闇国女王エミン
「ふぁ~、よく寝たぁ~」
僕は目を覚ます。
「痛っ!」
固い固い床に寝ていたせいか、体の至る所に痛みを感じた。
何だ?
モイナが僕の太ももを枕にして寝ている。
まだ起こすのは可哀そうかな?
僕はしばらくモイナが起きない様に、体を動かさず寝ているモイナを眺めていた。
僕はモイナと会っていなかったら、どうなっていたのだろう?
アイナやカイナとも、あんなに仲良くなれたどろうか?僕一人でここにいる皆と仲良くなれたのだろうか?
モイナの寝顔を見て、感傷に浸っていた。
「マコト、何モイナを見て二やついてるのよ!気持ち悪いわよ!」
クリカだ。
いつもいつも、見られたくないタイミングでクリカに見つかり怒られる。
殆んどが怒られる内容では無いのだが・・・・
「それにしてもマコト?」
「うん?何クリカ?」
「ルタンの姿が見えないけど、何処か行ったのかな?」
「ごめん。僕が起きた時は居なかったから、てっきり部屋で寝てると思ったんだけど」
「昨夜はルタンも一緒にここで寝たのよ」
「そうだったんだ。でも起きた時は居なかったよ」
「おかしいわね」
すると寝ているモイナが目を擦り始める。そして目を開くと
「あっマコト、クリカおはよう」
「おはよう」
モイナは寝ぼけながら
「トイレ行ってくるね。そういえばルタンちゃんが一回お城に戻るから、先に行っていいよと言ってたよ」
「モイナが何で知ってるの?」
「さっき、ルタンちゃんが私に話し掛けてきたんだよ。それで起きたんだもん」
テレパシーか?
「他に何か言ってた?」
モイナはモジモジしながら
「とにかく、トイレに行ってくるね」
とトイレに走って行った。
ルタンもテレパシーが使えるんだ。
モイナもそうだが、ルタンの能力も計り知れない。
ラカロも起きてきて、
「俺はこのまま帰る事にする。国を1週間も空けてしまったからな」
と言って、食事も食べずに町を出て行った。
母親のノハルも起きてきて、
「私も帰るわね。」
「では僕が送って行きます。」
「あら、ありがとうね」
早速、ノハルの手を取り、テレポートしてキワ町に着いた。
すると人の姿で護衛になったラコスタンが駆け寄ってくる。
「大変だ!エミンが殺害された。」
ノハルが驚き、
「闇国王が・・・・それで誰に殺されの?」
「アロ・イトナ国王だと言う噂です。」




