第7部 第7話「父と息子」
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建国プロジェクト:状況報告
第7部・死滅編 第7話開始時点
現在地:クロノスリュカ・各拠点
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状況 :防衛戦が激しくなっている
ニュー・ラスカルズが各持ち場を守る
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強硬派の死霊が複数方向から来ていた。
これまでより数が多かった。
主力部隊だけでは手が足りなくなっていた。
信が全拠点に連絡した。
信:「ニュー・ラスカルズ、各自の持ち場を守ってくれ。
たけど、決して無理はするな」
ハドヤー・補給路の確保
雀の鳥人ハドヤーが前線の補給路を担当していた。
死霊が補給路を遮断しようとしていた。
ハドヤーが動いた。
小柄な体と高い環境適応能力が活きた。
死霊の隙間を縫うように動いた。
どんな地形でも止まらなかった。
補給物資を前線に届け続けた。
何度も往復した。
前線の兵士たちが気づいた。
兵士A:「あの子がまた来た」
兵士B:「補給が切れなかった。あの子のおかげだな」
ハドヤーが息を切らしながら言った。
ハドヤー:「どんな場所でも動ける場所を作ります。
次の分もすぐ持ってきます」
また走っていった。
トゥエリス・死霊の大群に突っ込む
河馬の獣人トゥエリスが東の防衛線にいた。
スケルトンの大群が押し寄せてきた。
数が多すぎた。
精霊の力だけでは追いつかなかった。
トゥエリスが前に出た。
ロガ:「トゥエリス、待て!」
しかしトゥエリスはすでに動いていた。
死霊の大群に一人で突っ込んだ。
スポーツハンティングで見せた動きだった。
温厚な顔をした河馬人が別の存在になった。
拳が死霊を粉砕した。
体当たりが死霊の列を崩した。
精霊の力を帯びた打撃が次々と死霊を消した。
一人で押し返した。
死霊の大群が退いた。
トゥエリスが止まった。
振り返った。
トゥエリス:「普通にやっただけですブー」
ロガが見ていた。
ロガ:「あれは普通じゃない」
ローフェン:「俺もそう思う」
モマ・森の精霊と連携する
ムササビの獣人モマが南の森の防衛を担当していた。
死霊が森を通って侵攻しようとしていた。
モマが翼膜を広げた。
木から木へ滑空した。
森の精霊に語りかけた。
モマ:「死霊が来る。一緒に止めてほしいキュル」
森の精霊が反応した。
木々が動いた。
道が塞がれた。
死霊の侵攻ルートが封じられた。
モマが精霊と連携しながら次々とルートを変えた。
森全体が防衛線になった。
遠くから見ている老いた鹿人がいた。
鹿王スタアーグだった。
長い間、誰にも言わずに見ていた。
そして静かに言った。
スタアーグ:「あの子は俺の後継になるだろうか」
メカラ・戦術を理解する
象の獣人メカラが北の防衛線にいた。
ローフェンの指揮のもとで動いていた。
しかしローフェンが別の場所に呼ばれた時だった。
メカラが一人で判断しなければならなかった。
死霊の部隊が三方向から来ていた。
メカラが止まらなかった。
メカラ:「ローフェンさんならどう動くパオ」
ローフェンから学んだ戦術を思い出した。
一つずつ実行した。
まず左の群を精霊の力で分断した。
次に右の群をニュー・ラスカルズの仲間と連携して押し返した。
最後に正面の群にメカラが突っ込んだ。
怪力と記憶した戦術が合わさった。
三方向全てを抑えた。
信が懐中時計で状況を把握していた。
北の防衛線が安定している報告が来た。
信:「メカラが一人で抑えたの?」
シルト:「そうです」
信:「アスラが聞いたら驚くぞ」
信とロガの会話
防衛戦が一段落した夜だった。
信とロガが並んで渓谷を見ていた。
信:「ニュー・ラスカルズを本格的な戦力として戦術に取り入れようと思う」
ロガ:「そうだな」
信:「ロガから見てどう?」
ロガ:「実際頼もしい。俺が若い頃よりずっとできるんじゃないか」
信:「ローフェンはどう思うかな?」
ロガ:「あいつは自分のことより仲間のことを先に言うやつだ。昔からな」
信:「ロガに似てるね」
ロガ:「俺よりも優秀だよ」
ロガが少し笑った。
珍しい笑い方だった。
ローフェンとニュー・ラスカルズ
ローフェンがメカラの元に来た。
ローフェン:「一人で三方向を抑えたんだって」
メカラ:「ローフェンさんの戦術を使っただけですパオ」
ローフェン:「それができれば十分だ。
だけど次は自分自身でも戦術を考えるんだ。
俺の考え方だけじゃ、俺の上には行けない」
メカラ:「はい」
ローフェンがトゥエリスにも声をかけた。
ローフェン:「突っ込む前に一声かけてくれ。俺や誰かがしっかりサポートをする」
トゥエリス:「声をかけたら止められると思ってブー」
ローフェン:「止めないさ。もう十分に実力を分かっているからね。
ただ一人では行くなよ」
トゥエリス:「次から、ちゃんと声をかけますブー」
ロガとローフェンの夜
夜、ローフェンがロガの元に来た。
ローフェン:「オヤジ」
ロガ:「どうした」
ローフェン:「ゲヘナに行く前に一度だけ本気の稽古をしてほしい」
ロガ:「今かからか」
ローフェン:「今じゃなくていい。でも行く前に」
ロガ:「わかった。明日の朝だ」
ローフェン:「ありがとう」
ロガが少し間を置いた。
ロガ:「ゲヘナに行く時俺も行く」
ローフェン:「危険だよ」
ロガ:「お前が行くから俺が行く。それに、まだ心配されるほど老いぼれてはいないぞ」
ローフェン:「わかった」
二人が並んで夜空を見た。
アポロンが渓谷の上空で静かに光っていた。
ローフェン:「ニュー・ラスカルズ、強くなりましたね」
ロガ:「ああ。俺たちがゲヘナに行ってもここは守れる」
ローフェン:「そう思います」
二人の間に静かな時間が流れた。
それだけだった。
しかし十分だった。
信が手帳に書いた。
ニュー・ラスカルズが 今日から本格的な戦力だ。 ハドヤーが補給路を守った。 トゥエリスが大群を一人で押し返した。 モマが森全体を防衛線にした。 メカラが三方向を一人で抑えた。 次世代が来た。 ここは任せられる。 ゲヘナへ向かう準備が 整ってきた。
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建国プロジェクト:状況報告
第7部・死滅編 第7話終了時点
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ニュー・ラスカルズの初陣
ハドヤー:補給路を確保
トゥエリス:死霊の大群を一人で押し返した
モマ:森全体を防衛線にした
メカラ:三方向を一人で抑えた
各キャラクターの見せ場
スタアーグ:「この子は俺の後継だ」
信:「アスラが見たら喜ぶな」
ローフェン:メカラとトゥエリスに言葉をかけた
ロガとローフェン
「ゲヘナに行く前に本気の稽古を」
「お前が行くから俺が行く」
二人が並んで夜空を見た
ゲヘナへの布石
「ここは任せられる」
遠征準備が整ってきた
次のマイルストーン
→第8話:ゲヘナへの扉が開く
→竜騎士の術で踏み込む
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第7部 第7話 終了
次話:「ゲヘナへの扉」




