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ワクワク獣人ランド 〜異世界PM:適材適所で虐げられている獣人たちと最強の国を作ります〜  作者: 星麒麟


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第8部 第1話「東からの侵攻」

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建国プロジェクト:状況報告

第8部・東の大陸編 第1話開始時点

現在地:クロノスリュカ・建国地

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状況 :タナトスとの戦いから時が経った

    世界に平和が続いていた

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平和な朝だった。


信が執務室で手帳を読み返していた。

シルトの懐中時計が激しく光った。

西の大陸の東端にある小国からだった。

国の名はミレアといった。

穏やかな農業国だった。

これまで戦いとは無縁だった国だった。

内容は以下だ。

海から見たことのない軍が来た。

宣戦布告もない。

突然だった。

俺たちの武器も魔法が全く通じない。

見たことのない武器を使っている。


内容が烏人スルトから信へと伝えられた。

信:「何が起こっているんだ」

スルト:「光が走る。

     棒のような物から閃光が出て兵士が倒れた。

     光の剣で精霊の防御が切られた。

     空に装置が浮いている。

     鳥でもロボットでもない。

     何かわからない。

     その装置から攻撃が来た。

     とにかく全てがこちらの常識と違うとのことです」

信:「今、彼らは?」

スルト:「報告に来たものの情報では、もう国は落ちる寸前だったと」



全員が動く


信がその場にいた全員を見た。

狐人ドミナス、鹿人コダ、狼人ローフェンがいた。

ドミナス:「とにかく情報を集めます。

      他の国にも連絡します」

コダ:「精霊の気配を東の方向で探ります」

ローフェン:「精霊の感覚がおかしい。

       東の方向から精霊が消えている」

信:「急報を全国に。

   全ての友好国に今すぐ連絡を。

   懐中時計を持っている全員を繋げる。

   ドミナス、頼みます」



各国からの情報が集まる


懐中時計が次々と光った。

各国から報告が来た。

ガルディウス:「我々の情報網でも情報が入っている。

        東の方向で精霊の反応がない。

        大規模な何かが動いている」

アグラリエル:「エルフの精霊感知でも確認した。

        東の端で異変がある」

ベルト:「シーベルトの偵察船が東の海上に見たことのない多数の艦隊を確認した。

     帆もなく、蒸気でもない。動力がわからない」

オラーリグ:「ドワーフの東の出張所から連絡が来た。

       閃光を走らせる武器を見たと。

       ルーン文字も魔術も効かなかったと。

       こりゃ、笑っておる場合とは言えない状況だ」

マンサ:「マルカンドの商人ネットワークから東の情報が入っている。

     東の大陸から大軍が来た。

     宣戦布告なし。

     理由も不明。

     ただし略奪はしていない。

     占領して旗を立てている。帝国の旗を」



東帝国の武器の報告まとめ


シルトが情報を整理した。

シルト:「確認された武器は三種類です。

     一つ目。閃光銃。棒状の装置から閃光が走る。魔術の防壁を貫通する。

     精霊の加護も効かない。

     二つ目。光の剣。柄から光の刃が出る。通常の剣より軽い。

     精霊の防御を切り裂く。

     三つ目。空中装置。空に浮かぶ機械のようなもの。ロボットとは構造が違う。

     精霊の力を使っていない。

     しかし飛んでいる。上から攻撃してくる」


全員が静まった。

コダ:「精霊の力なしでこれだけのことができるのか」

カイ・ラガン:「東の大陸は精霊なしで独自の技術を発展させてきた。

        数百年かけて。

        俺たちが精霊と共に発展した間あちらはの方向に進んでいたのか」

ミネルヴェ:「反精霊主義。

       精霊に頼らない技術の極致だ」



信の最初の判断


信が整理した。

信:「わかっていることを確認します。

   東の大陸から軍が来た。宣戦布告なし。理由不明。

   見たことのない武器。精霊・魔法・魔術が通じない可能性がある。

   今のところ略奪はしていない。占領している。

   これが事実です」

狼人ロガ:「どうする」

信:「戦うより先に情報を集めます。

   そして全ての友好国を一か所に集める。

   大陸会議を開きます」



緊急大陸会議の招集


シルトが全友好国に一斉に連絡した。

「緊急大陸会議」の招集だった。

場所はクロノスリュカ。

二日以内に集まれる者が集まる。

鳳凰・大鵬・飛燕が全て動いた。

各国の代表を迎えに行った。


信の精霊の反応


招集の準備をしている時だった。

信の隣の精霊の欠片が静かに光った。

これまでと違う光り方だった。

コダが感じた。

コダ:「精霊が言っています。

    『これがお前がここにいる理由の一つだ』と」

信:「そうか」


信が少し間を置いた。

信:「PMとしてやることがある。それだけだ」



二日後・大陸会議開始


クロノスリュカにこれまで見たことのない数の代表が集まった。

人間、獣人、エルフ、ドワーフ。

古竜の国の使者も来た。

精神生命体の国も来た。

ゲヘナからワイトも来た。

全員が一か所に集まった。

ガルディウス:「こんな景色は初めて見た。

        生者も死者も人間も獣人も全員が同じ場所にいる」


信が壇上に立った。

信:「東の帝国が侵攻してきました。

   宣戦布告なし。理由は不明。

   しかし俺たちは焦らない。

   まず知ることから始めます。

   全員の知恵を貸してください」


会議が始まった。


ミレアの生存者が到着


会議の最中にミレアからの難民がクロノスリュカに着いた。

懐中時計で話していた使者も生きていた。

使者:「逃げてきました。

    首都は落ちました。

    しかし一つだけわかったことがあります」

信:「何ですか」

使者:「帝国の兵士たちは略奪はせず、ただ占領した。

    住民を傷つけなかった。ただし精霊は滅していた。

    そして言った。『帝国の管理下に入れ。そうすれば豊かさを保証する』と」


全員が静まった。

アグラリエル:「戦争ではなく併合か」

信:「相手が何を望んでいるかわかってきた。

   滅ぼしたいわけじゃない。管理したい。それが帝国の目的だ」



各国の反応・会議の議論


会議が続いた。

様々な意見が出た。

ガルディウス:「俺は戦いを選択する。

        武力による管理はカルシアの誇りが許さない」

アグラリエル:「エルフは精霊と共に生き者として決して許せんな。

        反精霊主義の帝国なぞ認める訳にはいかん」

マンサ:「俺は商人だ。

     戦争ってのは特需を産むが、それは自国が戦闘地ではない場合だ。

     自国の自由ってのは、商売以上に重要なもんだよ」

オラーリグ:「ドワーフは自分の鎚で自分の物を作る。

       誰かに管理されるなど論外だ。ガッハッハッ」

ワイトがゲヘナから懐中時計を通して話す。

ワイト:「死者の世界は

     均衡に戻った。

     しかし

     生者の自由が

     失われれば

     均衡は再び

     崩れる。

     俺たちも

     無関係ではない」


全員が同じ方向を向いていた。


信の整理


深夜、会議が一段落した。

信が一人で執務室にいた。

カイロスが傍にいた。

信:「元の世界にも

   こういう話があった。

   大国が小国を管理下に置こうとする。

   豊かさと引き換えに自由を奪う。

   俺はそれを知っている。

   だから答えも知っているかもしれない」


信の隣で精霊が光った。

信が手帳に書いた。

東の帝国が来た。 閃光銃。光の剣。空飛ぶ装置。 見たことのない武器。 しかし 略奪しない。 傷つけない。 管理したい。 俺には見覚えのある話だ。 答えを出す。 それが俺の仕事だ。


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建国プロジェクト:状況報告

第8部・東の大陸編 第1話終了時点

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東の大陸の帝国ソルヴェインの侵攻

 宣戦布告なし

 大陸東端のミレアが占領された

 略奪なし・住民を傷つけない

 「管理下に入れ」という要求


東帝国の武器

 閃光銃(精霊の防壁を貫通)

 光の剣(精霊の防御を切り裂く)

 空中装置(精霊なしで飛ぶ)

 全て精霊・魔法・魔術が通じない


緊急大陸会議の招集と開催

 全友好国が集まった

 生者・死者・全種族が一か所に

 「まず知ることから始める」


ミレアの使者の証言

 「管理下に入れ、豊かさを保証する」

 「略奪しない、傷つけない」


全員が同じ方向を向いた

 「自由を守る」という共通認識


信の精霊の反応

 「これがお前がここにいる理由の一つだ」

 信:「PMとしてやることがある」


次のマイルストーン

 →第2話:大陸会議の議論

 →東帝国の目的がさらに明らかになる

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第8部 第1話 終了

次話:「大陸会議」


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