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ワクワク獣人ランド 〜異世界PM:適材適所で虐げられている獣人たちと最強の国を作ります〜  作者: 星麒麟


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第2部 第11話「空から来るもの」

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建国プロジェクト:状況報告

第2部・建国編 第11話開始時点

現在地:クロノスリュカ・建国地

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国民 :205名

資金 :銀貨120枚


各プロジェクト進捗

 時計塔:90%完成・完成間近

 ロボット:開発中・未完成

 結界 :75%回復

 防衛壁:四方完成

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建国から6ヶ月が経っていた。


時計塔が渓谷に聳えていた。

完成まであと数日だった。

犬人女王リュカが毎日塔に登り、時間の精度を調整していた。

アッチの工房では信のロボットの開発が続いていた。

コンセプト違いの4機の動物型ロボット。

しかしどれも、まだ実戦投入できる状態ではなかった。

アッチ:「急いでいる。

     でも急いで作ったものは

     戦場で壊れる」

信:「調整の重要性は認識していますが」

アッチ:「焦っているのか」

信:「すみません、敵の動向がわからないので。

それに悪い予感が」



夜の奇襲


その夜、アラファが急降下してきた。

アラファ:「南西から飛行体。10機。速い。

      すいません!

なぜか魔法探知が発見が遅れました」


既に渓谷の上空に差し掛かっていた。

爆弾が投下された。

最初の爆発が市場の近くに落ちた。

露店が吹き飛んだ。

続けて3発。住居に直撃した。

信:「エウクレイア頼む!

   カティ、国民の避難。

   クラグル、医務室の準備」



エウクレイアの苦戦


隼人イェラキが飛び上がった。

エウクレイアが続いた。

風の精霊魔法を発動した。

気流が乱れなかった。

飛行体から何かが放たれた。

精霊魔法を妨害する術式だった。

イェラキ:「魔法封じか」

アエトス:「動きが鈍い」


飛行体がエウクレイアに向かって突進した。

イェラキが咄嗟に回避した。

しかし後続のアエトスに直撃した。

アエトスが落下した。

アラファが音波で位置を把握してロガが受け止めた。

ロガ:「生きているか」

アエトス:「生きてますッ」


エウクレイアが態勢を立て直した。

しかし精霊魔法なしでは飛行体に追いつけなかった。

10機が自由に渓谷上空を飛び回った。

爆弾が次々と投下された。



一方的な攻撃


住居4棟が損壊した。

図書館の外壁が崩れた。

市場が壊滅状態になった。

負傷者が続出した。

羊人クラグルが走り回った。

増員されていた医療班が各所に展開した。

クラグル:「全員、私のところに来い。

      治ることは義務です」


10分後、飛行体が去った。

やりたいことをやって、去った。

渓谷に煙が漂っていた。



信の判断


信が渓谷を見渡した。

壊れた建物。煙。負傷者。

信:「負傷者の確認を」

バーナデッド:「全員、医務室に運びました。

        死者はいません」

信:「よかった。全員生きているのか」

バーナデッド:「はい」

信:「それだけで十分だ。

   建物は直せる」


信がイェラキに聞いた。

信:「飛行体に、精霊魔法の妨害機能があった?」

イェラキ:「ああ、封じられた。

      魔法封じだ。あの状態では戦えない」

信:「次はもっと来る」

イェラキ:「わかっている」


ミネルヴェが静かに言った。

ミネルヴェ:「威力偵察だな。

       防衛力を測りに来た」

信:「そうです。

   次が本番だ」



対策の立案


信がアッチ・フォーヌ・アルラッテを集めた。

信:「3つ、急いでほしい。

   1つ目、ロボットの開発を最優先にする。

   特に烈風の精霊妨害への対策。

   2つ目、時計塔に敵探知機能を追加する。

   早期発見できれば対応が変わる。

   3つ目、防爆シェルターの建設。

   国民を守る地下空間が必要だ」

アッチ:「全部、同時にやる」

フォーヌ:「手が足りなければ

      工房の弟子を全員出す」

アルラッテ:「シェルターの設計はタルパに頼もう。

       地下なら誰より速い」


土竜人タルパが呼ばれた。

タルパ:「地下なら任せろモグ。

    どのくらいの規模が必要モグ」

信:「全国民200名が入れる広さ」

タルパ:「わかったモグ。

    3日でできるモグ」

ジグニ:「本当か」

タルパ:「地下はモグの庭モグ」



復旧作業


その夜から復旧が始まった。

ジグニとガルバが損壊した建物の修復を開始した。

ラギラブとダレトが炊き出しを始めた。

カティが国民の安全を確認して回った。

アルラッテが被害状況を細かく記録した。

アルラッテ:「損壊:住居4棟、市場全域、図書館外壁。

       負傷者:12名、全員回復見込み。

       死者:ゼロ」

信:「記録してくれてありがとう」

アルラッテ:「次の備えのために必要です。

       どこが弱かったかわかれば

       次は防げます」


犬人女王リュカが信の隣に来た。

リュカ:「みんな、大丈夫だった」

信:「ああ、大丈夫だった」

リュカ:「次は防げる?」

信:「防ぎます」

リュカ:「……うん」



時計塔の探知機能


翌朝、信が時計塔に登った。

アッチが設計図を広げていた。

アッチ:「時計塔の最上部にアラファの音波探知を機械的に増幅する装置を設置する。

     範囲は現在の5倍になる」

信:「いつできる」

アッチ:「時計塔の完成と同時に」

信:「完成を急いでくれ」

アッチ:「わかっている。

     でも急いで作ったものは」

信:「壊れる。わかっています」

アッチ:「……わかっているなら

     急かさないでくれ」

信:「……すみません」



夜、信は手帳に書いた。

今日、一方的にやられた。 悔しい。 でも全員生きている。 次は防ぐ。 時計塔・ロボット・シェルター。 全部、間に合わせる。


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建国プロジェクト:状況報告

第2部・建国編 第11話終了時点

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国民 :205名

資金 :銀貨100枚

    復旧費用で減少


戦闘結果

 敵:威力偵察10機・全機帰還

 味方:住居4棟損壊・図書館外壁損壊

    市場壊滅・負傷者12名

    死者:ゼロ


判明した敵の能力

 精霊魔法妨害機能を搭載

 エウクレイアの風魔法が封じられた


緊急対応プロジェクト

 ①ロボット開発の最優先化

  特に烈風の対妨害対策

 ②時計塔に敵探知機能を追加

 ③防爆シェルターの建設

  モグが地下設計を担当・3日で完成予定


各プロジェクト進捗

 時計塔:95%完成・探知機能追加中

 ロボット:開発最優先・急ピッチで進行

 防爆シェルター:設計開始


次のマイルストーン

 → 時計塔の完成・探知機能の稼働

 → ロボット4機の完成

 → ガルディウスの本格侵攻への備え

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第2部 第11話 終了

次話:「時計塔の鐘が鳴る」



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