484話 大罪を犯し者の末路
原初というのは社会の敵として恐れている
公明院の並行世界の経験から答えを出した
当時のヨーロッパの上層部が知っていたのかは知らない。しかし、神聖なる力を主義に悪魔を敵と定めている
300年以上前
公明院がまだ若い頃、言えば紅谷の家族が生きていた頃の話であるがなぜ、それが重要なのか
始原に対抗するために集められ、魔法組合…当時で言う魔導組合を設立したのが原初である
始原が危険視された原因としては始まりの能力者
本人は頷かないだろう
異能な力は危険だと始原も同格の危険性があると判断されてしまった
殺せば厄災が起きると考え、下手に手を出せなかった
成長した始原が暴れたらどうするのか
だから、魔導士をたくさん集めて組織を作った
そんな偉人みたいな存在の彼ら……原初がヨーロッパの国々から追放された
それによって悲劇が起き、白のような家族を殺され、剣姫がロシアに連れてかれたという地獄を体験している
設立して僅か数年の悲劇には裏がある
それは灰…スレートがブレイズ、ゼルファを悪魔の依代にして受肉させた
悪魔を召喚して受肉させる
それは禁忌である
すぐに神聖魔法の使い手たちが悪魔を滅ぼそうとした。
だが、召喚した悪魔があまりにも強大だった
ベルフェゴールとルシファー
召喚された悪魔の最上位
七つの大罪に冠するその力は魔法使いでは話にならず、全滅
スレートはすぐに逃げ、スレートが悪魔召喚をしたのを知っている上層部などを全員皆殺しにした
それによって原初がヨーロッパ諸国を敵に回したと判断されてしまった
関係ない彼ら
黒、白、銀、黄、紫、緑、金の7名も追放
灰が原因であることは彼らは知らない
後に赤と青が悪魔に受肉したと気づいたのは再会した時だが、赤と青は魔法使いたちから逃げるためなどの言い訳で納得させた
そんな歴史は公明院でさえ、知らない
並行世界での記憶から導くことによって知ることができるかもしれないが
残念ながら無理があった
当時の公明院はまだ10歳も満たない年齢であったからだ
スレートがなぜ、こんなことをするのか
ただ、魔法を極めたかったから
という、自分優先した理由ではない
結論に言えば……いや、きっかけ……彼女の精神を追い詰めたのは滅王が原因である
その当時の滅王は暴れすぎた
滅王の暴走時代は歳、10と片手で数える歳の時点ですでに暴れていた
当時の原初やヨーロッパ諸国でも頭を悩ませたほど
その同時期に覇王が暗躍し始めたため、悪魔召喚という禁忌を犯してまで滅王を倒そうとしていた
が、それが原因でスレートは悪魔召喚してまでやろうとしていた
結局、言えば始原を嫌ってもおかしくない
ただ、関係ない始原を巻き込むと言うのは体験した7人の原初からしたら同じことを繰り返すだけと躊躇うようなもの
滅王という存在が元凶
彼の存在が厄災を降らせている
原初が世界の敵になったように
「私が悪いわけ?」
スレートは気色悪いと言われたその言葉を否定する
「あんたら…………いや、滅王が悪いのよ。」
「……」
突然の暴露に何を言ってる?と困惑する
発動した能力を解除せずに様子見にした
(罠か?いや、なぜ…いきなり滅王が悪いと話が出てくる?こいつのメンタルは限界なのか?いや、かんがえてみたら何百年も悪魔と契約を続けていてまともな精神に保てるわけがない…数百年も悪魔が果たせないとかどんな契約をしたのだ?)
スレートの様子がおかしい原因にすぐに考察を始める
悪魔の契約は基本的に何百年もかけることはない。すでに契約を果たしていて何かしらの目的を悪魔が持つようになった
…と推測するには情報が足りなさ過ぎた
(ルシファーとベルフェゴールとなるとかなりの代償があるはず……だが、なぜ俺に話す。こいては何を考えているのだ…)
あまりにも状況を理解し難いことに、公明院はどうくるのか警戒するほど
言葉に信用できるかなんてできないが意味わからないこてに手を出すのは危険だと判断した
「まあ、証拠隠滅して皆殺ししたあの時も私も……今やろうとしている私も悪いさ」
悪さを認める
だから、余計に公明院を困惑させる
スレートは公明院を見ながらでも魔力感知をしていた
何か迫ってくると言う命の鐘が取ろうとしている何か…死神が魂を刈り取ろうとしている
その恐怖のせいで冷静に保てられない
(なぜか、伝えないといけない、体がそう動かしている。感情も)
「だから……私は……」
公明院に言う
「召喚魔法を使用しー」
その時、ドスっとその場に聞こえた
公明院は大きく目を開ける
スレートは吐血した
胸から腕が見えた
「カハッ……!」
公明院は動き出す
だが、遅過ぎた
一瞬でスレートをお姫様抱っこして公明院の後ろにいた
「久しいではないか」
その言葉は何度も聞いたことがある声
「なぜ……お前がここにいる……!」
公明院は振り向く
男はスレートの頭に手を置いて吸収した
「悲しいな……」
金髪の男は公明院を見て少し悲しそうな目をし、公明院の顔を見て口角が上がる
「同じ始原同士なのだ。そう……殺気を向けることはないだろう?」
顔から青筋が浮き上がる
拳を力強く握ってその"男"に冷徹な目を向ける
「俺はお前に質問をしているのだ……滅王」
目の前にいる存在……原初の人生を滅茶苦茶にした元凶
滅王ルイス
彼がいた
「原初の力を私の力さ」
「質問に答えろ……!」
「答えているだろう?我が利のために」
悪魔的な微笑みを見せた
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