64 幕間~その頃の三つ子と両親~
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ただ、ブクマが一気に剥がされたりしてテンションが下がったので、今後は11月15日までは不定期更新となります。
花蓮と彼方がショピングデートを楽しんでいる一方で……。
「彼方と花蓮ちゃん、ちゃんとデートしてるのだろうか?」
「大丈夫ですよ、勝次さん。 あの二人は陽愛達を介して仲良くなったカップルですから」
「確かにそうだけどさ……」
絶賛お昼寝中の三つ子幼女を見守りながら、小声で彼方を心配する父の桂川 勝次。
そこに同じく小声で大丈夫と伝えるのは、陽愛達の実母かつ彼方の義母である桂川 由佳里である。
なお、由佳里の旧姓は福本だ。
やはり、勝次としては彼方と花蓮の仲は、かなりいいとは思いつつ、息子が一度失恋しているという事を踏まえれば、不安になるのは仕方がないか。
そんな不安を抱えつつ、勝次はお昼寝中の三つ子幼女の寝顔を眺めていた。
「それにしても、陽愛達の寝顔は可愛いな。 彼方や花蓮ちゃんがゾッコンになるのも無理はないな」
「そうね。 私にとっては自慢の娘ですから。 ほとんど彼方くんに面倒を見て貰っている事に関しては申し訳ないくらいですから……」
「彼方も青春真っ盛りのはずなのに、陽愛達の面倒を見る事に全力を尽くしている感じもするからなぁ」
勝次と由佳里は、三つ子幼女の面倒を大半が彼方が見ている事に関して、申し訳ない気持ちで一杯だった。
三つ子幼女は現在4歳だが、彼方は高校生。
部活や勉強、遊びなど青春真っ盛りの時期のはずなのに、彼方は三つ子幼女の面倒を見る事を選んだのだ。
実際、彼方は三つ子幼女の可愛らしさに癒されており、三つ子を介して花蓮とも仲良くなったのだ。
二人が知らないうちに、三つ子幼女が隠れた功労者となっていたのだ。
「むにゅ……」
「おっと、起こしてしまったか」
「まま、とーしゃま……」
「よく眠れたかしら?」
「うん」
「それじゃあ、お顔を洗って歯磨きしましょうか」
「「「はーい」」」
由佳里に促された三つ子幼女はゆっくりと洗面所に向かう。
その様子を微笑みながら見守っていた勝次の元に、何故か由奈がしがみついていた。
「由奈?」
「ぱぱ。 だいじょうぶだよ。 かれんねーとにーには、もっとなかよくなるよ」
由奈の言葉に内心驚く勝次。
おそらく由奈だけでなく、陽愛や愛菜もそう思っているんだろう。
そして、それだけ三つ子幼女も彼方と花蓮がより仲良くして欲しいという願いも込められていたのだろうと勝次は考えていた。
「そうだな。 二人を信じよう。 さ、はやくお顔を洗ってきなさい。 一緒に行ってあげるから」
「うん♪︎」
勝次と一緒に洗面所に行く由奈。
幼い子が彼方と花蓮を応援してくれているのに、父親である自分が信じないのは流石におかしいと悟り、自分も息子を応援しようと決めたのであった。
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