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実食!



「それでは、オシリスお坊ちゃま。今日の成果をご報告するとしましょうか」


「あ、はい!」


カイヤがそう言いながら、お皿に取り分けていた。私はそれを手伝おうとしたが、シリウスが先に動き、全員に配膳してくれた。


「さて、これはオシリスお坊ちゃまがタイスを使って作った料理です」


「えっと、タイスハンバーグって言います」


「タイス?タイスは食べられるものではないと記憶していますが?」


「あぁ、何もしなければ下痢・嘔吐になるんじゃが、実験をして食べられることがわかったのじゃ」


カイヤはそういって、水に浸す前にタイスと、粗熱をとったタイスを机の真ん中に置いた。そして、工程を説明した。


「これは、それを細かくすりつぶしたものに、オニンをみじん切りにし、パン粉を入れよく混ぜたものを焼いたものです」


フォークとナイフをあるだけ出してくれ、お母様と私、リゲルが使うことになった。


「とても香ばしい匂いがしますね」


「まずは、俺から食べる「いただきまーす!」、おい、オシリス!」


「……ん~!おいしい!これにソースとかを足すと、さらにおいしくなりますよ、お母様!」


ヘクトールが何か言っていたが、私は食べたくて仕方なかったので、我先にと一口食べた。やはり味付けをしていないので、素材の味での勝負になるけど、ほくほくして美味しいし、これにトマトソースとか、胡椒で味を調えたりしたら、ばっちりなおいしさだ!……あわよくばミンチ肉があれば尚よし!


お母様たちはそんな私を見て、タイスハンバーグを一口食べた。


「……まぁ!不思議な触感だけど、ほんのり甘くておいしいわ!」


「ほぅ。これは……」


「お、なかなかいけるじぇねぇか!」


「初めての触感ですが、悪くないですね……」


「タイスだけよりも、こちらの方が子供たちは好きそうじゃの」


他の4人も美味しそうに食べてくれた。


「タイスは調理の仕方でいろいろな食べ物になるんです。ですから、お母様!このタイスを育てませんか?!このタイスは筋肉を作るにも良いですし、体にとてもいいのです。……食べすぎると体に良くないですが、この食糧難を救う一つの食材になると思います!」


私は、お母様に向き合って伝えると、お母様は頷いた。


「カイヤ、このタイスについてリゲルに教えてくれるかしら。そしてこのタイスをうちの名産品にできるようにしましょう。」


「……承知いたしました。奥方様。オシリスお坊ちゃまとともに今日した内容は控えておるので、そちらを見ながらリゲルとともに詰めようと思います」


「えぇ、お願いね。……リゲル、この栽培方法などについて熟知できたら土地と生産の確保をお願いね」


「承知いたしました」


(これはまだ、始まりにしか過ぎない。まあ食べれるものはいっぱいあるかもしれない。それを探してこの領地に住む人を笑顔にしたい!)


私は新たな決意を胸に今後のタイス文化の発展に思いを馳せた。


そして、タイスハンバーグ食事会の後、シリウスに連れられ、部屋に戻った。部屋に戻ったらかなり泣いたんだなと思えるイオが待っていたので、謝罪をして、その日は終了した。


これにてタイスのターン終了!

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