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セレを作るために、出発!

よければ評価をお願いいたします!

そして、海へ行く日になった。



ーーー早朝ーーー


「オシリス、気をつけて行くんですよ」


「はい、お母様!必ずセレを作って戻って来ます!」


玄関には、家紋が入った豪華な馬車が用意されていた。

この馬車には私とシリウス、ナンムが乗ることになった。


「シリウス様、オシリスお坊ちゃまのことどうぞよろしくお願いいたします」


「えぇ、承りました」


シリウスは今回、魔術部隊副隊長と並び、同行できないイオの代わりもしてくれることになった。


「シリウス、よろしくね!」


「こちらこそ、よろしくお願いいたします」


今回セレを作るために貰えた期間は1か月。行き来で約2週間なので、実質セレを作るための準備は2週間しかない。また、領土の守りも必要なため、今回同行するのは、シリウスと騎士団の小隊長のリースという、20代半ばで瞳の色が瓶覗き色の瞳に、ショードロン色の髪を持つ、無駄な筋肉がないほどに鍛え上げられた肉体を持ったとても大きな男性だった。リースは御者を雇うお金を削減するために、手綱を操ってくれる。本当はシリウスがすると言ったが、御者台の方が警護がしやすいとのことで、この配置になった。


「リースもよろしくね!」


「……はい、私の命にかけてオシリス様をお守りいたします」


リースは私が声をかけると、その場で跪き、左胸に右手を当てお辞儀をした。


「あ、うん、よろしくお願いします……」


リースの声はバリトンボイスですごくカッコいい声だった。


「ぼ、坊ちゃん」


「ん?」


「じ、じぶんも、この、馬車に乗るんすか?」


「うん。だって、お金をあまりかけることができないからね。3人も乗って窮屈かもしれないけど、よろしくね!」


私の後ろにいたナンムにそう伝えるとナンムは絶望だ。という表情をして、ぶつぶつ(「いや、自分が乗ってもいい馬車じゃないんっすけど?」)と言っていたが、それを無視した。


あ、私の服装は初めて街に行った時の服装だ。


「今回は少人数での行動となりますので、我々の傍から離れないでくださいね」


「はーい」


私がそう言うと、お母様に一礼をして、馬車に乗り込んだ。


馬車の中は、向かい合わせのソファにクッションが置いてあった。あと、私がお願いした折り畳みのテーブルを設置してもらった。このテーブルは新幹線とかでたまに見る、ソファの両端に設置しており、使いたい時は出し、使わないときは収納できるようにした。


「へー、これいいっすね」


「でしょ!テーブルがあったら、勉強もできるし、いろんなことを考えて羊皮紙に書くこともできるでしょ?雨が降ったら、馬車の中でご飯も食べることができるし、良いかなぁ。と思ってつけてもらったんだ」


ナンムとシリウスが不思議そうにテーブルを出したり収納したりしているのを目の端で確認しながら、外にいるお母様やリゲルたちに挨拶をした。


「では、お母様。行ってまいります!」


「はい。セレが作れなくても大丈夫ですから、怪我無く、無事に帰ってくるのですよ」


「はい!では、リース、行きましょう!」


わたしの掛け声でリースは2頭の馬に鞭を打ち、走らせた。


馬車って車酔いみたいなのあるのかな?

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