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第十八話 いつか誰かの入れ替わった記憶
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短いです。
――目を覚ました。
質素な木造りの家を見て、笑みが零れる。
質の悪い寝具に触れ、頬を染める。
(あぁ、成功したんだ)
あたしは鏡に向かって歩いた。
そこには、黒髪の大人しそうな女性が映っている。
年齢は二十台前半くらい。
数日前、あたしに取引を持ち掛けてきた人だった。
「やった」
夕焼けに向かって手を伸ばした。
あたしは、やっと解放されるのだ。
あの地獄のような日々から。
でも大丈夫だろうか。
前にこの人はあたしの目の前で倒れた。
そしてその後、二週間ほど昏倒していた。
体が弱いとは言っていなかったが、隠されていた可能性がある。
だからなんだ。あのヒステリー女から離れられるならば、体が弱かろうが何でもいい。
「自由だ」
――新しい人生の幕が開ける。
あたしの名前は――「ローザ」。
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