第9部 第2話「止めるのは言葉だ」
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建国プロジェクト:状況報告
第9部・火を灯して編 第2話開始時点
現在地:クロノスリュカ・東の防衛線
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状況 :三日目の朝
強硬派が動いた
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三日目の朝だった。
アルカナム・キャノンが展開された。
精霊の力が弱まった。
コダが感じた。
コダ:「来ました。アルカナム・キャノンが展開されています。
精霊が聞こえなくなる」
信が判断した。
信:「専守防衛の方針をとります」
懐中時計が光った。
信:「ゼイヴァン。強硬派が動きました。
我々からは手を出さない、この動きはあなたが止めてください」
ゼイヴァン:「わかった。俺が行く」
ロガが信を見た。
ロガ:「本当に動かないか」
信:「攻撃し潰すことはできるでしょう。
でも、これは帝国の内部問題だ。ゼイヴァンを信じます」
レイムンドの説得
ゼイヴァンが来る前にレイムンドが強硬派の前に立った。
強硬派リーダー:「レイムンド。お前も帝国の将軍だ。
俺たちと来い。陛下は変わってしまった。しかし帝国は変われない」
レイムンド:「お前たちは一体何を守っているんだ。
陛下が正しい情報で判断を変えた。それが本来の帝国の強さだ」
強硬派リーダー:「そんな事は綺麗事だ。これでは先祖が血を流して作った歴史が消える」
レイムンド:「消えはしない。
しかし先祖が誤解したこともこれも歴史だ。
誤解を正すことが先祖への本当の敬意だと私は思う」
強硬派リーダーが止まった。
答えを探していた。
答えが出なかった。
ゼイヴァンの到着
その時だった。
ゼイヴァンが前線に来た。
100年間、前線に出たことがなかった。
レイムンドが驚いた。
レイムンド:「陛下、ここは危険です。何かがあっては」
ゼイヴァン:「俺が直接話さなければ終わりはしまい」
ゼイヴァンが強硬派リーダーの前に立った。
強硬派リーダー:「陛下」
ゼイヴァン:「お前たちの気持ちはわかる。
帝国を守りたい。変わることが怖い。それは俺も同じだった。
100年間も続けたことだからな。
しかし変わることと失うことは違う。
むしろ得られたんだ。
100年間そばにいた精霊が私に話しかけた。
それは弱さじゃない」
強硬派が静まった。
ドミニオンが動いた
ゼイヴァンの言葉が届いた時だった。
強硬派のそばに漂っていた重さが消えた。
コダが感じた。
コダ:「ドミニオンが強硬派から完全に離れました。
ゼイヴァンのそばに移りました」
ドミニオンがゼイヴァンのそばに来た。
ドミニオン:「お前が直接来た。命令ではなく言葉で向き合った。
これが選ばれた秩序だ。俺はお前の選択を支える」
ゼイヴァンが感じた。
ゼイヴァン:「背中が暖かい。ドミニオンか」
強硬派リーダーが選んだ
強硬派リーダーが長い間何も言わなかった。
アルカナム・キャノンがまだ展開されていた。
強硬派リーダーがキャノンを見た。
信たちを見た。
ゼイヴァンを見た。
レイムンドを見た。
遠くにプロメテウスの光が見えた。
帝国の民が光に手を伸ばしていた。
強硬派リーダー:「あの顔だ。帝国の民があんな顔をしたのを見たことがない。
怖がっていない。嬉しそうだ。これが弱くなることか。
俺にはそう見えない」
強硬派リーダーが部下に言った。
強硬派リーダー:「キャノンを止めろ」
部下:「え?」
強硬派リーダー:「止めると言った。陛下の言葉を聞いた。
俺には答えられない。答えられないなら動く理由がない」
アルカナム・キャノンが止まった。
精霊の力が戻ってきた。
コダ:「精霊が戻ってきた。キャノンが止まりました」
ローフェンのレーヴァテインが輝いた。
リベリオンが渓谷の上空で大きく輝いた。
信とゼイヴァンが並んだ
強硬派が引いた後だった。
信とゼイヴァンが並んで立った。
戦場ではなかった。
しかし互いの立場が初めて対等に感じられた瞬間だった。
信:「ありがとうございました。来てくれて」
ゼイヴァン:「これは俺たちの問題だからな」
信:「帝国の内部問題は帝国が解決。正しかったと思います」
ゼイヴァン:「お前は俺を信じたのか」
信:「信じました。ゼイヴァンが来ると思っていた。俺にできるのは見極めること」
ゼイヴァン:「適材適所か。精霊カイロスの力か」
信:「そうかもしれません」
夜・ドミニオンの言葉
その夜だった。
ゼイヴァンが一人で執務室にいた。
ドミニオンが届いた。
ドミニオン:「今日俺は選んだ。強硬派から離れた。
押しつけられた秩序より選ばれた秩序の方が
強いと今日わかった」
ゼイヴァン:「遅かったか」
ドミニオン:「何にも遅いという時はない。
今が適切な時だ」
ゼイヴァンが少し笑った。
ゼイヴァン:「カイロスと同じことを言う」
ドミニオン:「あの精霊とは古い知り合いだ」
信が手帳に書いた。
強硬派が動いた。 しかし戦いで止めなかった。 ゼイヴァンが来た。 言葉で止めた。 ドミニオンが強硬派から離れた。 「選ばれた秩序の方が強い」 強硬派リーダーが止めた。 「答えられないなら動く理由がない」 止めるのは力じゃなかった。 言葉だった。 ゼイヴァンの言葉。 レイムンドの言葉。 プロメテウスの光。 全部が重なった。
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建国プロジェクト:状況報告
第9部・火を灯して編 第2話終了時点
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強硬派が止まった
「答えられないなら動く理由がない」
プロメテウスの光を見た
ドミニオンの転換
強硬派から完全に離れた
「選ばれた秩序の方が強いとわかった」
課題②のドミニオンの転換が達成された
ゼイヴァンが前線に来た
100年ぶりの前線
言葉で向き合った
信の判断が正しかった
「帝国の内部問題は帝国が解決する」
ゼイヴァンを信じた
残る課題
①強硬派との完全な決着(まだ残っている)
③カイロスが完全な形になること
次のマイルストーン
→第3話以降:強硬派の完全な決着
→カイロスが形になる準備
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第9部 第2話 終了
次話:「選ばれた秩序」




