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MP10の落ちこぼれ魔道士、消費MPゼロスキル【尽きぬ泉】で無限に魔法が撃てたようです~元パーティーはもう知りません~  作者: 黒木菫


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悪口大会

町の酒場--


「あのボンボンってほんとにダメだよなあああ!」


「ざまあみろだぜ!」


酒場の客と、クノ、マチがゼニーの悪口大会で盛り上がっている。


「あんだけ偉そうにしてたやつが、今は家の中に閉じこもって震えてやがる。」


「はやく実家にもどれってんだ!」


(嫌われすぎだろ!あいつ!)


その中でショートヘアーの女性、あの人はどうみてもテディさんのようにみえるが。


「うわさですが、あのボンボン、メイドに自分のアレを踏ませる性癖があるらしいですよ。」


「わははははは!」


(実体験じゃないだろうな‥‥‥)


「あんたたちもあのボンボンにひどい目に合わされたのか!」


「そうなのよ!実は私たちは冒険者パーティー養成学校で‥‥」


マチは冒険者学校のエピソードを話す。


嘘でも演技でもなく、全部本当のことなんだから仕方ない。


「まじか!あいつそんな汚いことをして、おまけに失格になったのか!」


「そうなのよ!ばかでしょう!」


マチが酒もはいって、いつもより口が悪くなる。


その後、夜遅くまで、クノとマチはゼニーの悪口大会でもりあがっていた。


(仕事でもなんでもないなこれは…)



残念ながらたいしたことも得られなさそうだ…


そうおもって帰ろうとしたとき、酒場マスターが俺達に声をかける。


「なるほど、アンタ達、あのドロシーにも勝ったわけか。」


「まあ、そういうことね!」


マチが偉そうに胸を張る。


「俺達の依頼をうけてくれねえか?」


(来たか・・・!)


オレは内心ほくそ笑んだ。


「実は、最近、妙な事件がおこっていてな。」


「妙な事件?」


(なんだ、全然関係なさそうな…‥)


「ほんとは領主様、というかゼニーのやつに相談しないといけないことなんだけど、アレだろ?」


(アレですね。わかります)


「それで冒険者の連中もゼニーの家の仕事を受けているらしくて、冒険者ギルドにも出してるがだれもうけちゃくれねえんだ。依頼料も対して払えないというのもあるかもしれねえが。」


「どんな事件なんですか?」


(ひょっとしたらゼニーの件とは無関係ではないかもしれない。)


「最近、森の方で何者かに倒された魔獣がいくつか見つかっているんだ。」


「魔獣が?冒険者が依頼を受けて退治したのでは?」


「いや、確かに依頼していたものもあるんだが、誰かが勝手にやっているようだ。」


「じゃあ、別に困らないのでは?」


「まあ、そうなんだが、中にはかなり凶悪なやつもいたんだが。こんな魔獣を倒したのは何者なんだ?ひょっとしたらもっと恐ろしい魔獣がいるんじゃないかと、みな内心気味悪がってるんだ。」


(これ、ゼニーの件と本当に関係があるのか?しかし、関係がなくても町の人たちと信頼関係はできるかもしれない。)


「なにが起こってるか。調べるだけでもいい。この辺の連中で集めた金だから大した金額は払えねえがどうだ?アンタ達凄腕なんだろ?」


「みんなどうする?」


そう相談しようとしたが…


「あなたはなかなか見どころがあるわね!私たちクエスターに任せない!」


マチが勝手に仕事をうける。


「おお、本当か!オレはここの酒場をやってるウォッカってもんだ!依頼は冒険者ギルドに登録してあるから、ギルドには酒場のウォッカの紹介だといってくれ!」


「まあ手がかりがないし、いいじゃないですか? 」


ミコさんも頷く。


「あれ?クノは?」


周りをみると、クノはテディさんそっくりな人や酒場の人とゼニーの悪口でまだ盛り上がっていた。


「あのぼんぼん、大人のお店にもいけず、はじめての相手はメイドさんにお金払ったらしいですよ!」


「わははははは!」


(あのひと絶対テディさんだろ!)


俺たちは詳細を聞きに冒険者ギルドに向かった。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!


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