490話 原初のこれから
今日で今年も終わり!来年も投稿続けますのでよろしくお願いします!!
原初たちは撤退後集まる
いるのは4名
赤、青、白、黒の4名
ブレイズーいや、ルシファー
ゼルファーいや、ベルフェゴール
2人の悪魔に対して白は質問をする
「貴方たちはこれからどうするわけ?」
「?何をだ?」
「契約者灰が死んだのかは分からないけどほぼ死んだに等しい。その場合、滅王側か悪魔は自由じゃないの?」
その質問は鋭かった。事実、悪魔との契約は成り立つことができなくなったとなれば……
「後者だ」
ルシファーは答える
「答えはそれだ」
言えば自由になれるということ。
(やはり、そうなるか……忌々しい滅王の奴はなんということを……)
2人がいなくなれば白と黒だけになる
「すでにこの肉体の主の自我は完全に消えた。今日を持ってな。しかし、契約成立条件はもうない」
ベルフェゴールの回答は2人を頭抱えさせるほどだ。今回の件で大打撃どころか会社で言う倒産に相当する被害を出している。
ルシファーとベルフェゴールという最凶クラスの悪魔たちを失うとなると損害が大きい
「その場合、自由に活動できるってことね。でも、肉体は問題ないわけ?」
「問題ないな。原初の肉体は始原ほどではないがかなり強固だ。並の肉体とは比べ物にならない。」
最上位の悪魔たちが受肉している肉体であるため、肉体的な損害はそこまで大きくない
だが、問題として悪魔として地上にいることは続けられるがどう動けばいいのかはそこまで2人は考えていない
滅王から奪還すべきだがベルフェゴールが気づいているように滅王は悪魔に近い存在に近づいている
庶民程度の悪魔ならば無視しても問題ないがすでに実力としては悪魔貴族に相当するほど
なのでこのまま悪魔になれば最悪と言ってもいいほど
悪魔からしたら褒め言葉だが、成長速度が異常なほどに上昇中
灰を吸収したのが原因とは思えないが彼らが知っている存在する未来とは情報が全然違いすぎる
「今回の滅王の行動は我々の想定外だ。奴が本来の事実からすでに離れている」
黒の発言に3人は頷く
否定できないし、事実、自分達も対応できずに撤退を余儀なくされた。ルシファー以外だが
「言えば滅王は悪魔になる。堕天化が堕天使化になっているならばもはや、想像できない」
「奴は魔王……いや、邪神にでもなる気か?」
邪神という言葉に白と黒は眉を顰める
「それは不味いな。チッ本当に忌々しい奴だ。覇王と一緒に行動する予定ではなく、何をする気だ?」
黒の発言にルシファーもベルフェゴールも答えられない
考えが読めない、さらに聞いていた未来とは全然違う方向に進んでいる
滅王の対処法を考えないといけないほどの最悪な事態の中、白は考察、そして、伝える
「奴の目的はーーの始末のためじゃない?」
3人は目を大きく開く
「……なるほど、可能性としては大いにあるな」
「そうか、奴の始末のためか。だから、変えようとしている」
「その場合、奴は……"あの女"が動いたところを狙う」
それは原初にとって都合のいいのかよくないのか
答えははっきり出せない
ただ、白が言ったことが事実の場合
「奴は邪神になりかねないな」
最上位の悪魔に相当する力得てしまうという最悪な展開が予想できる
「はっきり言えば始末するのが正解だ。だが、奴を止めるのは我々ではない。我々が動けば奴の餌食になるだけ。ルシファーならどうなんだ?」
「命令もないし、面白い話だ。はっきりとな。だが、新参の悪魔が最上位になるのは悪魔としては許せない。"親父"はおそらく、敵対するが、性格上、やらかすからな。至るだろう」
その意味は……
「最悪×最悪ってことね……私は阻止したいけど無理でしょうね。家族は守るわ」
「……剣姫をか?」
黒の発言に白は少し考えてから頷く
「……娘の"家族"にもね」
「…俺は恩人のことがあっててん姫の血縁者は守る」
それぞれ目的が判明した。
「300年以上前の恩はまだ続いているのか?家族は……いないのに?」
「……人生の恩人だ。家族はもう亡くなってもだ」
それが彼の本音
「実に愉快で人間にしては真っ直ぐだな」
ベルフェゴールは感心した。契約でもなんでもない。恩人から何も返さなくてもいいと言われても彼の覚悟は稀に見ない
守ることはできる。しかし、300年以上前のことを今もなお守るというのは並の人間どころか300年も生きる人たちの中でもそうそう見ない
「いいだろう。原初としての役割はもうやらないのか?」
当初の計画について
元々原初の目的はそれだ。そして、そのために今回邪魔になる学園襲撃をした。があっさり完敗
2人の真意を知りたいルシファーにとって大事な質問
それに対する2人の回答は……
「やらないわ。なんせ、元々参加した理由は夫のための復讐。でも、それより優先するべき使命はあるもの」
「元々俺は賛成側ではないからな。家族を殺されていたら続けていたがそれはなかった。だから、あいつらに付き合っていただけのこと。縛るものはもうない」
あっさりと捨てるという回答
少し驚くベルフェゴールは高笑い
「いいね……勤勉を捨てるのか。数百年の努力を捨てるのか。実に怠惰ではないか」
「利害関係はもうないだけだろう」
これからの原初たちは前までと違う
原初という存在は過去とはもう別。
大きく変化した……
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