第7部 第4話「神聖魔法への道」
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建国プロジェクト:状況報告
第7部・死滅編 第4話開始時点
現在地:クロノスリュカ・ミネルヴェ魔導大学
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状況 :カルシアから帰還
神聖魔法の研究が始まる
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信がミネルヴェ魔導大学に提案した。
信:「神聖魔法の研究を正式に始めます。
ミネルヴェ魔導大学に専門の部門を作りたい」
エルネスト:「俺が主導する。
魔法と魔術の融合のさらに上の概念だ。
挑戦する価値がある」
ミネルヴェ:「神聖魔法は白魔術に最も近い。
クラグルを中心に置くべきだ」
クラグル:「私ですかが?」
ミネルヴェ:「白魔術の使い手として最も生命力の操作に精通している。
お前しかいない」
研究チームのメンバーが決まった。
エルネスト(主導・魔法魔術理論)
クラグル(白魔術・生命力操作)
コダ(精霊学・アポロンとの対話)
ミネルヴェ(記録・理論整理)
パナシア(補佐・クラグルのサポート)
ガルディウス(聖王教の祈りの実践)
ガルディウスがカルシアから一時的にクロノスリュカへ来ることになった。
ガルディウス:「エドガルのためだ。俺も学ぶ」
神聖なる書の解析
ミネルヴェがムネモシュネの力で神聖なる書を徹底的に解析した。
判明した内容が整理された。
第一の条件・神聖なる書
ミネルヴェ:「術式の設計図になる。
書を媒体として魔力の流れを整える」
第二の条件・竜石
ミネルヴェ:「竜と生命を繋ぐ媒体。
生命の精霊の力を増幅・集中させる機能がある。
持ち続けた者の意志が宿る。
……面白い。
この石は信が持ち続けた時間で力が蓄積されている。
誰かを助けたいという意志が染み込んでいる」
信:「俺がクラグルに渡せばその意志ごと渡せるということですか」
ミネルヴェ:「…そういうことだ」
第三の条件・アポロンの加護
ミネルヴェ:「最も難しい条件だ。
生命の精霊が自らの意志で術者を選ぶ。
選ばれなければ発動できない」
エルネスト:「どうすれば選ばれますか」
ミネルヴェ:「……わからない。
書にはそこまで書いていない」
クラグルとアポロン
その夜だった。
クラグルが一人で付属病院の廊下に立っていた。
回復した患者の声が聞こえていた。
アポロンが現れた。
廊下を静かに漂っていた。
クラグルが気づいた。
クラグル:「アポロン。あなたが来るとは」
アポロンが近づいた。
クラグルに触れた。光が広がった。
鹿人コダが廊下を通りかかって気づいた。
コダ:「クラグルさん、アポロンがあなたを選びました」
クラグル:「私を」
コダがアポロンから感じた言葉を伝えた。
コダ:「あなたは命を惜しみなく救おうとしてきた。
だからこそ命を呼び戻す力を与えられる。
誰かを救うために自分の命を削れる者にしかこの力は宿らない」
クラグル:「自分の命を削る」
コダ:「リザレクションを使うたびに大きく消耗する。
それをアポロンは知っていて選んでいます」
クラグル:「わかりました。やります」
信が竜石をクラグルに渡す
翌朝だった。
信がクラグルを呼んだ。
信:「これを渡します」
竜石を差し出した。
クラグル:「これは信さんの」
信:「俺よりクラグルの方が使いこなせる。
それにこの石には俺の意志が染み込んでいるそうだ。
誰かを助けたいという意志が。
君に渡す方がずっと合っている」
クラグルが竜石を受け取った。
光った。
クラグルの手の中で竜石が温かくなった。
クラグル:「温かい」
信:「そうですか。よかった」
最初の試み・失敗
三つの鍵が揃った。
リザレクションを試みた。
クラグルが神聖なる書を前に白魔術と竜石の力を合わせた。
アポロンの加護が輝いた。
光が生まれた。
しかし消えた。
もう一度試みた。
また消えた。
クラグルが倒れた。
パナシア:「先生」
クラグル:「大丈夫。
ただまだ何かが足りない」
エルネスト:「術式の問題か、それとも力の問題か」
ミネルヴェ:「どちらでもない。書をもう一度読む」
ミネルヴェが書を読み返した。
一行、見落としていた箇所があった。
ミネルヴェ:「祈りだ。
ガルディウスの祈りが必要だ。
神聖なる書にはこう書いてある。
『生命を願う者の声が術を導く』と」
ガルディウスの祈りとの連携
ガルディウスが前に出た。
ガルディウス:「俺の祈りが必要なのか」
ミネルヴェ:「そうだ。
白魔術が術式を作り竜石が力を増幅し
アポロンが加護する。
そしてガルディウスの祈りが方向を示す。
四つが揃って初めて完成する」
ガルディウス:「祈りの意味がここにあったのか」
ガルディウスが祈り始めた。
クラグルが白魔術を発動した。
竜石が光った。
アポロンの加護が輝いた。
光が一点に集中した。
今度は消えなかった。
誰もいない空間に向かって光が放たれた。
コダが感じた。
コダ:「届いた。何かに届いた」
試験的な発動だった。
対象がいなかった。
しかし術が完成したことはわかった。
クラグル:「できる」
パナシアが支えた。
クラグル:「パナシア、次からはずっと隣にい。
毎回倒れると思うから」
パナシア:「先生が素直に頼ってくれたのは、初めてですね」
クラグル:「そうかしら」
エルネストとリリィ
研究の合間にエルネストが鈴鳴りのリリィを呼んだ。
エルネスト:「神聖魔法の研究に加わってほしい。
お前の三重魔法が神聖魔法に最も近い位置にある」
リリィ:「どういう意味ですか」
エルネスト:「神聖魔法は一人の力では完成しない。
複数の力を一点に繋げる必要がある。
お前はその繋げ方を本能的に知っている」
リリィ:「仲間と繋げるということですか」
エルネスト:「そうだ」
リリィが少し黙った。
首の鈴が鳴った。
リリィ:「信さんに言われました。
仲間の作り方を学べと。
これがその場所ですか」
エルネスト:「そうかもしれない」
リリィ:「わかりました。やってやりましょう」
信の整理
夜、信が全員を集めた。
信:「リザレクションが使えるようになった。
しかし使える回数は限られている。
クラグルの体が限界になれば使えなくなる。
誰を救うかの判断が重要になる」
クラグル:「判断は私が。
最後まで使い切ります」
信:「ただし、パナシアが止めたら止まってください」
クラグル:「善処します」
パナシア:「善処じゃなくて約束してください」
クラグル:「ええ、約束です」
信が方針を伝えた。
信:「次の目標は二つ。
この世での防衛を続けながらゲヘナへの遠征準備を進める。
リザレクションは遠征で使う。
ゲヘナの中で助けられる者を助ける。
それが今回の戦いの方針だ」
夜の廊下
夜遅かった。
クラグルが一人で廊下に立っていた。
アポロンが傍にいた。
竜石を握っていた。
クラグル:「エドガルを最初に助けます。
それでいいでしょうか」
アポロンが光った。
答えのようだった。
クラグル:「では。
治ることは義務ですもんね」
信が手帳に書いた。
リザレクションが完成した。 クラグルが選ばれた。 竜石を渡した。 ガルディウスの祈りが鍵だった。 リリィが加わった。 全員の力が繋がり始めている。 次はゲヘナへの遠征準備だ。 しかしその前に エドガルを助ける。 誰も捨てない。 それがこの国だ。
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建国プロジェクト:状況報告
第7部・死滅編 第4話終了時点
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神聖魔法研究部門の設立
エルネスト主導
クラグル・コダ・ガルディウス等が参加
リリィが新たに加わった
アポロンがクラグルを選んだ
「命を惜しみなく救い続けた者」
自分の命を削って他者を救える者
信が竜石をクラグルに渡した
「俺の意志が染み込んでいる」
「お前に渡す方がずっと合っている」
リザレクションの完成
四つの要素が必要と判明
白魔術・竜石・アポロンの加護
ガルディウスの祈り
試験的な発動が成功した
リリィの参加
神聖魔法研究部門に加わった
「仲間と繋げる場所」として
信の方針
「誰を救うかの判断が重要」
「クラグルが最後まで使い切る」
次のマイルストーン
→第5話:アポロンを世界へ広げる準備
→ウィンとリーラの歌が鍵になる
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第7部 第4話 終了
次話:「アポロンの歌」




