63 水着を買おう
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花蓮の秋向けの服を買った俺達が次に向かったのは、三階の一角に設置されているレジャーコーナー。
ここは、季節に応じたレジャー関連商品が並んでおり、今は夏なので多数の水着と複数の試着室が設置されていた。
「さて、ここで素敵な水着を選んでいかないとね」
「花蓮はどのタイプがいいんだ?」
「私は、こういうタイプかな?」
花蓮が早速手に取った水着は、ビキニタイプの奴だった。
女性の水着は、ワンピースタイプとビキニタイプに分けられているが、花蓮は後者を選んだわけだ。
また、ビキニタイプにも細かいタイプがあるみたいだが、俺にはそこら辺りはネットで調べた程度なので詳しく知らないのだ。
「このタイプはどうだ?」
「あ、これいいね。 流石彼方くん♪︎ 早速試着してくるよ」
何となくで俺が選んだビキニを嬉しそうに手に取り、試着室に向かう花蓮。
ちなみに選んだ水着は、ホルダーネックという首の後ろで結ぶタイプで、色は水色だ。
相変わらずの衣擦れの音に悶々としつつも、これで花蓮が喜んでくれれば、水着選びも終わるだろう。
まぁ、花蓮なら似合うと思うが。
「着てみたよー」
花蓮が水着に着替えたらしく、試着室のカーテンが開かれる。
「おお……」
俺が選んだ水色のホルダーネックビキニ風の水着を身に付けた花蓮の姿がそこにあった。
衣服で分からなかった胸は、水着姿になるとやはり大きめだと分かる。
だが、ガチの巨乳ではなく、程よい大きさの胸だ。
花蓮の性格と合わせても、個人的には水色の水着が映えると確信していた。
「どうかな、彼方くん?」
「似合ってるな。 かなりセクシーだ」
「もう、ホントにストレートに言っちゃうんだね。 それでもやはり嬉しいから、この水着にするね♪︎」
「即決だなぁ」
「そりゃあ、君が褒めてくれた物だからね。 しかも、よく見たらセール中の品だし」
やはり即決で、水色のビキニタイプの水着に決めたようだ。
値段も本来は少し高めだが、どうやらセール中だったようで、本来より安く買えたようだ。
確か、本来は2500円が1500円になってたんだったか?
そのおかげで、予算も余るらしく花蓮が唐突に次に行きたい場所があると言ったので一緒に行った。
◇◇◇◇◇◇◇◇
「あはは……、ごめんね。 せっかくだから、ついでに買いたかったんだよ。 流石に居づらかったよね……」
「店の人からの奇異な視線が心にキタ……」
俺はこの時だけは、花蓮について行った事を後悔した。
何せ、花蓮が行った先はランジェリーショップ……いわば女性用下着売り場だったからだ。
花蓮が下着を選んでいる間の店員からの奇異な視線はかなり痛かった。
それに気付いた花蓮が、さっさと下着を購入して、俺の腕を掴んで下着売り場から去る形となり、今に至るわけだ。
「お詫びにこれから食べるお昼ご飯は、私が奢るよ。 丁度お腹空いてきただろうしね」
「まぁ、それで手を打つか。 確かに腹が減ってきたしな」
「じゃあすぐに行こう。 六階が食事フロアだったしね」
下着売り場で、精神が削られたが花蓮の奢りで昼食をとる事で許した。
そして丁度、二人共腹が減ってきていたので、すぐに六階へと向かったのだ。
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