第8部 第4話「最初の衝突」
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建国プロジェクト:状況報告
第8部・東の大陸編 第4話開始時点
現在地:クロノスリュカ・東の防衛線
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状況 :七日目の朝
帝国軍が動き始めた
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七日目の朝だった。
東の方向から帝国軍が現れた。
これまで見たことのない規模だった。
完璧な陣形だった。
全員が同じ動きをしていた。
感情が感じられなかった。
ローフェン:「精霊の気配が全くない。
これだけの数なのに精霊が一つもいない」
コダ:「人間だけの軍だ。
しかし組織力がこれまでとは全く違う」
帝国軍の前に将軍レイムンドが立っていた。
完璧な軍装だった。
目が冷静だった。
動じていなかった。
帝国軍の三段階攻撃
帝国軍が動いた。
完璧な計画通りの動きだった。
第一波が来た。
数で押してくる歩兵部隊だった。
精霊の力が通じた。
ローフェンのレーヴァテインが光った。
コダの錬成魔法が展開された。
押し返した。
シルト:「第一波を押し返しました。
しかし止まらない。
第二波が来ます」
空中装置が展開された。
上空から閃光銃が撃ってきた。
精霊の防御が通じなかった。
ローフェンが閃光を受けた。
直撃ではなかった。
しかし精霊の防御をすり抜けてきた。
ローフェン:「精霊の盾が役に立たなかった」
全員が緊張した。
しかし信が動じなかった。
信:「想定内だ。
対抗手段に切り替える。
ガルディウス、聖白魔術を展開してください。
ロガ、純粋な体術で前に出てください。
全員、精霊の力に頼りすぎない」
ロガの体術
ロガが前に出た。
真獣化した。
精霊の力ではなく純粋な身体能力で帝国兵と戦った。
帝国兵が驚いた。
計画に想定されていない動き方だった。
帝国兵が通信越しにやり取りをしている。
「想定外の敵の行動。
計画に対応パターンがない。
指示を待つ」
帝国軍が一瞬止まった。
信がその瞬間を見逃さなかった。
信:「今だ。
ここがウォーターフォール型の弱点だ。
想定外の動きに対応できない。
全員、ここからは自由に動くんだ」
ニュー・ラスカルズの活躍
雀の鳥人ハドヤーが補給路を確保しながら帝国軍の陣形の隙間を見つけた。
ハドヤー:「陣形に隙間があります。
計画通りに動くから同じ場所に毎回隙間が生まれる」
河馬の獣人トゥエリスがその隙間に突っ込んだ。
帝国軍の陣形が崩れた。
トゥエリス:「普通にやっただけなんですけど」
象の獣人メカラが崩れた陣形をさらに分断した。
帝国軍の通信が混乱し始めた。
ムササビの獣人モマが森の精霊と連携して帝国軍の側面を封じた。
帝国軍が止まった。
完璧だった陣形が崩れていた。
アルカナム・キャノンの展開
しかし帝国が第三波を動かした。
アルカナム・キャノンが展開された。
精霊の気配が消えた。
コダ:「精霊が聞こえない。範囲内に入った」
ローフェンのレーヴァテインが弱まった。
コダの錬成魔法が半減した。
馬人ルドルフの炎が消えた。
防衛線が押され始めた。
信:「撤退します。今日はここまでだ」
ロガ:「まだ戦える」
信:「撤退は負けじゃない。
情報を持って帰る方が次に勝てる。
全員、落ち着いて下がってください」
撤退・帝国軍は追ってこなかった
全員が落ち着いて撤退した。
帝国軍は追ってこなかった。
計画に「追撃」がなかったからだった。
シルト:「追ってこない。
計画に追撃が含まれていない」
信:「ウォーターフォール型のもう一つの弱点だ。
計画外のことはできない。追撃する柔軟性がないんだ」
帝国軍が撤退を確認して陣に戻った。
完璧な計画通りの動き方だった。
レイムンドの評価
帝国の陣の中でレイムンドが報告書を書いた。
「初戦の評価。
予測通りの部分:
精霊の力を主体とした防衛力。
閃光銃・空中装置に対応できていない。
予測外の部分:
精霊に頼らない体術の使い手がいた。
陣形の隙間を正確に突いてきた。
撤退の判断が速かった。
評価:
彼らは計画がない。
しかし計画がないことが強みになっている。
これは帝国の計画になかった敵の形だ。
追加の対策が必要」
レイムンドがペンを置いた。
窓の外を見た。
クロノスリュカの方向を見ていた。
長い間、見ていた。
夜・全員の振り返り
全員が戻ってきた。
怪我人はいた。
死者はいなかった。
信:「全員、無事です。今日わかったことを整理します」
全員が集まった。
信:「アルカナム・キャノンの範囲内では精霊が使えない。
これが最大の問題だ。
しかし二つのことがわかった。
一つ目。
帝国は追撃しなかった。計画外のことができない。
二つ目。
聖白魔術はわずかに機能した。アルカナム・キャノンの範囲内でも。
この二つが次の鍵です」
コダ:「聖白魔術を強化できるかもしれない。
ガルディウスの祈りとクラグルの白魔術をもっと深く合わせる」
ガルディウス:「やってみる」
クラグル:「やります」
夜・信と精霊
夜だった。
信が一人でいた。
信の傍に精霊がいる。
信:「今日は引き分けだ。
しかし相手のことがわかってきた。
計画通りにしか動けない。それが弱点だ。
俺たちは計画なしで動ける。それが強みだ。
明日からその差を広げる」
精霊が静かに光った。
信が手帳に書いた。
初戦は引き分け。 精霊が使えない状況で 戦えることがわかった。 帝国は計画通りにしか動けない。 追撃しなかった。 それが証明だ。 俺たちは想定外になれる。 それが答えだ。
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建国プロジェクト:状況報告
第8部・東の大陸編 第4話終了時点
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初戦の結果
引き分け
怪我人あり・死者なし
判明したこと
精霊の防御は閃光銃・空中装置に通じない
アルカナム・キャノン範囲内で精霊が使えない
帝国は計画外の動きに対応できない
帝国は追撃しなかった
ニュー・ラスカルズの活躍
ハドヤーが陣形の隙間を発見
トゥエリスが陣形を崩した
メカラが分断した
聖白魔術の可能性
アルカナム・キャノン範囲内でも機能した
ガルディウスとクラグルが強化を試みる
レイムンドの評価
「計画がないことが強みになっている」
「帝国の計画になかった敵の形だ」
次のマイルストーン
→第5話:聖白魔術の強化
→アジャイル対ウォーターフォールの深化
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第8部 第4話 終了
次話:「想定外」




