118.狂気猫
【タイトル】狂気猫
【作者】改案堂
【掲載サイト】カクヨム
【URL】https://kakuyomu.jp/works/16818622175846646714
ちょっと前にXで、面白いって投稿を見てブクマしていた作品。どれくらい前だったかは覚えてない。3500字ほどの短編作品。
カクヨムでこのタイトルを検索すれば、他にも複数の作品がヒットする。どうやら企画で書かれた作品らしい。このタイトルで複数の作者がそれぞれ短編を書いているらしい。
そのテーマとなるワードが、これである。すごい言葉だ。猫と狂気。
猫はみんな好きである。モフモフだし、かわいい。僕も好きだ。そして狂気という不穏なワードがくっつくと、途端に恐ろしいものになる。
この作品も、ジャンルとしてはホラーになるのだと思う。
全編話し言葉で、奇妙な話が語られる。
なにかが猫になるという精神的な病気があるらしい。それってどんな感覚かはわからないけど、何かの認識が猫になってしまう実例が語られる。しかもどうやら、人から人へ感染するらしい。だからただの精神疾患じゃない。
猫の他にもうひとつあるキーワードが「感染」だ。こんなわけのわからない物が広がっていくのは、確かに怖い。しっかりホラーしてる。
確かに奇妙で、想像しづらい。けれど、恐ろしいって感覚がしっかりする。症状の見せ方が面白い。
そういう奇妙な症例のお話、だけというわけではない。短い話の中にちゃんとオチをつけていて、もう一段恐怖を深めていて、上手いと思った。
絵的にも、モフモフの猫が出てきて可愛い。けれど、ちゃんと恐怖でもある。猫自体は可愛いけど、そこに恐怖を加える技量が面白い。さらに、広まっていく感じも怖くて、楽しめた。
というわけで、みんなも読もう。読んだら終わりなんだけれど。




