウスに手伝ってもらいながら身支度を整え、1階の食堂に行くと、リースとナンムの他に耳が尖り、ライラックの瞳を持ち、綺麗なブロンドの髪を腰まで伸ばした女性がいた。
「オシリス様。こちらはこの街のすべてのギルドマスターを纏める、レイン殿でございます」
リースが紹介してくれると、レインは左胸に右手を当てお辞儀をした。
「お初にお目にかかります。わたくしはこの街のギルドマスターを務めておりますレインと申します。本来であれば昨日にご挨拶に伺わなければならなかったのですが、ギルド内の業務で来ることが叶わず、本日伺いました」
「お忙しい中、わざわざありがとうございます。私はベテルギウス家は3男、オシリスです。この街にあるダンジョンはまだ踏破されていないと聞きましたが、本当ですか?」
「はい。ダンジョンは25階層であることは分かっているのですが、いかんせん周期によってダンジョンの中が変形してしまうので、最後までたどり着くことができておりません」
「へぇー、ダンジョンの中って変わるんだね」
「オシリス様。よければ朝食を取りながらお話されてはいかがでしょうか?」
「あ、そうだね。シリウスありがとう。では、えっと……レインと呼んでも良いかな?」
シリウスの提案に頷きレインに確認をしようと思ったが、呼び捨てにしても良いか分からず、つい確認をした。確認されたレインも驚いていたが、すぐに返事をしてくれた。
「え、あ、はい。レインとお呼びください」
「じゃあ、レイン。朝食がまだだったら、一緒にどうかな?」
「よろしいのですか? では、お言葉に甘えさせていただきます」
「うん!じゃあ、アモン。お願いできるかな?」
私がお願いすると、アモンは頷き準備をしてくれた。
「それで、ダンジョンについて教えてくれる?」
「もちろんでございます。このヴェルンにあるダンジョンはこのゼフィランサスが建国される以前に、この土地を治めていた巨大神殿だったのですが、いつしかそこにダンジョンのコアとなるものが生息し、今から23年ほど前にダンジョンへと変化いたしました」
「もともとは、神殿だったんだ。どんなモンスターがでるの?」
アモンとミラが配膳してくれるのを見ながら聞いた。
「ヴェルンのダンジョンは最初の5階までは、どこにでもいるゴブリンやスライム。ボーンラビット。あぁ、オークなどですね。それ以降は徐々に難しくなり今確認できている22階には巨兵タロスというオリハルコン並みの強度がある巨人でございます。そのモンスターのランクはAではありますが、Sランク冒険者たちも歯が立たず撤退しました」
「そうなんだ。あ、アモン、ミラありがとう。じゃあ、いただきましょう!」
今日の朝食は、丸い白パンとオムレツにサラダと昨日も出たコンスープだった。
「あ、冒険者ってどんな人がいるの?」
「冒険者でございますか?……そうですね、多種多様なものたちがおりますよ。例えば剣の扱いがうまいものや、魔術がうまいもの。斥候というグループの中で誰よりも早く敵を見つけ偵察するのが得意なものもおりますし、ポーターという、荷物を持つのを専門とする者もおります」
「へぇ、そうなんだ。……私も冒険者になれるかな?」
なんとなく呟いた言葉に、食堂にいた全員が食事をする手を止めた。
「……オシリス様。それは、一体……?」
「ん?あぁ、冒険者で自由に旅ができるんだよね?私もいろんな景色を見てみたいな。……あ!でも、一番に考えることは、我が領に暮らすみんなのことだよ?みんなが笑顔で生活できるようになってから、旅がしたいなぁと思ったんだ」
「そうでございますか。ただ、貴族の方が冒険者になる時は、いろいろ手続きが大変ですので、もう一度よくお考え下さいね」
レインの言葉に頷き、その後は街のことを聞き朝食を食べ終えた。
レインを玄関で見送った後、私たちも馬車に乗り、海へと向かった。
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「まさか、オシリス様が冒険者になりたいと思われるなんて……。あの瞳を持った方が冒険者になるとなったら、家を捨て、国を捨てる覚悟が必要なのに……。せめて、一時の迷いであると信じましょう。あのバイオレットの瞳を持たれた方には、自由という名の不自由。その未来しかないのだから……」
あ、レインの種族を聞き忘れた!




