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ワクワク獣人ランド 〜異世界PM:適材適所で虐げられている獣人たちと最強の国を作ります〜  作者: 星麒麟


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第8部 第15話「始まりは終わりじゃない」

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建国プロジェクト:状況報告

第8部・東の大陸編 第15話開始時点

現在地:クロノスリュカ・大陸会議場

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状況 :停戦協定の締結日

    両陣営の代表が集まっている

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停戦協議締結の正式な場が設けられた。


クロノスリュカと帝国の代表がテーブルを挟んで向き合った。

クロノスリュカ側は信・リュカ・ミネルヴェ・ガルディウス。

帝国側はゼイヴァン・レイムンド・アリカ・エクトル。

ミネルヴェが協定書を読み上げた。

「全面和解ではない。

 しかし互いを知るための時間を作る。

 戦いを止める。

 交流を始める。

 それだけだ」


リュカが署名した。

ゼイヴァンが署名した。

ゼイヴァン:「100年間管理してきた俺が

       初めて誰かとテーブルを囲んだ」

信:「どんな感じですか」

ゼイヴァン:「悪くない」


二人が少し笑った。


各国の反応


停戦協定が結ばれたことが各国に伝わった。

懐中時計が次々と光った。

ガルディウス:「よくやった。戦わずにここまで来た」

アグラリエル:「精霊と共に歩んできた者としてこの協定を支持する」

オラーリグ:「戦いより技術交流の方が面白いしな。

       ガッハッハッ」

マンサ:「帝国との交易が始まる可能性がある。

     これは大きい」

ワイト:「生者の世界がた広がった。均衡が保たれる」



帝国の強硬派・最後の動き


しかしその夜だった。

シルトが報告した。

シルト:「帝国の強硬派が最後の動きをしています。

     ゼイヴァン陛下の署名を無効だと主張して軍を動かそうとしています。

     レイムンドが対応中です」


信が判断した。

信:「これは帝国の内部問題だ。

   俺たちが手を出せばゼイヴァンの立場が弱くなる」


レイムンドが強硬派と向き合った。

レイムンド:「お前たちは何を守りたいのか。

       帝国の秩序か。

       それとも変わらないことか。

       二つは違う。

       正しい情報に基づいて判断を変えることが帝国の誇りだと陛下が言った。

       お前たちは陛下の言葉を否定するのか」


強硬派が静まった。

誰も答えられなかった。

その瞬間だった。

ドミニオンが揺れた。

ゆっくりと強硬派から離れた。

「秩序を守ることと変わらないことは違う。

 俺は秩序を守りたかった。

 しかし正しい秩序は正しい判断から生まれる。

 ……レイムンドが正しいことを言った」


強硬派が解散した。

全員が解散したわけではなかった。

しかし今夜は引いた。


ゼイヴァンと信の最後の対話


停戦協定の後だった。

二人が並んで歩いた。

ゼイヴァン:「お前の精霊はカイロスといったか。

       適切な時。

       ……今が適切な時だったか」

信:「そう思います。

   あなたが来てくれた時から。

   アリカが動いた時から。

   レイムンドが変わった時から。

   全部、カイロスが適切な時だと言っていた気がします」

ゼイヴァン:「俺にも精霊がいるのかもしれない。

       ドミニオンというのが」

信:「います。

   ずっとそばにいた。

   今日強硬派から離れた。

   あなたの言葉を信じて」

ゼイヴァン:「怖いな。

       100年間知らなかったものがそばにいたとは」

信:「俺もずっとカイロスに気づかなかった。

   しかし悪くないものですよ」

ゼイヴァン:「そうか。悪くないか。

       ……では、俺も受け入れてみる」



プロメテウスが広がり始める


同じ夜だった。

アリカが核施設で作業を始めた。

設計変更の最初の一手を打った。

プロメテウスが反応した。

核施設の外にかすかな光が漏れた。

精霊の光ではなかった。

しかし暖かかった。

帝国の民が気づいた。

帝国の民A:「……あれは何だ」

帝国の民B:「……核施設から光が漏れている。いつもと違う」

帝国の民A:「……暖かい気がする」


コダが感じた。

コダ:「プロメテウスが広がり始めています。

    まだ核施設の外縁だけ。

    しかし確かに広がっている」

信:「帝国に初めて精霊の気配が生まれた」



リベリオンとカイロスが輝く


プロメテウスが広がった瞬間だった。

リベリオンが大きく輝いた。

コダ:「リベリオンが喜んでいます。孤独だった精霊が仲間を得た。

    帝国の民が初めて精霊を感じた。その瞬間にリベリオンが反応した」


カイロスが信の隣でこれまでで最も大きく輝いた。

形になりかけた。

人の形ではなかった。

しかし確かに存在感があった。

信が手を伸ばした。

触れた。

暖かかった。

信:「カイロス」

カイロス:「……もうすぐだ。もうすぐ完全な形になれる」

信:「わかった。待ってるよ」



リュカとゼイヴァンの別れ際


ゼイヴァンが帰る前にリュカが来た。

リュカ:「また来てください。

     今度は戦いじゃなくて友好として」

ゼイヴァン:「ああ、必ず。

       計画を立てないとな」

リュカ:「計画なしでも大歓迎です。

     我々はいつでも歓迎いたします」

ゼイヴァン:「考えてみる」


ゼイヴァンが去った。

レイムンドが最後に信に言った。

レイムンド:「また来る。今度は将軍としてではなく」

信:「待っています」



信とリュカ・締め


渓谷の灯りが見えた。

国民がいつも通り生きていた。

リュカが信の隣に来た。

リュカ:「ね、信。次は何をする?」

信:「そうだな、強硬派が残っているし、ドミニオンがまだ完全には変わっていない。

   でも、プロメテウスが広がり始めた。

   リベリオンが大きくなった。

   カイロスがもうすぐ完全な形になるみたいだ」

リュカ:「新しい世界にワクワクするね」

信:「そうだね」


時計塔の鐘が鳴った。

渓谷の灯りが揺れた。

プロメテウスの光が遠くに見えた。

帝国の方向から漏れる暖かい光だった。

まだ小さかった。

しかし消えなかった。


信が手帳に書いた。

停戦協定が結ばれた。 ゼイヴァンが署名した。 プロメテウスが広がり始めた。 帝国に初めて精霊の気配が生まれた。 カイロスに触れた。 暖かかった。 「もうすぐ完全な形になれる」と言った。 火を灯した。 その火は消えない。 まだまだ続く。


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建国プロジェクト:状況報告

第8部・東の大陸編 第15話終了時点

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停戦協定の締結

 全面和解ではない

 「互いを知るための時間を作る」

 信とゼイヴァンが署名した


帝国の強硬派・今夜は引いた

 レイムンドが「秩序と変わらないことは違う」と言った

 ドミニオンが強硬派から離れた

 しかし全員が解散したわけではない


ゼイヴァンとの最後の対話

 「ドミニオンを受け入れてみる」


プロメテウスが広がり始めた

 核施設の外縁に光が漏れた

 帝国の民が初めて精霊の気配を感じた


リベリオンが大きく輝いた

 「孤独だった精霊が仲間を得た」


カイロスが触れた

 「もうすぐ完全な形になれる」

 「もうすぐです。それが適切な時だ」


次への布石

 強硬派が残っている

 ドミニオンがまだ完全には変わっていない

 プロメテウスが広がり始めた

 カイロスが完全な形になる時が来る


締めの言葉

 「火を灯した。その火は消えない」

 「まだまだ続く」


第8部「東の大陸編」完結

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第8部 第15話 終了

第8部「東の大陸編」完結


「火を灯した。その火は消えない」 ― 牧野信、手帳に


第9部「火を灯して編」へ続く



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