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477話 ブレイズの正体

ブレイズと戦闘をしている和田は苦戦していた。


ブレイズの戦闘能力は高く、さらにあの種族ー悪魔であることは確実となった。


悪魔というのはこの世界のシステムである能力世界を生み出した種族となるが並の悪魔や中位程度の悪魔はこの法則を従うしかないため、強さは和田のほうが確実に上であった


しかし、目の前にいる悪魔はゼルファのように魔王級の悪魔であり、さらに最悪なのは彼女の正体が和田を想像以上に超える存在


「どうやら、俺の正体に気付いたようだな。邪気が見える人間はそうそういない。雑魚ならまだしも俺ほどの実力者は隠すのが上手いと自慢するほどだが…」


和田の様子が違うことを見抜いて、バレてしまった。和田は冷や汗をかきながらも戦闘を続行、不利な戦闘の状況下でも彼の力によってブレイズにできる限りの抵抗を見せた


(悪魔との戦闘は今回で初めてだ。俺がいた世界では悪魔はそこまで強くない。しかし、ここまで上位の実力を持つとなると神話級の怪物か。奴の力と性格からして傲慢…)


ブレイズの正体、それを見つけるために攻撃していく。そして、傲慢という彼女の性格は心当たりがあった。


七つの大罪に司る悪魔、悪魔系能力にも大罪の名を持つ能力がある、そこから導き出し、傲慢を司る悪魔といえばー


あの有名な堕天使


「ようやく、お前の正体が分かったぞ」


ブレイズを蹴り飛ばす


「ほう?力強いじゃねえか。だが、俺の正体だと?面白いな。聞いてやろう」


その答えが何か、聞くまで待つブレイズに答える


「傲慢を司る悪魔であり、堕天使ルシファー。それがお前の正体だろう?」


その答えに動揺するブレイズ。その答えに動揺した、和田が答えた内容が事実だと第三者がわかるほどの動揺は答えになっていた


「…面白えな」


ルシファー、神クラスの強さを誇り、最凶たる悪魔。彼女を倒すほどの実力者はほとんどいない


正体に気づいた和田でさえ、勝てないと判断した。悪魔との戦闘経験はない。


この世界と違ってあの世界では悪魔はそこまで強くないのも理由だが、ルシファーの強さはオーバーロード級で世間で言う神と呼ばれるほどの存在


「俺の正体を見破ったんだ。楽しく殺してやるよ。お礼な」


消えた


「!!?」


和田の前にいて腹を貫通するほどの打撃を喰らわせる


和田は受けてしまったが当然のように斬撃を振ってブレイズを後退させる


「今の威力ならさっきの2人を殺した威力の10倍は出したんだがお前、硬いな。人間か?」


驚くことなく、おもちゃを見つけたような表情をし、和田を見ていた


「ふん、人間に決まっているだろう。流石に今のは骨が折れるが問題ない」


肉体がかなり硬いわけでもなく、対処法を知ってそれを応用し、致命傷を避けた


和田の暗殺技術は高く、練度も異常なほどに磨き上げられている


この世界に来て本気を出したのは数少ないがここで本気になることはなかった。


まだ、隠している札があった。


その札ーとある人に任せようとしていた。


(そろそろ来るか)


『亜空間領域』の解除をしようとしたら止められた


突然、男が現れた。金髪の男の気配、ブレイズは少し眉を顰める。


現れたその男について、ブレイズは誰かなのか知っていた


「僕が来たよ。遅れた…と言いたいところだけど、僕を変なところに送ったことについてどう説明するのかな?」


荒野優夜


彼はこの『亜空間領域』に巻き込まれた被害者である。彼が巻き込まれた理由としては星宮たちと一緒に行くのが本来の予定だったところ、遅れた


遅刻してようやく、現場に着いたと思ったら和田が『亜空間領域』を使用した


本来ならば現場にそのまま変わらず、戦闘に参加する予定であったが和田の悪意のせいで北海道に飛ばされるという意味わからない悪戯のせいでここまで戻ってくるのが遅れたのだ


「お前を初手に出すのは危険だからな」

「どう言う意味?まあ、あとで詳しく聞くけど…」


ブレイズを睨んで別人のように気配が変わる


「久しいね。元気にやってるようだな。ブレイズ。僕たちの学園に襲撃なんて愚かな馬鹿な思考をしてるがお前は何を望んで僕の前に来た」

「望み?簡単な話さ。お前らが邪魔になった。これは我々の判断…」


ニヤリと笑って


「殺すことを決めたのさ。言っても無駄だぞ、紅谷はほぼ死んでいる。松本を殺せー」


言葉が続くことはなかった


「そうか…"俺"はもう、覇王と同じように躊躇いなく、殺せる」


剣を出す。剣に力を込めると剣の刀身が光り、崩れていく


「……」


見えるのは緑に輝く、刀身。本来の姿を見せた


「…奴の正体は悪魔、ルシファーだ」


和田の突然の暴露に驚愕し、眉を上げる荒野であったが無表情になり、理解した


サタンと同一人物と世間ではそう言われている。しかし、サタンとは別人、またはサタンの半身となれば何かしらの情報を持っているかもしれない


そんな期待が膨らむが全くの無表情


「そうか…」


赤、原初の中で問題児、覇王と協力関係になっている原初で1番関与しているのは彼女とは荒野は知っていた


ある意味、妻と親友を殺した相手に関与し、忌々しい事件を原初に協力させた元凶


「俺は容赦しない。だがこの世界は殺してもなかったことになる。それはいい。痛めつけてボロ雑巾にしればな」


狂気が見え、いつもの彼ではない


変化に気づいても笑ってるブレイズは面白いと考え、自身の力を先程より…より強力に、悪魔のように、自身の自由の妄想の具現化ができるように


現実が妄想を超えるように力に期待し、荒野にぶつける


「地獄の栄光も、光に見える魂の輝きも全て俺が破壊してやるよ。刻まれた未来?はっ!お前は自分の子孫が殺され、自身も大事な人も殺される。そんな未来を変えるならば止めてやるぜ。なんせ、俺は悪魔だからな。不幸こそが悪魔の絶頂となる…」


微笑み、彼女から漏れる邪気は街を覆うほどに強力で濃厚と化し、人体に危険レベルの圧を加えた


そんな危険な状況下で荒野は無表情を貫いていた


「未来で自分が殺されるとかはどうでもいい。願ったきりの世界。お前と俺じゃ違うんだよ」


価値観も常識も種族も違う


「俺とお前は分かり合えない」


荒野優夜VSブレイズ


開幕

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


次回は荒野優夜VSブレイズ!!


少しでも面白いと思っていただけたら、評価(☆☆☆☆☆)やブックマークをしてもらえると励みになります。

感想も大歓迎です! いただいた声が今後の創作の力になります。


次回も楽しんでいただけるよう頑張りますので、よろしくお願いします!

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