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うそでしょ!?

ナンムと変人ペアを組んだ(カイヤは年だからと仲間にならず、助言をしてくれるポジションになってくれた)あと、ナンムは簡単な模型を3日間で作ってくれることになった。もともとナンムは、建築ギルドにある、特殊な部品とか道具を作る部署に所属しているらしく、同じ部署にいる人達にも声をかけてくれることになった。



(まぁ、私のつたない説明で理解できる人はあまりいないと思うから、ナンムの頭の良さはすごいよね……)



そんなことを考えながら、昼食を取り、午後の授業をイオから受けた。その後、イオが私の部屋の掃除をしてくれていたので、窓の近くにあるソファジーっと眺めていたら、イオが不思議そうな顔をして私に声をかけた。


「オシリスお坊ちゃま、いかがなさいましたか?」


「え?あー、イオがしている化粧が気になって……」


「まぁ、化粧ですか? ……まさか、何か変ですか?!」


イオは慌てて近くにあった鏡を見て、自分のメイクを入念にチェックしていた。


「……もぅ、お坊ちゃま。驚かさないでくださいよ~。どこもおかしくないですよ!」


そういって、福笑いのようなチークがおかしくないと言う。


「えっと、化粧ってどんなものがあるの?」


「化粧ですか?この頬にかいている丸いピンク色のチークとリップの2つですよ!」


「……それだけ?!え、他に顔に塗るのは?!」


イオはうーんと考えた後、あっ!と思い出して言った言葉が衝撃的過ぎた。


「え?えーっと、あ、顔を洗った後に、顔に良い水を塗りますよ!」


「顔に良い水?……化粧水?……え、化粧水だけ?!乳液は?!え、まって、ちょっと待って!」


「お坊ちゃま?」


(え?導入美容液がないのは、まぁ、良いとして……美容液は!?乳液は!?フェイスパックは!?……まさか!)


「……イオ?顔を洗うときは何か使う?」


「顔を洗う時ですか?……水だけですね!」


「ちょっと待ったーーーーっ!!!!噓だよね? 嘘だと言って、お願い!」


私は立ち上がり、イオに詰め寄った。


「お、お坊ちゃま?」


「イオ?それは、あの、お金がないからとか、そういう理由? まさか顔を洗うための石鹸とかない?」


「お給金はいただいておりますから、安心してください! 顔を洗うための石鹸ですか?……初めて聞きました」


「うそでしょ?!」


私はあまりの衝撃に今までで一番と言えるぐらいの大きな声を出してしまった。


今の季節は乾燥が気になりますね。

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