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繊細
あ
彼の自信のなさを改めて感じた。
私は彼を儚いと言った。
彼は私をこう表現した。
貴方を花で例えるなら、
散るときが来れば、あっさりと散ってしまう。
だが、その分、常に満開なんだ。
それでいて貴方は、満開であることに執着していない。
普段から満開なくせに、散れと言われたら簡単に散ってしまうんだって。皮肉そうに言った。
確かに私はそうだ。いつ散ってもいいように、常に満開でいるという考え方だから。
それに比べて俺は、ずっと二分咲き、三分咲き程度で、散りそうで散らない。俺はこうして誰にも気づかれずに生きていくんだと。
私はそれは違うと感じた。
誰もが満開には目を向けない。二分咲きや三分咲きの花に意識的に目を向けるコアなファンだっているのだから。
そんな人がいたら、嬉しいな。と彼は笑った。
俺なんてという彼を、私は好きなのか、嫌いなのか、よく分からない。いや、好きや嫌いではない。ただ、傍にいて、彼が悩みに悩んで出す答えをずっとずっと見ていたい。
あ




