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41.幕末

「歴史上の人物で誰が好きかで性格ってわかったりしない?」

「まあある程度はね」

「僕のおじさん、超のつく吉田松陰ファンなんだ」

「うわぁ……」

「あはは」


「冨野くんのおじさんって冨野くんと同じタイプ?」

「おい」

「まあ血は争えないよね。幕末って時点ですでにちょっとめんどくさい感じするよ」

「言われてみればそうかも。なんでだろ?」


「価値観とか立場が違う人同士が露骨にぶつかるし、時代が新しいから文献もエピソードも多いし君みたいな偏屈が寄ってきやすいんじゃないかな?」

「ちょっとまって、だいたい納得したけどなんか余計な一言入ってなかった?」

「おっ、思ったより賢いね」


「芹川さんは好きな歴史上の人物いるの?」

「好きっていうとちょっと違うかもだけど平塚らいてうとか?」

「あ~そっちか。北条政子かと思った」

「それ単に君の私に対するイメージじゃあないだろうねえ」


「め、めっそうもございませぬ」

「ちなみに冨野くんは?」

「高杉晋作!」

「うわぁ……」


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