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23話 星斬りの謎

俺はそっと剣をくるくると回すと、剣を樽に突き刺す。まだ本気は出していないが、これだけでも十分だろう…話した以上殺してもいいのだが…店先で店主を殺したら、俺の人生の終了だ。まあ、仕方ない…

おっさんはすぐに立ち上がり、尻を叩きついた土を払う。


「はははは!つえーな!お前名前は何つうんだ?」


「ディル…」


「そうか。ディルか!それと、俺の店を見ていた理由も検討がついたぜ。お前剣が欲しいんだろ?予想だが、その腰に差してる剣でお前がスキルを使うとオーバーキルしちまうだろ?剣の性能とスキルレベルが合っているから余計にな?」


「はい…そうなんです…」


この人やはりすごいな。言いたいことを言ってきたぞ…心でも読めるんじゃないか?

確かに先程オークに握りつぶされそうになった時に、この剣で初めて状態スキルを使ったが攻撃が過剰すぎた。みじん切りのように細く一切の抵抗を見せずに手を斬った。それにあそこまで斬る意思はなかった。勝手に体が動いたのだ。そして、斬り終わった後には爽快感と、もっと斬りたいと思う欲が残っていた

俺が初めて剣術スキルを使ったのは、5歳の時だ。ウォッカとの鍛錬の前の自主トレの、石製の剣で試した。まあ、耐えきれず剣が壊れたが、地面が数十メートルほどえぐれていた。あれから封印するように剣術の状態にならないよう心がけた。

過去のことを思い出し、剣術のことを考えているとおっさんが、俺の目をまっすぐ見つめてくる


「そうか…奥に入れ。」


「はい…」


おっさんはそう言うと、真剣な表情で店の奥に行くのでその後をついていく。店の中は色々な武器が並んでおり、見るからにヤバい剣などもあった。店自体は狭いが、奥に住居スペースがあるそうだ。その住居スペースに連れて行かれた。7畳ほどの部屋にテーブルと椅子が並んでいる質素な部屋だった。おっさんは椅子に座れというので、座る。すると、おっさんは商業スペースに戻っていた。数分、おっさんを待ちながら、おっさんにバラしてしまったことを後悔した。すぐにおっさんが戻ってきた。その腕には、小さな箱が握られていた。


「待たせたな。これはかなり昔、借金のかたにって渡されたが…こいつをお前にやる」


おっさんが小さな箱を差し出してくる。箱は黒くまるで闇を具現化したかのような黒さだ。俺はそっと受け取ると、箱を開ける。指輪ケースのように開くと、中に小さな指輪が入っていた。箱の見た目とは裏腹に銀色に光るリングだ。何の変哲もないが、オーラを感じる


「そいつは、『吸成力』のリングだ。つければ力を吸う。っていても、2割が精一杯だがな。それで、このリングは吸った力を結晶に変える。5以下のスキルは吸収しないから一般人にとっちゃあ、ただのリングだ。」


「力を吸収…それに結晶に変える?…」


「そうだ。まあ、今のお前じゃちょうどいいんじゃねーか?それと、結晶だが無論引き出すこともできる。まあ、俺は一度も見たことないけどな!」


「んじゃ…」


俺はそっと右の人差し指にリングを付ける。その瞬間、体の何かを吸われているような感覚がする。これが…

腰に差した剣を両手で構え、剣術を使う。補助は変わらないようだが、確かに攻撃力というか…力が入りにくい。

それを見ておっさんはウンウンと腕を組んでうなずく。一頻り振り終わると、剣を腰にしまった。


「まあ、その年じゃ異常だがいいんじゃねーか。今の段階だとスキルレベル5くらいだな。しかし、剣がまだ破格だな…」


「剣を買っていきます。吸収されてる今の状況で会う剣を見繕ってください」


「おう!任せておけ!」


その後おっさんのすすめられた剣を数本吟味した結果、一番手に馴染む鉄製の剣を選んだ。一応腰に二本ともさしておく。値段はかなり負けてもらい銀貨9枚のところを銀貨3枚にしてもらった。

名前聞くの忘れたな…えーと…

俺はそっと店の看板を見やる。そこには乱雑な時で殴り書きされていた。


『スコテッィ武具店」


ボックスティッシュみたいな名前だったな…



スコテッィ武具店を出ると、再び歩き出す。お腹が減ってきたので昼食をとること決め、腰を下ろしてゆっくり食べれる場所を探す。店に入ってもいいのだが、路銀が少ないしお金は少しでも残しておきたいのだ。

しばらく歩いていると村の中央付近に着いたみたいで、大きな噴水があった。白い大理石製で青年がおっさんに水瓶で柄杓をしている像だ。近寄ってみると看板があったので見てみる


『【ガニメデスのお酌】』


像に近づいた瞬間、腰に差した剣が呼応するように震え、光り始めた。徐々に剣が勝手に鞘から抜けていく。確かこの剣は『星降り』だったか?…この像と関係があるのか?

俺は徐々に抜ける剣に手を置き、ゆっくりと抜刀する。すると、剣は光るというか煌めき始めた。大理石の噴水にそっと剣を突き刺すと、腰に差していた鞘が光になって弾けた。その瞬間に剣から水が流れてきた。その水はとても清らかで聖なる感じがしてくる。やべ…これどうしよう…止まるのか?…まあ、待ってみるか…

俺は剣をいつでも抜けるところに腰掛け、黒い吃驚箱(ブラックボックス)から昨日の晩飯にでたのを保存したいたのでそれを出す。パンにゆで卵、肉がゴロゴロ入ったスープにハマルさん(城の給仕さん)特製ローストビーフを、昨日の時点でパンにゆで卵やローストビーフを挟んでいたので、サンドイッチとスープになっている。


「うん…うまいな…」


モグモグモグと口を動かし味わいながら、先ほど奪ったオークと馬と操者のスキルを確認する。


ーーーーーーーーーーーーーー

☆基本情報

名前 ディル

年齢 6歳

性別 男

職業 未設定 (墓荒らし)

☆ステータス

攻撃 3796

防御 2896

魔力 2796

速さ 3554

知  2946

運  300

☆スキル


・魂記録

・闇領域


・疾走

・闇魔剣術 lv9

・闇魔法 lv9

・火魔法 lv2

・闇触力得 lv3

・詠唱破棄 lv3

・剣術 lv7

・槍術 lv7

・弓術 lv3

・操車 lv2 new!

・偽装 lv6

・狂言 lv5

・無表情 lv6

・自然治癒 lv4 new!

・身体強化 lv6

・物理耐性 lv5

・魔法耐性 lv3

・苦痛耐性 lv4

・悪臭耐性 lv3 new!

・精神攻撃耐性 lv3

・野性的格闘 lv2 new!


☆称号

・未熟者

・神への冒涜

・転生者

・皇帝の息子

・赤ん坊皇帝

・騎馬道 

ーーーーーーーーーーーーーー


うーん…全然上がっていない…なんでだ?…

自然治癒と疾走は上がってるみたいだけど、上がりが悪いな…それに手に入ったスキルも少なくないか?操者のスキルって多分「操車」だけだろ…


『お答えします。取得したスキルのレベルが低い場合、累計してもレベルが上がらない場合があります。』


スキルって累計なのか…まあ、経験値を積んでレベルアップってのが普通だろうし、奪ったらそのレベル分の経験値に変わるってことか。まあ、これ以上強くなっても、実感わかないからな!これくらいが丁度いい。

スキルを確認し終わると、剣を噴水の水で手を洗う。ひんやりとして気持ちがいい。手を洗い、カバンからタオルを取り出し吹いていると、、面倒くさそうな声が聞こえて来る。


「あの剣、光っていませんか!それに水も出ていますよ!カフ!」


「え、ええ…そうですね」


「あの剣が私は欲しいです!取ってきなさい!」


「で、ですが…」


「カフ!私が欲しいと言っているのです!聞けないのですか!」


「い、今お持ちします!…」


はぁ…


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