episode2〜悲しみ〜
欧州戦争によって親友を失った日向。
彼女には負の感情と大きな後悔がのしかかっていました。
セルビアから逃げてきてもう3年、私の姉の日向はずっと立ち直れずにいた。戦争で大切な友達を失い逃げてきたことを悔やみ、二度と会えないことに悲しみ、そしてそんな自分を恨み…戦争はもう終わったのに、友達を失った原因はもう終わったのに…あの優しかった姉は死んでしまったのかもしれない。私がいつも作るご飯は食べてくれても、言葉を発することはないし、仕事や家事を手伝ってくれることはない…姉はいつも丘に登って西の方向を見てはぼーっとしている。それが彼女なりの償い方なのかもしれない。西にはセルビアがあるから、彼女が友達を失った場所があるから…ときどき悲しんでいたり、眠っていたりするけど。姉のぽんこつなところは悲しんでいても変わらないらしい。そんな姿に元気をもらっている…いつかはきっと元に戻るってなぜか信じられる。しかし…すでに3年経っている。何度も話している…けど…進展はない。姉のこの悲しみはどうすればなくせるだろうか…なくすことはきっとできないからせめて和らげられるような何かを探したい。日向の妹の月向はずっと悩み続けていた。日向はいつもと変わらず丘の上で座っていた。何もせずただずっと。
日向「・・・。」
彼女の心は3年前に既に死んでしまった。しかし3年間という月日のなかですこしずつ、すこしずつ戻ってきていた。月向の目にも見えるように変わっているが月向は気づいていない。日向は長い間少しずつ感情が増えているのだ。感情と言っても悲しみや苦しみなどの感情なために月向は3年間で姉がもっと苦しんでいると思っているらしい。日向はそれに気づいていないと言うより、日向に思考という能力はない。今の日向ができることは悲しみと苦しみの感情を表すことそして必要最低限の生命維持をすること。今日も一日を悲しみという感情に費やした。
日向「……。…。……サラ……。」
月向「!…喋った…姉さんが…」
月向は驚くとともに喜んでいた。日向はずっと喋らなかったからだ。そこからは早かった。
月向「姉さん。明日の朝ごはんは何がいい?」
日向「…フレンチトースト。」
月向「わかった。作っておくね。おやすみ。」
日向「…うん。」
次の日、月向は朝から早起きしてフレンチトーストを作っていた。
月向「♪〜♪〜」
日向「…おはよう。」
月向「姉さんおはよう。もう少しでできるから待って。」
日向「うん。」
日向は外へ出てっていった。
月向「朝の散歩かしら…珍しい…姉さんは朝に弱いのに…でも元気が少しずつ戻ってる…よかった。」
そのとき銃声が響いた。
月向「!…銃声…姉さんが行った方から…」
月向は火を止め、すぐに日向のもとへ向かった。そこには驚いたような状態で固まっている日向と月向の知らない誰かがいた。
次回は早く投稿できると思います!(๑•̀ㅂ•́)و✧




