表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/67

作らなきゃ!

よければ評価をお願いします!

「まずは、爪切りだ」


私はそうつぶやくと、爪切りの絵を描いた。


日本での爪切りの歴史は古く、平安時代から身だしなみとして砥石や小刀で爪を削っていた。と言われている。それから進化して江戸時代には和ばさみが広く使われたそうだ。今の形になったのは大正時代と聞いたことがある。


「この世界は、江戸時代よりもひどいってどういうこと?中世ヨーロッパの時代だって、小刀や金属製のヤスリとかを使っていたらしいのに……!」


ぶつぶつ文句を言いながら、日本ではおなじみの爪切りのイラストと、ネイリストがよく使うニッパーの2つを描いた。


「他にも、ファイル(爪ヤスリ)とかキューティクルニッパーとか作りたいけど、まずは爪切り!爪を剥ぐなんて、機能障害だけじゃなくて感染症のリスクもあるのに!あれなの?魔法で治すから問題ありません!なの? ありえないんだけど!?」


次の紙を取り出すと、そこには爪の切り方を描いた。


「まずは。イエローラインが指の先端から出ていたら切るタイミング。理想なのは指先とイエローラインが同じ高さであること。次は、切る角度。角度は爪の縦・横のアーチに合わせて、切り口は直角……。最初に切るのは、先端の一番長いところで、一度爪をまっすぐにする。その後に少しずつ指先の形に整えていく……。何回も切るのは爪に負担がかかるから、合計5回ぐらいかな……。切ったあとに、ファイルで整えてほしいけど、ファイルが作れるか分からないから今はこれだけにしておこう。ファイルの素材が見つかったら、すぐに作る!」


ここまで描いて図の説明が間違っていないかを確認する。


「よし!問題ないかな……。あとは、爪を切りすぎた時に起こることも書いておいた方が良いよね。えっと、一般的なのは巻き爪になりやすいこと。特に足の爪!巻き爪になると痛いのを庇おうとして変な歩き方になって、さらに巻き爪が悪化することもあるから、本当に注意!あとは、細菌感染。爪を深く切ったときにまれに爪の下にある爪床を切ってしまうこともあって、ひどいと、異常反応で肉芽ができてしまう場合もある……っと」


ここまで描いて、私はふと思いついた。


「爪切りをこの領の名産品にできないかな?……というか、この国の美容の流行を作る場所にできないかな?……いや、やろう。一つでもヒットすれば、この国の面積と人口を考えれば、かなりの売り上げになるはず……。予想だけど、貴族は新しいことに敏感なはずだから、そこをうまく刺激できたら……」


そのためには何が必要なのか、私にはわからない。なぜならこの領地は王都に行くまでに馬車で2週間かかるからだ。王都にも屋敷はあるらしいけど、そこではお爺さまたちが生活をしている。そこに送って爪切りを広げてもらうにしても、生産と供給が追い付かない可能性がある。ましてや王都で買えることになったら、この領へ来る人数は少ないままだ。この領地でお金を落としてもらうためにも、この領地から発信しなければならない。……かといって、何か行事があるのかと言われると、私の記憶にはなにもヒットしなかった。


「あと、ブランド化。爪切りなんて作ろうと思えばいくらでも作れる。そうなっても我が領の爪切りが一番だ。というものにしなければ……」


日本商品の品質の高さはすごいよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ