110.ヒーロー漫画の推し(敵幹部)と共に生きるために外道に落ちます
【タイトル】ヒーロー漫画の推し(敵幹部)と共に生きるために外道に落ちます
【作者】柊 太陽
【掲載サイト】カクヨム
【URL】https://kakuyomu.jp/works/16818622172361131142
Xで仲良くなった人が書いてた作品。カクヨムに掲載されていた。
いた、というのは、今日最新話まで読み終わって、今の時点ではすでに非公開で読めなくなっているからだ。というか、読み終わった一時間ほど後には非公開になっていた。
作者の都合ということで、決してネガティブな理由ではないらしい。いずれ別の場所で公開される予定があるとのことで、タイトルだけでも覚えて欲しい。そして、公開されたら読みに行こう。
というわけで、今は読めない作品の評論をする。こういうのにも意味はあるはずだ。ちなみにこの「なろう外作品評論」で扱った作品の中にも、もう読めないものはいくつかある。サイトがなくなったりしたら、仕方ないよね。
今作は異世界ファンタジーだ。そしてヒーローものだ。転生的な要素もあるけど、ちょっと捻ってるのが面白い。
ヒーローものだけど、主人公が悪側っていうのも特徴的だ。
異世界が舞台のヒーロー漫画を読んでいた主人公の推しは、敵幹部の女キャラ。彼女が作中で死んだことにショックを受けた直後に彼は死に、作中世界に転生する。そして彼女を救うべく戦いを始める。
ヒロインが悪だから、主人公も悪。タイトルにもある通り、外道になることも辞さない感じがいい。
展開によって単なる悪というわけではないのだけど、ただひとつの目的を果たすために悪を突き進もうとする。主人公の信念の固さで、話を突き進めていく感じがする。
作品としての仕掛けによって、主人公は悪なのだけど、ヒーローでもある。この構図が面白かった。
そしてヒーローだから、ピンチに陥った際の逆転の仕方というか、折れなさを見せることもある。ヒーローらしさが見て取れて、熱い。
ヒーローものらしい要素が入っているのも特徴的だ。
変身アイテムが、いかにもコレクション要素がある玩具みたいなモチーフになってるし、敵味方で変身のテクノロジーが共通してるのも仮面ライダーっぽい。敵組織が、きょうだいが大勢いる一族というのも、去年の仮面ライダーみたいだ。
戦いの感じはヒーローものというよりは、能力バトルものっぽさがある。けど、展開を見ていくと真っ当にヒーローしてて、やっぱりジャンルとしてはそういう感じなんだと思わされた。なかなか、読んでて楽しい作品だった。
作者がこれから、もっと活躍することを切に願う。




