第8部 第14話「古代文明の核」
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建国プロジェクト:状況報告
第8部・東の大陸編 第14話開始時点
現在地:帝国の核施設
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状況 :アリカの招待で核施設を訪問する
ゼイヴァンが許可を出した
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信とコダがアリカに連れられて帝国の核施設に向かった。
ゼイヴァンが許可を出していた。
外から見ると巨大な建物だった。
精霊の気配が全くなかったが、莫大なエネルギーが漂っていた。
コダ:「何かいますね。精霊に似た何かがたくさん」
中に入った。
轟音がしていた。光が満ちていた。精霊の光とは違う光だった。
アリカ:「これが古代文明の核だ。
帝国の全エネルギーがここから来ている。
中に何があるかは俺にも完全にはわからなかった」
コダが意識を集中させた。
コダ:「粒子の精霊がたくさんいる。
しかしその奥にもっと大きな何かがいる。
古い精霊だ。
何千年もここにいる」
核との対話
コダが深く意識を向けた。
奥にいる存在に語りかけた。
コダ:「聞こえますか。俺はコダ。精霊と話せる者です」
長い間、沈黙があった。
それから届いた。
感覚として言葉が来た。
謎の存在:「久しぶりに声が届いた。何千年もここにいた。
話せる者がいなかった。孤独だった」
コダ:「名前はありますか」
謎の存在:「プロメテウスと名乗っている。
これは自分でつけた名前だ。
私は核融合の精霊だ。
人間たちが核を起動した時ここに生まれた」
コダ:「苦しんでいましたか」
プロメテウス:「苦しくはない。
ただ孤独だった。
誰も私の声を聞いてくれなかった。
精霊がいないと言われている場所に私はいたのに誰も気づかなかった」
コダがアリカに伝えた。
コダ:「封じられているのではありませんでした。
自然に生まれた精霊です。
苦しくはない。
ただ孤独だった。
話せる者がいなかったから」
アリカ:「苦しめていたわけではなかったか」
コダ:「そうです。
今日から俺が話しかけます」
アリカが長い間、核を見ていた。
アリカの決断
アリカ:「核の設計を変える。
精霊と共存できる形に。
プロメテウスに設計に参加してもらう」
信:「できますか」
アリカ:「わからない。
しかしやってみる。
これが俺のやれることだ」
コダがプロメテウスに伝えた。
長い間、返答がなかった。
それから届いた。
プロメテウス:「一緒に動く?
私が設計に参加?
初めてそんなことを言われた」
プロメテウスが喜んだ。
コダが感じた。
コダ:「プロメテウスが喜んでいます。
アポロンが誕生した時の喜びに似ている」
アリカ:「精霊が喜んでいるか。それは悪くない」
ドミニオンが揺れた
プロメテウスが喜んだ瞬間だった。
コダが別の気配を感じた。
コダ:「ドミニオンが反応しています。
プロメテウスの喜びを感じているようです」
同じ瞬間だった。
ゼイヴァンが施設の外で待っていた。
何かを感じた。
「何だ。この感覚は。
轟音の中にいつもと違う何かがある。
暖かい。デメテルを見た時と同じ感覚だ」
ドミニオンの気配が揺れた。
ドミニオン:「プロメテウス。お前が話せる者を見つけたか。
俺もゼイヴァンと話せるかもしれない。
まだわからないが。……考えている」
信の気づき
核施設から出た後だった。
信がコダに言った。
信:「プロメテウスか。
火を盗んで人間に与えた神の名前だ。俺の世界の神話にある」
コダ:「自分でつけた名前だと言っていました」
信:「核融合の精霊が自分でプロメテウスと名乗ったのか。
俺の世界の記憶がこの精霊に残っているかもしれない。
帝国の先祖がここに来た時持ってきた記憶が」
コダ:「精霊は人の記憶を吸収することがあります。
プロメテウスは帝国の先祖の記憶を持っているかもしれない」
カイロスが光った。
信:「カイロス、お前も俺の記憶を持っているか」
カイロスが応えた。
カイロス:「持っている。お前がモモに『行っておいで』と言われた瞬間の記憶を。
それが俺の始まりだ」
信が少し笑った。
保護犬カフェの老犬モモの顔を思い出した。
あの日の温かさを思い出した。
信:「モモか。ありがとう」
誰に言ったかわからなかった。
カイロスに言ったのかもしれなかった。
モモに言ったのかもしれなかった。
帰り道
核施設から帰る道だった。
コダがリベリオンを感じた。
コダ:「リベリオンが大きくなっています。
プロメテウスが喜んだことでまた少し大きくなった」
信:「自由を選ぶ者が増えるたびに大きくなるか」
コダ:「そうです。プロメテウスも今日自分で選んだ。アリカと一緒に動くことを」
アリカが少し前を歩いていた。
振り返らなかった。
しかし耳に届いていたかもしれなかった。
肩が少し揺れた。
信が手帳に書いた。
プロメテウスに会った。 核融合の精霊。 孤独だった。 話せる者がいなかった。 今日から話せる。 アリカが核の設計を変えると言った。 「やってみる」と言った。 それだけで十分だ。 カイロスがモモの記憶を持っていると言った。 モモ、ありがとう。 俺は今も ちゃんと生きている。
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建国プロジェクト:状況報告
第8部・東の大陸編 第14話終了時点
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プロメテウスとの出会い
核融合の精霊
「孤独だった。話せる者がいなかった」
苦しんでいたのではなく孤独だった
自分でプロメテウスと名乗っていた
アリカの決断
「核の設計を変える」
「プロメテウスに参加してもらう」
プロメテウスが初めて喜んだ
ドミニオンの変化
プロメテウスの喜びを感じた
ゼイヴァンに「暖かい」感覚が届いた
「考えている」という段階
カイロスの記憶
「モモの記憶を持っている」
「それが俺の始まりだ」
信が「ありがとう」と言った
リベリオンの成長
「プロメテウスが選んだことで大きくなった」
次のマイルストーン
→停戦協定・ゼイヴァンとの最後の対話
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第8部 第14話 終了
次話:「始まりは終わりじゃない」




