第18話 『壁の偽ヒーロー』⑥
自分の書きたいことを書いてるだけだけど外部SNSで初めて貰った感想が批判と罵倒だと結構心にくるね…正直心が折れそうだよ……というかほぼ折れてます。
次回に向けて今回は短いです。
「なるほどね…アウルくんの言っていることは可能性としてはかなり高い、けどまだ情報が足りない。協会としては動けないけど僕個人として少し探ってみるよ。」
「本当ですか?ありがとうございます」
あれから2日たち、俺はブラベさんに情報から考えた内容を伝えた。正直完全な確証がある訳では無いから無駄骨になるかもしれない中ブラベさんが動いてくれたのはかなりありがたい。
一応あの後から追加で調べはしたが最近どこも襲うペースが落ちてるので俺が欲しい情報を新しく得ることはできなかったが、『壁の偽ヒーロー』の目撃情報が増えている地点は発見出来た。見た目の情報がインパクトがある物が多いため聞き込みとかがし易いのはありがたい。
今まで行動していた商業街から少し離れたまだ被害がほとんど出ていない地点。これもまた川からは離れている。
「報告も終わったし後はこれだな」
1度家に戻り、俺は懐から招待状を取り出した。今日の夜『壁の偽ヒーロー』にマーキングするつもりだが相手の戦闘力がまだ未知数だ。念には念を…
そんなことを考えながらアトリエに向かうイメージをしてドアを開ける…
「あれ?」
ドアを開けようとするがドアノブが回らない。というかドア自体がビクともしない。
このドアの立て付けが悪かったのか?と思い他のドアも開けようとするがこちらも動かない。
どういう事だ?と考えているとドアのちょうど目線辺りに急に黒い炎が『ボウッ』と灯る。
「へ?…ウェ!?なんで!?というか水!水!」
急いで水を取りに走って戻ってくると黒い炎は消えており炎のあった所には小さな掛札があった。
[Closed days]
「クローズ…え?休業日?」
あのアトリエに休みとかあったんだ。しかしどうしようこれじゃ俺の考えてることができない…
「仕方ない、近くの工房で武器のメンテナンスだけしてもらおう」
行動可能な夜までの間俺は近くの武器工房を転々として時間を潰すのだった。
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あれから時間がたち夕暮れ時、あの後天気も曇りになって気づかれないようにマーキングするなら絶好の日だ。
ちなみに武器のメンテナンスで工房を転々としている時に知ったのだがあの時拾った大きめのナイフ、あれグラディウスと言うらしい。
「オーウェン、携帯眷属の方はどれくらいできてる?」
マーキングには携帯眷属を使う。前回結局ほとんど使わなかったため再利用したのも含めて全部で10機、よほどの事がない限りこれで大丈夫だろう。
「10機全部の携帯眷属にパスは接続済み、込めた魔力量的に1週間は動くと思うよ」
「あとはい双子石、見つけたらこれで合図して」
「いつの間にこんな物を……ありがとうオーウェン」
【双子石】2つで1セットの魔石、片方の石に魔力を流すともう片方の石が探知して震える。流す魔力量で探知範囲が広がる。平均的魔力量があればイドロニス王国1個分くらいは繋がるが、アウルは魔力量が貧弱なため精々1kmくらいしか届かない。
携帯眷属は起動にこそ魔力はそこそこ使うけど燃費はかなり良い、それでも1週間ぶっ通しで動かすなら少なくても150は要る。2日あったとは言えオーウェンの魔力量多くね?
その後は目撃情報の多いエリアまでオーウェンと話しながら歩いていた。あの夜オーウェンが俺に話してくれてから何となく距離が近くなれた気がする。
「僕はこの区画の外巣側を調べるよ」
「なら俺は中巣側だな、見つけたらすぐ知らせるよ」
マークを書いた地図を手にどういうふうに探索するかを話し二手に別れる。
目撃情報が集中している所を中心とした商業街の裏路地、かなり大きいためエリアを半分に分けて探ることにした。
『壁の偽ヒーロー』を見つけた時にオーウェンから俺に合図を送るのは問題ないのだか俺からオーウェンに合図を送るのは正直エリアのサイズ的に厳しい。見つけたら何とかオーウェンに届く距離まで移動しなきゃいけない。
トレンチコートをしっかり締め、グラディウスだけ取り出してハットを深めに被り直す。
きっと出会ったら戦闘は不可避だろう。
前みたいに一方的な蹂躙はできないだろうしちょっと緊張する。とりあえず深呼吸して…
「ふぅ…よし、行くか」
俺はゆっくりと裏路地を歩き始めた。
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ステータス
名前:アウル ■■ ■■■
種族:ヒューマノイド
属性:水
称号:【巡る者】【第1の■】【閲覧不可】
所属:森林協会所属冒険者[種 2級]
魔法:低級
固有能力:耐性【完全防腐】
創出【素敵な糸】
能力:熱耐性IV
冷耐性Ⅲ
打撃抵抗Ⅱ
精神疲労抵抗Ⅰ
撥水Ⅰ




