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486話 黒と天姫

時の流れし

黒ーレックスという男は原初でもトップクラスの実力者。


本気を出さない原初の中で孤高の男


そんな彼にとって海野流星は手を出したくない存在であった



それはなぜか


300年前の話である


彼は当時、日本で言えば魔術組合の仕事をいつものようにしていた時


突然、彼の前に部下たちは焦った顔をして話した


内容は原初を始原と同じ危険人物に登録された内容


彼にとって大きな衝撃だった


あまりにも突然


しかも心当たりがなさすぎた


始原と同等の危険な問題を起こした見覚えがない


全く記憶に覚えがなかった


「……は?」


頭を抱えるレックスに次々と報告が来るばかり。あまりにも信じられなかったがすでにそれが原因で同じ仲間たちがすでに暴れていることは彼にとって最悪だった


先に考えたのは家族の安否


レックスはすぐに指示をして組合から離れた


彼はすぐに自宅に到着すると家は燃えていた


悪魔の仲間やらと知らない人たち……近くに住んでいる住民たちかは分からなかったが彼は固まる


「……は?」


呆然となった


実に言えば彼には妻も子供いた


だから、目の前の火災には呆然するしかなかった


すぐに意識を戻して家の中に入ろうとしたら家を燃やしてきた人たちに邪魔をされる


「邪魔だ!どけ!!」


睡眠魔法で強制的に眠らせて中に入る


固まった


すてに倒れている妻と子供


すぐに燃えている家から避難して回復魔法をかけるも何も反応しない


「なぜ……!!」


信じたくない現実


回復魔法をかけても目を開けることはない2人


さらに心拍も動いていない


息すらしてなかった


回復魔法でも心拍を上げるなんて万能効果はない


どうしようもなかった


「な……なんで……!!」


拳を力強く握る


ヨーロッパのために一生懸命仕事をしていた罰がこれ


どうして原初が諸国の敵にならなくなったのか


なぜ、こんなことになったのか


理解できなかった


いや、何も知らなすぎて理解しようもできなかった


情報が足りなさすぎた


現実の残酷さに心が壊れかける


大事な人2人も亡くしてしまう現実に想像してしまう彼にとって



運命が動き出した


現実が彼を助けたのだ


彼女が現れたことによって





「……ここに来たけど…」


現れたのは銀髪の女性


彼女の顔を見て驚く


レックスは彼女の顔に見覚えがあった


始原の中の1人


「天姫……!」


彼女の登場は予想外すぎた


天姫は歩いてレックスの前に歩く


「助ける」

「は?」


すると天姫の手が強く光る


レックスの妻と子供の頭に手を置くとさらに強く光った


「まっ…え……?は……あ…あはは………は?…嘘だろ……」


目の前の現実に受け入れ難く、レックスは呆然とするしかなかった


魂の秘術


いや、魂は肉体にあるため、言えば死者蘇生


レックスでさえ、できない芸当を天姫はやったのだ


常識なんて通じない


能力による蘇生


能力のないレックスにとってあまりにも衝撃的な現実だったのだ


あり得ない以前にそれが始原だと改めて認識するほど


彼女の蘇生によって心拍が動く


「……これで問題なし…時間経てば起きる」


天姫は疲れたと呟く


「……なぜ……助けた?」


その言葉を聞いた天姫は無表情で答える


「助けるのにいちいち理由なんて考える必要ある?」


それが答え


目の前で助けられるなら助ける


それを行っただけ


天姫にとってなんとも普通だと考えるその思考がレックスの家族を助けたのだ


「……ありがとう。君のおかげで……」

「別に……礼は……不要」


立ち上がる


「……」


歩き出す


「いや、しかし……!恩人に礼は……!」

「不要……礼を言われるために……助けたんじゃない……」


あくまで助けられる範疇だったからと天姫はその場から去った


「……そうか…」


2人を抱えてレックスは周りを見る


誰もいない


ここにいたらまた家族を危険に晒す


ならばと考えたレックスはその場から転移して人のいない場所に転移した



その後、彼は仲間たちと合流


後にレックスの家に襲撃した一般人を巻き込んだ血姫の家族を滅ぼしたのはいうまでもない


非能力者皆殺し計画に参加する未来が来るのだ





こうした過去を持つレックスにとっね海野流星に手を出したくないのだ


天姫という恩人の孫


彼女の血縁者ならば余計にだ


去年の3月に甲有賀を助けた理由も彼女の血縁者だから


天姫との合流はほとんどない


ただ、分かることは天姫は家族を大事にする


(あの人は家族に甘いからな)


旧友ってわけではないが合流はわずか数回だがある


それにもう1人の"覇王"の存在も知っていた


(ここで俺がやるべきことは……)


天姫から聞いた過去の話


そして、自身の末路は分かっていた


「……」


3人から下がる


「本気でやー」


4人は動きを止める


『!!!?』


「!この気配……」


最初に察知したのは風間だった


別の方向を見る


突然現れた謎の襲撃者


その気配には見覚えがあった


「……滅王か……!」


レックスはすぐに謎の襲撃者の正体に気づく


スレートの気配が消えて今は公明院と衝突している


仲間の気配がないことと知らない"展開"


"本来の歴史"からずれていた


(天姫の話と全く違う展開になっている……!滅王がなぜ、この学園に……!?)


「おいおい、荒野。なぜ、滅王が……?」

「あのね、海野。僕に言われてもね……」


荒野さえ困惑していた


状況は悪化


予想外の状況


「不味いな……」


どうしようもない展開にレックスは頭の中で焦るのだった



最後までお読みいただき、ありがとうございました!


少しでも面白いと思っていただけたら、評価(☆☆☆☆☆)やブックマークをしてもらえると励みになります。

感想も大歓迎です! いただいた声が今後の創作の力になります。


次回も楽しんでいただけるよう頑張りますので、よろしくお願いします!

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