第6部 第12話「世界探求大学の発足」
========================================
建国プロジェクト:状況報告
第6部・発展編 第12話開始時点
現在地:クロノスリュカ・各国との交渉中
========================================
状況 :世界探求大学の設立準備が進んでいる
========================================
世界探求大学の本部設立より先に、各国支部の交渉が進んでいた。
狐人ドミナスがカルシアに向かった。
ガルディウスが即座に答えた。
ガルディウス:「土地の提供は問題ない。
俺の国にも学者が増える。
悪くない話だ」
エルフ国イオフィーエルにはソラが向かった。
サエルミア王女が蔵書の目録を広げた。
サエルミア:「我々の蔵書を提供します。
数千年分の記録が加わると思って」
ソラ:「数千年分」
サエルミア:「足りないですか」
ソラ:「いえ、十分すぎます」
マルカンドのマンサは交渉の場で値踏みするような目をしていた。
しかしすぐに頷いた。
マンサ:「学問も商売も情報が命だ。
商業情報と地理情報を交換する仕組みを作ろう。
悪くない取引だな」
シーベルトのベルトが言った。
ベルト:「海の調査部門として使ってほしい。
俺たちが知っている海を地図にしたい」
各国支部が先に動き出したことで本部設立への機運が高まった。
鴉人シルトが懸念を示した。
シルト:「学術情報と諜報情報の住み分けが難しくなりませんか?」
信:「学問と諜報では目的が違う。
純粋な知的好奇心の前には国境なんてないんだよ」
シルト:「わかりました」
世界探求大学の発足式
本部がクロノスリュカに設立された。
各国の研究者が集まった。
竜門学府との連携が正式に決まった。
鹿人ソラが地図学部長として発足式に立った。
ソラ:「世界はまだ地図に載っていない場所がある。
俺たちの仕事はその場所を見つけることだ。
地図は完成しない。
しかし描き続けることが大事だ」
各学部が紹介された。
地図学部:ソラが学部長
地質学部:ドワーフとの共同研究
古代遺跡学部:カイ・ラガンが監修
気象学部:シルフィード系の精霊と連携
海洋学部:ルトラ、ベルトが関与
信が出席して言った。
信:「知ることが守ることになる。
この大学で是非ともこの世界の地図を完成させてくれ」
ソラ:「この世界の地図は完成させるつもりです。
ただ異次元の世界はまだまだ先になりそうです。
おそらく、一生かけても終わらないかと思います」
信:「ミネルヴェ先生みたいになってきたね」
ソラ:「影響でしょうね」
最初の調査隊・編成
発足と同時に最初の調査隊が編成された。
隊長:ソラ
地図担当:カルタ(海亀人)
先行偵察:ゼフ(鷹人)
次元計測:竜門学府の研究員
地質調査:ドワーフの地質学者
出発の朝だった。
信が見送った。
信:「楽しみに待っているよ。」
ソラ:「はい」
カルタが出発直前に少し緊張した顔をしていた。
ソラ:「迷ったら帰ってきていい」
カルタ:「迷いません」
ゼフがすでに上空を飛んでいた。
神代の遺跡の発見
北の山脈の奥、地図にない場所だった。
石造りの建物が森に埋もれていた。
誰も知らない遺跡だった。
中に入った。
見たことのない文字が刻まれていた。
境界の精霊テルミが遺跡の中に宿っていた。
揺れていた。
何かを知っているように見えた。
壁の一角に、一部だけ読める文字があった。
ゼフが丁寧に書き写した。
調査員が読んだ。
「生命と死滅は常に対となる。
一方が生まれればもう一方が目覚める。
それが世界の理」
全員が静まった。
調査員:「これは何ですか」
ソラ:「持ち帰って大学で調べよう」
帰還とカルタの成果
帰還後、カルタが独自に作成した海域の地図を持ってきた。
ソラが広げた。
ソラ:「これはすごい地図だ」
カルタ:「先生の地図と合わせればもっと正確になります」
ソラが自分の地図と重ねた。
陸と海が一つになった地図が完成した。
ソラ:「世界が繋がった」
カイ・ラガンとミネルヴェへの報告
遺跡の文字が報告された。
竜人カイ・ラガンが文字を見た。
カイ・ラガン:「古い警告のようだ。誰かが残したものらしい」
ミネルヴェ:「生命と死滅。
生命の精霊がまだ現れていない。
しかし、現れた時のことを誰かが警告している」
蜥蜴の獣人イツムナが呼ばれた。
文字を見た。
じっと見た。
イツムナ:「この文字、一部読めます。
でも全部は無理です。
別の文字体系が混ざっているみたいだ。
時間をください」
解読が宿題になった。
信の判断
報告を受けた信が全員に言った。
信:「生命の精霊を呼ぶ活動を続けながらその先の準備もする。
知ることが守ることになる。
世界探求大学の最初の仕事がすでに国を守る布石になった」
ミネルヴェが珍しく頷いた。
信が手帳に書いた。
世界はまだ広い。 しかしその広さが 俺たちを守ることもある。 知らなければ守れない。 だから探し続ける。
========================================
建国プロジェクト:状況報告
第6部・発展編 第12話終了時点
========================================
世界探求大学・発足
本部:クロノスリュカ
各国支部:カルシア・イオフィーエル
マルカンド・シーベルト
各学部
地図学部
地質学部(ドワーフ連携)
古代遺跡学部(カイ・ラガン監修)
気象学部(精霊連携)
海洋学部
最初の成果
カルタの海域地図
陸と海が繋がった世界地図の完成
神代の遺跡の発見
「生命と死滅は常に対となる」
テルミが宿っていた
イツムナが解読中(未完了)
第7部への布石
生命の精霊が現れた時
対となる存在が目覚めるという警告
次のマイルストーン
→国際スポーツ大会の開催
========================================
第6部 第12話 終了
次話:「国際スポーツ大会」




