次はセレを作ろう!
さあ、次の段階だ!
-次の日ー
朝食をお母様と食べた後、私はカイヤの家に向かった。今回はイオも一緒だ。
「カイヤ!昨日はありがとうございました!」
大きくお辞儀をすると、カイヤは驚いた顔をしていたが頭を上げるように言った。
「すべてはオシリスお坊ちゃまのおかげでございます。儂は少しお手伝いをしただけじゃ。さて次の実験はセレを作るものでしたな。さぁ、時間もありません。早速実験をしましょうぞ」
カイヤはそう言うと、1階にある資材置き場に案内してくれた。
「オシリスお坊ちゃま、本日は午後から授業がございますので、忘れないでくださいね」
「わかったよ、イオ」
「カイヤ様、私は別の仕事がございますので、ここを離れます。オシリスお坊ちゃまをよろしくお願いいたします」
「あい、分かった」
イオはそう言うと、カイヤと私にお辞儀をしてその場を去った。
「あと1時間ほどで、昨日言っていた客人が参りますからな。それまでにどういったものか、構想を纏めておきましょうか」
「そうですね。えっと、書くものはありますか? そこに図を描こうと思うんですが……」
「でしたら、昨日色々書いていたものもありますから、持って来ましょう。少しお持ちくだされ」
カイヤが取りに行っている間、私は近くにあった持ちやすい木の棒を持って、図を書く練習をした。
「やっぱりメモには清書で書きたいからね」
私はそう言いながら、海→砂浜→建物を書き、海水の流れを書いた。その次に書くのは、セレができる工程だ。
「えっと、まず海水をろ過して石・小石・砂とゴミを取るでしょ。順番は……後で良いか。で、次が厄介なんだよね。確か海水の中にある+と-をイオン膜?に通すと、不純物がとれる……だっけ。最後に、水を蒸発?させるんだっけ? あと、あのバンドグループがしていたのは、海水を砂の上に巻いて、蒸発したら、塩がたくさんとれる。それから違う器に網みたいなのをひいて、その上にできた塩を入れてこするんだっけ。……たしか海水を上からかけて濃い塩を作るんだよね。その後で、水分を蒸発させたら、完成……だったはず」
1人でぶつぶつ言いながら地面に書いていると、カイヤが戻ってきた。
「おや、たくさん書かれておりますな」
「あ、これは練習です!紙に書くならきれいに書きたくて」
「なるほどのぅ。なかなかに複雑な工程ですな」
「そうですね。でも1つ作ることができればあとは同じように作るだけですからね」
それから私はカイヤに説明しながら、地面に書き続けた。




