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俺は、三つ子幼女のお兄ちゃんになりました  作者: イズミント
第2部

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57 花蓮との語らいと強引なキス

「着替え終わったか?」


「うん。 もう一回抱きしめてくれないかい?」


「分かったよ」


 改めて着替え終わった花蓮の傍にいる事にした俺は、彼女の要求に応え、すぐに抱きしめる。

 彼女の温もりと共に、震えも伝わってくる。

 相当辛い想いをしたんだろう。

 だが、それも俺が抱き続けているうちに震えはおさまっていく。


「私、彼方くんが刑事さんと一緒に助けに来てくれた時に安心した瞬間に漏らした時、君に嫌われると思って泣きそうになったんだ」


「花蓮を嫌う訳がないだろ。 俺が異変に気付くのが遅れたからこうなったんだし」


「彼方くんは悪くないよ。 あの男が未だに私を狙っていたなんて、誰にも分からないから。 お母さんの方の祖父母がお見合いをキャンセルした時にその男も厳重に監視してたみたいだけどね」


「その監視の目をすり抜けたわけか」


「そうみたい。 お母さんが教えてくれた話なんだけど」


 花蓮からも俺は悪くないと言ってくれた事でかなり安心した。

 着替え中に、花蓮が紗蓮さんから聞いた話によれば、祖父母が無理やりねじ込んだお見合いをキャンセルした際に、お見合い相手だった屑埼をすぐに阻止できるように厳重に監視していたが、奴は監視をすり抜け、花蓮を拐ったようだ。

 竜也さんからも触り程度に聞いていたが、奴の歪んだ執念が監視を上回ったわけだ。


「それで、約束したデートはどうする?」


「デートはもちろん行くよ。 折角、彼方くんが誘ってくれたんだし、お洋服買うのは明日でもいいしね」


 今日のような事があったので、花蓮の精神状態を考慮して、約束したデートはどうするかを聞いたが、花蓮は行く気満々であった。


「花蓮、こんな場所でかつ強引で悪いけど……」


「どうしたの……んっ」


 花蓮と二人で話をしていく内に抑えが効かなくなったせいなのか、俺は堪らず花蓮にキスをした。

 キスをされた花蓮も一瞬驚いたようだが、すぐに俺の腰に手を回し、抱きつく形でキスを受け入れてくれた。

 少しの間、濃厚なキスをした後、お互いの唇を離す。

 

「ふふ、彼方くんは最近積極的になってきたねぇ。 嬉しいよ。 特に漏らした後だった今の時間はね」


「強引だったし、怒るかと思ったけどな」


「むしろもっと強引にしてもいいんだよ。 嫌な事を忘れさせてくれるくらいにね」


「そう言われるとは思わなかったな」


 いきなり強引にキスをしたので、怒るかと思ったがそんな事はなく、むしろ花蓮からもっと強引にいってもいいとまで言われた。

 その時の花蓮は手に唇を当てている仕草だったのが、余計に色っぽかったが。


「落ち着いたみたいだし、そろそろ帰るか?」


「そうだね。 みんなも待ってくれてるみたいだし、コンビニ寄ってから帰ろうか」


「帰り道に陽愛達に会ってくか?」


「うん。 癒されにいくよ」


 そう言いながら立ち上がり、手を繋いでからみんなの元に向かう。

 繋いだ手から震えもないから大丈夫だろうけど、一度病院で診てもらった方がいいのかも。


 コンビニで用事を済ませた後、三太やのじゃ委員長、そして刑事さんにお礼を言ってから、父さんと花蓮の両親と一緒に車に乗って家に帰ることにしたのだ。

 二時間掛けて家に着いた時は、もうすぐ夕方になろうとしていた時間帯になっていた。


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