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俺は、三つ子幼女のお兄ちゃんになりました  作者: イズミント
第2部

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58 花蓮は三つ子幼女に癒される

「ただいまー」


「お邪魔しまーす」


 車で二時間かけて俺の自宅に戻り、花蓮と花蓮の両親と一緒に家の中に入る。


「かれんねー!」


「かれんねーしゃまー!!」


「おねぇちゃーん!!」


「わわっ、陽愛ちゃん、由奈ちゃん、愛菜ちゃん!」


 三つ子の妹が突然、泣きながら花蓮の元に駆け寄った。

 花蓮もびっくりしながら三つ子を受け止める。


「どうしちゃったの? 何で泣いてるの?」


「かれんねーがさらわれたってきいたからー!」


「ひなはしんぱいでしんぱいで……えぐっ」


「ぶじでよかったよ、うわーん!!」


「ああ、そっか。 ごめんね、お姉ちゃんは大丈夫だよ」


 陽愛達の泣いている理由を聞いて、俺と父さんは唖然とした。

 まさかと思い、後から出て来た由佳里母さんに聞いてみた。


「お帰りなさい。 ごめんね、どうも陽愛たち、二人の話を偶然聞いちゃってたみたいで……」


「何と……」


 どういうタイミングかは知らないが、多分のじゃ委員長からの着信の時か。

 そこで不意に聞いちゃったんだろうな。


「でも、花蓮ちゃんも無事でよかったわ」


「まぁ、色々あったけどな」


 そう話しながら三つ子の頭を撫でている花蓮を見る。


「かれんねーしゃま、ぶじでよかったでしゅ」


「陽愛ちゃん達のお兄ちゃんとお父さんに助けてもらったからねー」


「にーに、ぱぱ、すごい!」


「さすがおにいちゃん!」


「ええ……」


 花蓮がそう言うと愛菜と由奈が俺に寄ってくる。

 というか、花蓮よ、脚色はさすがにやめてほしいぞ。

 あと、ニヤニヤすんな。


(まぁ、そういう事にしておこう。 花蓮ちゃんを助けに向かおうとしたのは事実だし)


(それもそうか。 本音を言うと刑事さんと三太たちのおかげなんだけどな)


 父さんの友人の刑事さん達と三太、連れ去られる花蓮を目撃した旅行中ののじゃ委員長のおかげなんだけど、陽愛達は尊敬の眼差しで俺を見つめているので、そういう事にしておいた方がよさそうだ。


「ほら、お姉ちゃんをもう一回ギュってしなさい」


「はーい♪」


「かれんねー、ぎゅー」


「まなもー」


「あはは、いやぁ癒されるなぁ」


 俺の一声で再び花蓮に抱き着く三つ子。

 花蓮も顔が綻んでいるようで何よりだ、うんうん。


「かれんねーしゃま、なでなで」


「あらー、陽愛ちゃんもありがとうねー」


 そんな中で、陽愛が花蓮の頭をなでなでしてきたのだ。

 幼女に頭を撫でられる光景にびっくりしたが、花蓮は満更でもないようだ。

 ま、あんな目に遭っていたらな。


 それから少しの間、陽愛達と遊んで花蓮の両親と共に夕食を摂ってから、花蓮を見送った。

 竜也さん曰く、一応明日の午前中には病院に行くとの事だ。

 PTSD的な何かになっていないかを診てもらうようだ。

 それでも、花蓮は俺とのデートには行くと決意は固いのでそれまでは無理をする必要はないと思うけどね。


 それにしても、今日はかなり長い一日だったなぁ。


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