109.ジャメ教奇譚 正義の勇者か悪魔の化身か
【タイトル】ジャメ教奇譚 正義の勇者か悪魔の化身か
【作者】ハロイオ
【掲載サイト】カクヨム
【URL】https://kakuyomu.jp/works/16818622175253282799
先日「#RTした人の小説を読みに行く」タグを久々にやった。すぐに、大量のリプライが来た。小説を読んで欲しい人の数って大勢いるんだなあ。
ちなみに、新作投稿記念でやった。これを読んでる人はぜひとも、新作「追放された第六王子の復讐~僕が拾った木の棒が聖剣になるんです~」という小説を読んで欲しい。ブクマとか評価とか入れてくれると嬉しいし、感想とかレビューとかも、もっと嬉しい。よろしくね。
なろうにしかアカウントを持っていない僕だけれど、他のサイトの作品も読んで、こうして感想を書く。だから、なろう以外の作品も結構な数が来ている。
読むのに時間がかかる気合いの入った作品も多く、それはおいおい読んでいくことにする。本作は、6700字ほどの短編。だから気軽に読めると思って手を出した。
すると思ったより時間を取られてしまった。こういうことがあるから、短編というのは油断できない。
少々取っつきにくい感じもするけど、興味深い作品だった。
ジャメ教なる架空の宗教がある世界での、正しさに関する話だ。人と蛇の関係について見守る、上位存在の視点で世界の姿を見る。
蛇にとって人は上位存在である。そして、人にも上位存在がある。天使とか悪魔の姿で書かれるそれは、もっと異質なものなのだけど、その正体については重要ではない。上位存在なのだから、もっと謎めいたものでも良かったかもしれないな。
人が蛇を見て何を思い、どう振る舞うか。そして蛇が人に何をするか。それと同じことが、人と上位存在の間でも起こる。この二重構造を前提とした上で、お互いにどう振る舞うのが最良で、傷つかないのかを探っていく話。
なんとも哲学的で、寓意的。わかりにくさも正直ある。参考文献の数が多くて、作者は確固とした信念のもとに書いているのはわかる。
だから、なるほどなあと思うこともある。人も上位存在も、別に相手を傷つけたいわけじゃない。失敗はあっても、きっとうまくやれる方法はあるよ、という、前向きなメッセージは受け取った。なかなか良かったと思う。




