12話:秘蔵の宝
あれから1週間が経ちました。
あ、そうそう。実はあの宿、モーニングが付いていました。
装備はローブと一応短剣。
附属学校時代に剣術をすこしやっていました。
後はエナジーバーのようなもの、ロープ、松明です。
「ここか...」
外観は炭鉱とかの入口のような感じだ。
五〜八角形の岩がたくさんある玄武洞という場所があるんだが
この迷宮の岩肌?がそんな感じだ。つまりここらへんは火山があったということだ。
ちなみに玄武岩は溶岩が急速に冷えてできる岩石だ。
「うわさむ...」
内部は外気温に比べてとても寒い。
昔史跡の鉱山跡に行ったことがあるがそんな感じだ。
「上着いるか?」
「ほしい...」
ちなみに1つしかない。俺はいいさ。筋肉が引き締まるからね
第一層はおもに雑魚敵だ。
主な敵は粘液で包まれているやつとダンゴムシみたいなやつだ。
前者は水まんじゅう。後者はそのままダンゴムシのようだ。
簡単な討伐方法だが、水まんじゅうは氷魔術、ダンゴムシは土魔術などが有効だ。
名前はコアスライムとヘビーローラー。
ヘビーローラーは転がり攻撃をしてきてめんどうだ。
「初級にしては数が多そうだな...」
ミスったか。迷宮選び。
「こんなにやれるかな?...」
腐っても雷魔術を開発した本人だ。ダサい死に方はしたくないぜ
「雷神よ、―エレクトリック!」
俺の電流にイチコロ。俺tueeeee
まだ来る?...冗談ですやん笑許してーな笑
「ずっと来るな...」
「どうするの...?」
「とりあえず2人で迎撃しよう」
片方は詠唱してもう片方はその補助、近すぎるやつは俺が短剣でザクっと
「ふう...これ2人で踏破できるかな...」
「...たぶんできるよ!」
さあ第二層。嫌な匂いがしますよ。
こいつらはどうやらクサイカ―というらしい。クサいかー...?
その名の通り?かはわかりませんがクサいです。
大阪のマンホールからするドブの匂いです
倒し方?火魔術はダメですよ?煙が溜まりますから。
水魔術で洗い流すか土魔術で吸収してあげるときれいさっぱり。
「匂うね...」
「ああ。正直キツい」
頼むから死んだら匂い消えてくれ。残り香がえげつない。
グロすぎるって!
第三層。この迷宮は第四層まであります。
正直匂いに体力ほぼ持ってかれた。
げっそり...一旦休憩...
ふう。で、ここの階層は穴が空いているだけと思うでしょう?
中を覗いて見てください。
集合体恐怖症発狂。蜘蛛がびっしり。
攻撃すると一斉に出てきて足に向かってきます。
キモい!イヤ!ヤメテ!
そういう時は靴でびしゃっと...
どっちみちグロいね。
あとね、こいつらは水に流されやすいので水に流すとスッキリ。
過去の事も水に流して...ごほん。
ていうか先にこれ気づいたら俺の靴が無事だったのに...萎えた
第四層。明らかに雰囲気が違う。遺跡みたい。
全部これにしてくれないかな。
「うわ!でっかいカエルや!」
帰りたくなる。カエルだけになんちってわははははは。
笑えよ。
「すごいね...」
もうね、ツムちゃん迷宮潜りたくないよ。ストレスでハゲちゃう。
「うわー硬いなー」
カエルの表面はガチガチ。ゲコゲコ言ってやがるわ。
「やばい!避けろ!」
カエルの舌がべよーんと。セナをがっしり。
あー食べられちゃうー!
「そうはさせない!」
短剣持ってきてよかった。ベロをザクっと。
うえ。短剣がべちょべちょ。よだれで。
もっとひどいのはセナか。全身べちょべちょ。
「目が弱点かな...」
柔らかそうなのが目くらいしかない。
「エレクトリック擦りすぎかな...」
「別にいいんじゃない?」
そうだな。
「エレクトリック!」
うおw行けました。ついに名前だけで!エレクトリックが!
ついでにカエルくんの目も。
「ゲコ...」
うるんだ目がかわいいね。じゃあつぶすね。
「エレクトリック!」
はい討伐!余裕...ではないな。精神攻撃特化なのか?
「ゲコ...ボエッ...」
うわきも!口からなにこれ...魔石!?でかいな。こぶし大だ。
「ふう。セナ、大丈夫か?」
「うん...でもちょっと寒い...」
セナ、寒そうにしてるな...しかたない。一肌脱ぎますか...
「よいしょ...これ使って!」
俺のTシャツを渡した。寒いね。はやく外に出よう
「...ありがと。それよりこれ見て!宝箱!」
ガチやん。マジで海賊が奪い合ってそうな宝箱。
「えいパカリンチョ。」
金貨がたくさん...これ一生遊べるか?
気合いで数えたら2000枚くらい。
価値は1枚1000ディグくらいって聞いたから...
200万ディグ!?!?!?!?wtf?
てことは...3000万円!?!?!?
「セナ、10年は遊んで暮らせるぞ。」
「ほんと!」
「とりあえず帰ろう。魔石はあげるよ。」
青と黄色のマーブル模様の魔石。価値は200万円くらいじゃないか?
さてと、空が綺麗に見えるな。夕方か...
近くに換金所があったが無視。ああいう場所のは安いって相場が決まってる。
街で売ろう。でも全部ディグにしたらかさばるな...何個かそのままにしよう。
それから1ヶ月はすごかったぞ!豪遊だ。ご飯の。ご飯だけね。
しかし食費が5200ディグ...8万円くらいになってるのに気づいてから大人しくしてるぜ
ちなみにまだ鉄道は復旧してない。
それから特に何もなく4ヶ月ちょっと経った。明後日で俺の誕生日だ。
10月11日で俺は成人だ。嬉しくてセナに言ったら
「ふーん...」
だってさ。ちなみにまだ復旧していない。トンネルが難工事だとか
ということで今日は待ちに待った誕生日!ワクワクしちゃうぞ!
そういえば成人式ってあるのかな...
「今日、誕生日でしょ?レストラン行かない?」
「もちろん!」
うんうん。友達に祝ってもらえるのか。うれしいなあ
さあここは?レストラン・アーリオ・カルツォーナ。イタリアっぽい感じだな。
「おいしそうだな!」
今日はテンションが高いよ?いつもかもしれないけどな!え?違う?
案の定イタリア系料理だ。食はけっこう元の世界と似ているな。
「ねえツム、誕生日、成人おめでとう」
でかい箱を渡された。誕プレだーい!
「開けていい?」
「うん」
丁寧にスルスルっと開封した。
それはでっけえ杖だった。魔術に使うやつね。
上の方には前に迷宮でゲットした魔石がついていた。高そう
「杖?ありがとう!」
「名前はあるの?」
「その名は...壮大な雷電」
「え!?かっけー!!やった!ありがとう!」
マジで嬉しい。人生で一番嬉しいかもしれん。よろしくな壮大な雷電。
明日は性能を見よう。




