ムワ町、出発!
えっ?アイナの兄弟が殺害?
「でも光国の国王は、平和主義では無かったのですか?」
するとラコスタンも首を捻りながら
「う~ん。そのはずなのですが・・・・」
ラコスタンにも詳細は分からないみたいだ。
もしかして、ルタンが居なくなったのは、この事が原因で城が心配になって居なくなったのだと分かった。
「ルタンは大丈夫だろうか?」
とにかく一度、みんなの元に戻らなくては・・
僕はテレポートでムワ町に戻った。
そして、闇国の国王が光国の国王に殺された事を伝えた。
さすがにみんなも不安が隠し切れない。
皆には家族が居る。
これ以上、僕とモイナの旅に付き合わせるわけもいかない。
「ルタンを抜いた全員が集まっていたので
「皆は、家族の所に行ってあげて下さい。僕とモイナは目的地のスワ国をここから目指します。」
一瞬、会話が途絶えるが、クリカが話始める。
「私は行くわよ。勿論、コサイも行くわ」
コサイは困惑しながら
「私も?」
「当たり前でしょ!文句あるの?」
コサイはしょんぼりしながら
「ないです」
と答えた。
リオキは予想通り
「私はここで失礼するわ」
と小さい声で話す。
しかしカシムが、
「ムワ町の復興まで手伝ってもらって、ここで離れるのは出来ないわ。マコトとモイナは私達の3つの町を救ったのですから、せめて目的地まで私とリオキはお供するわ」
「えっ?私も?」
とリオキが言うが、カシムが
「私もよ」
とリオキの意見を却下した。
家族が危険にさらされるかもしれない状況下で
「本当に皆さん家族と一緒に居てあげて下さい。僕達は大丈夫ですから」
するとクリカが怒りながら
「なに?私達が一緒だと嫌なの?」
「い、いや、そういう意味では無くて・・・」
「ではいいのね。着替えてから出発よ!」
するとモイナが笑顔で右手を上に掲げて
「おう!」
とクリカの号令に従った。
6人は2階に上がっていき、男女それぞれの部屋に入っていく。
僕とコサイは部屋に入り、
「コサイは、無理しないでもいいよ、僕とモイナの問題だから、皆を巻き込むのは心苦しいよ」
「ううん。さっきはあんな態度を取ったけど、私もクリカと旅をして楽しいの。」
「えっ、それって?女性として?男性として?」
「もうマコトは意地悪ね。ただ私にも分からないのよ」
僕には分からない問題なので、
「そうなんだ。」と相槌をうつ事しか出来なかった。
そして、二人は着替え終えて、1階の食堂前の庭に降りようと、階段まで行く途中に女性群と合流する。
そして6人が階段で1階に降りようとした時
「お~」
1階に食堂から庭まで町の人達が群がっている。
一人の青年が大きな声で
「町を救ってくれてありがとう!」
その常葉に町の人達から、僕達にお礼の言葉が飛び交った。
「ありがとう!」
そして皆の拍手に見送られて、僕達は町を出て行った。




