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ワクワク獣人ランド 〜異世界PM:適材適所で虐げられている獣人たちと最強の国を作ります〜  作者: 星麒麟


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第8部 第3話「七日間」

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建国プロジェクト:状況報告

第8部・東の大陸編 第3話開始時点

現在地:クロノスリュカ・建国地

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状況 :降伏宣告から一日が経った

    七日間の準備が始まった

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返書を送った翌朝だった。


信が全体のタスクを整理した。

信:「七日間でやることを明確にします。

   今日から全員が動く。

   一日一日を無駄にしない」


PM十条が自然に機能し始めた。

現場を見ろ。

小さく始めろ。

ボトルネックを責めるな。


オラーリグとアッチの武器解析


ミレアから回収した閃光銃の残骸が届いた。

ドワーフの職人たちが分解を始めた。

オラーリグ:「……面白い。

       精霊の力が全く使われていない。

       しかしこれはどういう原理だ。

       光を一点に集中させている。

       こんな発想はドワーフにはなかった」


浣熊人アッチが呼ばれた。

発明の精霊ヘロンも来た。

アッチ:「これは俺の発明とは全く違う方向だ。

     精霊なしでここまでやるとは。

     悔しいが面白い」


解析が進んだ。

原理が少しずつわかってきた。

オラーリグ:「光のエネルギーを蓄積して一気に放出する。

       精霊の加護がなければ防げない理由がわかった。

       精霊の防御は魔法を想定している。

       物理的な光には対応していない」

信:「精霊の防御の盲点を突いている。

   そういうことか」


ヘロンが残骸の周りを飛び回った。

珍しそうだった。

興味津々だった。

アッチ:「ヘロンが喜んでいる。

     敵の武器にも発明の精霊は反応するんだな」



アグラリエルとコダの精霊分析


エルフの精霊魔法師たちが帝国の武器の精霊的な影響を調べた。

アグラリエル:「精霊が近づけない場所がある。

        武器が展開されるとその周囲に精霊が入れない領域が生まれる」

コダ:「アルカナム・キャノン。

    電磁的な何かが精霊の活動を阻害している。

    精霊には物理法則は関係ないはずなんですが何かが違う」

アグラリエル:「精霊もこの世界の物理法則の一部だ。

        完全に切り離せるものではない」


しかし一つの発見があった。

コダ:「聖白魔術がわずかに機能した。

    ガルディウスの祈りは精霊の力ではなく

    人の意志が源泉だから。

    アルカナム・キャノンの影響を受けにくい」

信:「聖白魔術が対抗手段の一つになる」



マンサとランカの情報収集


商人ネットワークが動いた。

帝国との細い繋がりが見つかった。

マンサ:「あった、これだ。

     帝国の東端に小さな交易港がある。

     俺の先代が一度だけ渡ったことがある。

     その記録がある」


記録が持ち出された。

帝国内部の姿が見えてきた。

「完璧な計画都市。

 飢えている者がいない。

 しかし笑っている者もほとんどいない。

 全員が同じ服を着ている。

 同じ時間に起きて同じ時間に働く。

 精霊がいない。

 芸術がほとんどない。

 音楽がない

 楽しみという概念が無いかの様だ」


鼠人ランカが別の分析を出した。

ランカ:「計画経済の最大の弱点はイノベーションが起きにくいことです。

     精霊がない分、新しいものが生まれにくい」

アルラッテ:「お前は私より速いな」

ランカ:「先生に教わりましたから」



カイ・ラガンとジークの発見


カイ・ラガンが次元の観点から空中装置を調べた。

カイ・ラガン:「電磁気力だ。

        精霊の力ではなく自然界の力を直接操作している。

        精霊がいなくても自然界の力は存在する。

        それを技術で引き出している」

ジーク:「精霊は自然界の力を介在して俺たちに貸してくれている。

     帝国は精霊を介さずに直接引き出している。

     どちらも同じ力の源泉だ」

信:「精霊を経由するかしないか。

   そういうことか」

コダ:「だから精霊の防御が通じないんですね。

    精霊を経由した魔法の防御は精霊を経由しない攻撃には盲点がある」



六日目の夜・信の整理


六日間で集まった情報を信が整理した。

全員が集まった。

信:「わかったことをまとめます。

   帝国の武器は精霊を経由しない物理的な力だ。

   精霊の防御に盲点がある。

   対抗手段は三つです」


信が続けた。

信:「一つ目。

   聖白魔術。

   人の意志が源泉なので電磁的な阻害を受けにくい。

   ガルディウスとクラグルが中心になる。


   二つ目。

   純粋な体術と物理的な防御。

   精霊なしでも戦える力がある。

   ロガとトゥエリスが中心になる。


   三つ目。

   アジャイルで動く。

   帝国はウォーターフォール型だ。

   計画通りにしか動けない。

   俺たちは計画なしで動ける。

   それが強みだ」


全員が頷いた。

ロガ:「死霊の戦いよりわかりやい」

ガルディウス:「力を見せる時だな」

クラグル:「やります」



七日目・帝国が来た


七日目の朝だった。

鴉人シルトが走ってきた。

シルト:「来ました。

     東の方向から大規模な軍の動きがあります」


信が全員を見た。

誰も動じなかった。

七日間の準備があった。

信:「準備はできています。行きましょう」


渓谷の灯りが見えた。

国民がいつも通り生きていた。

子どもたちの声が聞こえた。

笑い声が聞こえた。

信の側の精霊が静かに光っていた。


信が手帳に書いた。

七日間で できることをやった。 帝国が来る。 しかし 準備は整っている。 全員が選んで ここに立っている。 それだけで 十分だ。


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建国プロジェクト:状況報告

第8部・東の大陸編 第3話終了時点

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七日間の成果


オラーリグ・アッチの解析

 閃光銃の原理が判明

 「精霊の防御の盲点を突いている」


アグラリエル・コダの発見

 アルカナム・キャノンの仕組みが判明

 聖白魔術が対抗手段になると判明


マンサ・ランカの情報

 帝国内部の姿が見えてきた

 「音楽がない。芸術がない」

 「イノベーションが起きにくい」


カイ・ラガン・ジークの発見

 「精霊を経由するかしないか」

 同じ自然の力の別の使い方


信の三つの対抗手段

 ①聖白魔術

 ②純粋な体術と物理的防御

 ③アジャイルで動く


七日目・帝国が来た

 全員が動じなかった

 「準備は整っている」


次のマイルストーン

 →第4話:最初の本格的な衝突

 →アジャイル対ウォーターフォールの始まり

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第8部 第3話 終了

次話:「最初の衝突」




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