episode7 〜決裂、希望〜
レナを失ったことによって内部分裂が発生。これから国はどうなるのか。レナはどうなるのか。
1925年5月、最初の犠牲と敗北が起きてからまだ一ヶ月。海洋連邦にはとても戻ることができないような悲しみが渦巻いていた。太平洋は少しずつ連合国に蝕まれていった。ほんの少しずつでも、それが重なれば大きくなる。海洋連邦は戦争が始まってから数ヶ月ですでにボロボロであった。もちろん、あの二人も。
日向「これ以上戦争を続けたくはない…。」
月向「でもそしたらレナは…」
日向「諦めたくはない。でも戦艦一隻の乗組員のために…たかがレナのために…国を滅ぼせない…。」
月向「姉さんのレナへの思いはその程度だったの…?確かに戦艦一隻、しかも旧式戦艦を失っただけ。でもレナがいなければ軍艦の修理はどうするの…?いつも率先して軍艦の修理を先導していたのはレナだし、兵器開発だってレナが主導で進めてた。レナがいなければ私達は何もできない。レナがいなければ私達は負ける…。でも姉さんがそんな考えなら私が全部やる。」
日向「・・・。」
月向は部屋を出ていった。日向の言ったことは間違ってない。しかしたった一人でもその一人で変わることがある。それをわかっていながら日向は決断をした。月向を失望させてしまうことを覚悟して。
日向「確かに月向の言う通りだけど…これ以上被害を出せばこの国がどうなるか…それにこの国はもともとレナとサラの国なの。ふたりとも生きているかなんてわからない。なら…二人の形見とも言えるこの国を守らないといけないの…」
日向もまた部屋をでてどこかへ向かった。
1925年6月。あれから一ヶ月。月向はイギリスとの戦争を覚悟し、戦争の準備をしていた。日向はあれから一度も姿を見せてない。それどころか部屋にもいないのだ。
月向「あのときのこと…姉さんの心には刺さったようね。でも…姉さんは間違っている。私は姉さんに構っている暇はない。」
月向はレナが行っていた工廠管理、兵器開発をずっと行っていた。一ヶ月の間、一度も攻撃を受けていないためである。
一方世界ではドイツがフランスやポーランドを併合し、ドイツはイギリスとの戦争に備え、イタリアはアフリカ遠征、ソ連は日本との戦争を行っていた。
1925年6月15日。イギリス、フランス亡命政府が海洋連邦への宣戦布告をおこなった。
月向「・・・。戦争の準備を。フランス領インドシナ、イギリス領マラヤへの侵攻を開始する。同時にオランダ領東インドへの攻撃も行う。」
海洋連邦はイギリスフランスの宣戦布告を受け、オランダへ宣戦布告。東南アジアへの攻撃を開始する考えを発表した。
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