14話:デジャヴ
さあここはレストラン・マックド・ナーナルド。
マックドさんとナーナルドさんが作ったらしいよ!
今日はセナの無詠唱達成のお祝いをするためにきた。
アメリカンなハンバーガーのようなものが看板メニューです。
「何にする?俺はケンシドナーナルドかな」
この世界にサムライという概念はない。
「じゃあこのビックビックナーナルにする!」
「セットにしないか?フレンチフライがついてくるぞ」
「じゃあそれで!そういえばもうお酒飲めるんでしょ?飲んじゃおうよ」
「それもそうだな。」
ちなみにこのレストランはここしか店舗がない。
もっとありそうな名前だけどね!
出てきたのは黒い炭酸のお酒とフレンチフライ、バーガーです。
お酒はコ○・コーラのお酒版って感じ。うまい。
名前はコアクラビルシュ。リピあり。
バーガーはまあそこそこですね。
フレンチフライはけっこうおいしい。しなしな系。
総合評価:★★★★☆。この世界の食事にしてはめずらしい品揃え。
「おいしいね!」
ああ忘れていた。食レポしに来たんではない。
「ね!特にお酒とか」
「うん!風味があっておいしいよね」
その時、紙を持ったお兄さんがやってきた。
「速報!速報!明日より列車運転再開!繰り返す!...」
やっとかよ。もう10月ですよ?
「やっと帰れるな」
「もうすぐ1年経っちゃうね」
ていうか兄ちゃんよくここまできたな。駅からだいぶ離れてるぞ?
「本当に俺ら帰れるのかな」
「きっと...ね」
翌朝。1番列車には大勢が乗っていた。俺らは乗っていない
まだホテルの契約も1週間残っているしな
この街ともうお別れだ。もう引っ越しのような気分だ。
最後にどこか観光しておこうか...いや。
雷魔術の上級を開発しよう。
前に杖を使った場所にきた。セナもなんかついてきた。
「今日は雷魔術の上級を開発してみようと思うんだ」
「ツムの雷魔術って全部自作なの?」
「そうだよ?」
「へえ...!」
今回の作戦はこうだ。原子力発電所って発電量がすごいだろ?それを参考にする。
だからスコールを圧縮しつつスコール同士をぶつけまくるんだ。
中性子が反射しまくるみたいにな。
そして臨界に達したら圧力を解放して発動。といった感じだ。
「スコール!」
まずは基本のスコールを10個出現させる。
ぶつかったら2つに分裂するようにして連鎖反応開始。
徐々に圧縮して反射する距離を縮めて威力を上げる。
もう俺の力じゃ圧縮できないほど圧縮したら徐々に荒ぶってくる。
抑えられなくなったら解放。これでできるか...?
その瞬間、青白い光と共に閃光が走る。
地面が割れるような音が通り過ぎた。そして爆風。俺たちは飛ばされた。
まあ飛ばされたって言っても2mくらいね。
さあ撃った場所を見てみたら!?
半径10mのクレーターが!?
成功です。名前は...
「サンダーボルト!」
そう呼ぶことにした。
「さあ次は詠唱だな...」
「詠唱まで自分で考えるの!?」
「一応...ね」
そう一応。もしかしたら短縮ができなくなる日がくるかもしれない。
「1つ詠唱を考えてみたけど...成功するかな」
「やってみて!」
「世の理を見物せし雷神よ、未知なる技術の力を授けよ!ああこの青き大空に数多ある雨雲が重なりし日に伝説の神龍は空から舞い降りん!臨界に達した秩序は大地に雷撃を記憶させん!―サンダーボルト!」
さっきのがまた落ちた。もう驚かんよ。俺は
「わあ!」
感動してる人がいるが置いておいて詠唱を解説します。
最初は魔術の種類の指定。次は魔術の工程。最後は魔術の規模の設定。で詠唱完了。
「私もやってみていい?」
「上級から?」
「うん!」
「わかった。やってみて。一応杖、使うか?」
「うん!」
チャレンジャー精神だな。
「―じゃあはじめるよ?」
「ああ」
「世の理を見物せし雷神よ、未知なる技術の力を授けよ!ああこの青き大空に増変する雨雲が重なりし日に伝説の神龍は空から舞い降りん!臨界に達した秩序は大地に雷撃を記憶させん!―サンダーボルト!」
またまたーもー俺のステータス奪うのやめてくださいよー
しかしこの世界に雷魔術の使い手が増えるのか...アースガードだけじゃ怖いな。
「やった!成功したよ!」
「すごいなあ。いつか越されそうだよ。ていうか無詠唱で越されるかもね笑」
「んふふ」
いい笑顔だな。俺にそんな笑顔できるかな。
「じゃあ帰るか」
なんだかんだで2時間くらいいるからな
「そうだね」
「おいそこの小僧!よくも俺を!」
デジャヴー嫌な声聞こえますよ。ノイキャンはどこですか?
「は、はいなんでしょう?」
財布を上着の内ポケットに入れた。盗られたくないからな。
「なんでしょうかじゃないよ!よくも殴りやがったな!」
正論やめてね。いやでも先に盗ったほうが悪くないか?
「あ、はい。で、要件は何ですか?」
「金だよ!慰謝料!」
「じゃあ窃盗の慰謝料もください。」
「うるさいよ!」
勝ち目ないよ。これ。
「セナ、どうする?」
「うーん...サンダーボルト無詠唱で挑戦してみていい?」
「ああ。こいつに?」
「うん。」
じゃあ距離を取らなきゃな。
「セナ、ちょっとこっち来て」
よっこらせっと。ほな行きますよ?
「ウィンドバースト!」
ポンと浮かんで
「ウィンドバースト!」
シュっと加速。
「ウィンドバースト!」
スンと着地。
「ここならいいだろう」
「じゃあいくよ?」
「おう」
30秒ほどしただろうか。雷が落ちた。もう怖いよ。
なんでそんな無詠唱簡単にできてるの!
「確認してみよう」
シュっと到着。
「あば...たす...けて...」
「ほう。ほうほうほう。」
光った。黄緑の光。ヒーリングだ。たぶんセナが使った。無詠唱で
「もうお前ら嫌いだ!一生会わん!」
捨て台詞と共に去っていった。なんだったんだあいつ。
「何も盗られてないよな?」
「うん。大丈夫!」
「でもちょっとあの人に悪いことしたかな......?」
「まああれで懲りただろ。大丈夫さ」
「さあ帰ろう。」
「うん!」
しっかし怖いな。いつか特級魔術師になってそうじゃない?セナ。
上から3番目ってなかなかだしな。世界に50人くらいしかいないんじゃ?
これが天才ってやつか。俺は秀才とかかな。
さあ今日はどこのレストランでしょう?
そう!サーブアウェイです。サンドイッチがおいしいですよ
店主がサーブをミスった時に思いついたらしいですよ!
そしてこちらもこの店舗だけ。もっとありそうな名前ですけどね
私が頼んだのは生ハムのようなものとチーズが入ったサンドイッチです。
とってもおいしい。もっと店舗増えてほしいですね。
「ここもおいしいね!」
そうですね。特にバジルソースがね。
「パンがフワカリでおいしいな!」
そうそう。パンをトーストしてくれるんですよ。いいですね
さあたらふく食いましたし帰りましょう。
この街はチェーン展開されてそうなお店がたくさんありますね。
「じゃあ帰るか!」
「そうだね。いっぱい食べたしね」
今後の予定はどうしようか...
そうだな...出発の前日まで適当に過ごして、出発の前日になったら今まで過ごして思い出深い場所を一通り見よう。




