表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワクワク獣人ランド 〜異世界PM:適材適所で虐げられている獣人たちと最強の国を作ります〜  作者: 星麒麟


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
97/98

第7部 第7話「父と息子」

========================================

建国プロジェクト:状況報告

第7部・死滅編 第7話開始時点

現在地:クロノスリュカ・各拠点

========================================

状況 :防衛戦が激しくなっている

    ニュー・ラスカルズが各持ち場を守る

========================================

強硬派の死霊が複数方向から来ていた。


これまでより数が多かった。

主力部隊だけでは手が足りなくなっていた。

信が全拠点に連絡した。

信:「ニュー・ラスカルズ、各自の持ち場を守ってくれ。

   たけど、決して無理はするな」



ハドヤー・補給路の確保


雀の鳥人ハドヤーが前線の補給路を担当していた。

死霊が補給路を遮断しようとしていた。

ハドヤーが動いた。

小柄な体と高い環境適応能力が活きた。

死霊の隙間を縫うように動いた。

どんな地形でも止まらなかった。

補給物資を前線に届け続けた。

何度も往復した。

前線の兵士たちが気づいた。

兵士A:「あの子がまた来た」

兵士B:「補給が切れなかった。あの子のおかげだな」


ハドヤーが息を切らしながら言った。

ハドヤー:「どんな場所でも動ける場所を作ります。

      次の分もすぐ持ってきます」


また走っていった。


トゥエリス・死霊の大群に突っ込む


河馬の獣人トゥエリスが東の防衛線にいた。

スケルトンの大群が押し寄せてきた。

数が多すぎた。

精霊の力だけでは追いつかなかった。

トゥエリスが前に出た。

ロガ:「トゥエリス、待て!」


しかしトゥエリスはすでに動いていた。

死霊の大群に一人で突っ込んだ。


スポーツハンティングで見せた動きだった。

温厚な顔をした河馬人が別の存在になった。

拳が死霊を粉砕した。

体当たりが死霊の列を崩した。

精霊の力を帯びた打撃が次々と死霊を消した。

一人で押し返した。


死霊の大群が退いた。

トゥエリスが止まった。

振り返った。

トゥエリス:「普通にやっただけですブー」


ロガが見ていた。

ロガ:「あれは普通じゃない」

ローフェン:「俺もそう思う」



モマ・森の精霊と連携する


ムササビの獣人モマが南の森の防衛を担当していた。

死霊が森を通って侵攻しようとしていた。

モマが翼膜を広げた。

木から木へ滑空した。

森の精霊に語りかけた。

モマ:「死霊が来る。一緒に止めてほしいキュル」


森の精霊が反応した。

木々が動いた。

道が塞がれた。

死霊の侵攻ルートが封じられた。

モマが精霊と連携しながら次々とルートを変えた。

森全体が防衛線になった。


遠くから見ている老いた鹿人がいた。

鹿王スタアーグだった。

長い間、誰にも言わずに見ていた。

そして静かに言った。

スタアーグ:「あの子は俺の後継になるだろうか」



メカラ・戦術を理解する


象の獣人メカラが北の防衛線にいた。

ローフェンの指揮のもとで動いていた。

しかしローフェンが別の場所に呼ばれた時だった。

メカラが一人で判断しなければならなかった。

死霊の部隊が三方向から来ていた。

メカラが止まらなかった。

メカラ:「ローフェンさんならどう動くパオ」


ローフェンから学んだ戦術を思い出した。

一つずつ実行した。

まず左の群を精霊の力で分断した。

次に右の群をニュー・ラスカルズの仲間と連携して押し返した。

最後に正面の群にメカラが突っ込んだ。

怪力と記憶した戦術が合わさった。

三方向全てを抑えた。


信が懐中時計で状況を把握していた。

北の防衛線が安定している報告が来た。

信:「メカラが一人で抑えたの?」

シルト:「そうです」

信:「アスラが聞いたら驚くぞ」



信とロガの会話


防衛戦が一段落した夜だった。

信とロガが並んで渓谷を見ていた。

信:「ニュー・ラスカルズを本格的な戦力として戦術に取り入れようと思う」

ロガ:「そうだな」

信:「ロガから見てどう?」

ロガ:「実際頼もしい。俺が若い頃よりずっとできるんじゃないか」

信:「ローフェンはどう思うかな?」

ロガ:「あいつは自分のことより仲間のことを先に言うやつだ。昔からな」

信:「ロガに似てるね」

ロガ:「俺よりも優秀だよ」


ロガが少し笑った。

珍しい笑い方だった。


ローフェンとニュー・ラスカルズ


ローフェンがメカラの元に来た。

ローフェン:「一人で三方向を抑えたんだって」

メカラ:「ローフェンさんの戦術を使っただけですパオ」

ローフェン:「それができれば十分だ。

       だけど次は自分自身でも戦術を考えるんだ。

       俺の考え方だけじゃ、俺の上には行けない」

メカラ:「はい」


ローフェンがトゥエリスにも声をかけた。

ローフェン:「突っ込む前に一声かけてくれ。俺や誰かがしっかりサポートをする」

トゥエリス:「声をかけたら止められると思ってブー」

ローフェン:「止めないさ。もう十分に実力を分かっているからね。

       ただ一人では行くなよ」

トゥエリス:「次から、ちゃんと声をかけますブー」



ロガとローフェンの夜

夜、ローフェンがロガの元に来た。

ローフェン:「オヤジ」

ロガ:「どうした」

ローフェン:「ゲヘナに行く前に一度だけ本気の稽古をしてほしい」

ロガ:「今かからか」

ローフェン:「今じゃなくていい。でも行く前に」

ロガ:「わかった。明日の朝だ」

ローフェン:「ありがとう」


ロガが少し間を置いた。

ロガ:「ゲヘナに行く時俺も行く」

ローフェン:「危険だよ」

ロガ:「お前が行くから俺が行く。それに、まだ心配されるほど老いぼれてはいないぞ」

ローフェン:「わかった」


二人が並んで夜空を見た。

アポロンが渓谷の上空で静かに光っていた。

ローフェン:「ニュー・ラスカルズ、強くなりましたね」

ロガ:「ああ。俺たちがゲヘナに行ってもここは守れる」

ローフェン:「そう思います」


二人の間に静かな時間が流れた。

それだけだった。

しかし十分だった。


信が手帳に書いた。

ニュー・ラスカルズが 今日から本格的な戦力だ。 ハドヤーが補給路を守った。 トゥエリスが大群を一人で押し返した。 モマが森全体を防衛線にした。 メカラが三方向を一人で抑えた。 次世代が来た。 ここは任せられる。 ゲヘナへ向かう準備が 整ってきた。


========================================

建国プロジェクト:状況報告

第7部・死滅編 第7話終了時点

========================================

ニュー・ラスカルズの初陣

 ハドヤー:補給路を確保

 トゥエリス:死霊の大群を一人で押し返した

 モマ:森全体を防衛線にした

 メカラ:三方向を一人で抑えた


各キャラクターの見せ場

 スタアーグ:「この子は俺の後継だ」

 信:「アスラが見たら喜ぶな」

 ローフェン:メカラとトゥエリスに言葉をかけた


ロガとローフェン

 「ゲヘナに行く前に本気の稽古を」

 「お前が行くから俺が行く」

 二人が並んで夜空を見た


ゲヘナへの布石

 「ここは任せられる」

 遠征準備が整ってきた


次のマイルストーン

 →第8話:ゲヘナへの扉が開く

 →竜騎士の術で踏み込む

========================================



第7部 第7話 終了

次話:「ゲヘナへの扉」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ